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大館 by Herzog & de Meuron

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Wayne McGregor x Olafur Eliasson x Jamie xx "tree of codes" @ 香港文化中心



香港に行ってきました!
2017年3月にピナ・バウシュ観に行って以来一年半ぶりの香港。そして海外もそれ以来。
目的はオラファーが美術を手がけた舞台「tree of codes」です。

この舞台の存在を知ったのは確か1年前ぐらい。
知人がこの舞台をパリのオペラ座で見てめちゃ良かったと自慢されたのです。。。
そもそもその前にその知人が教えてくれた、ウェイン・マクレガーなる人物。この人がすごい。
英国ロイヤル・バレエ団やパリ・オペラ座バレエ団など超がつく一流カンパニーも振付るコレオグラファー。
自身のカンパニーStudio Wayne McGregorもあります。こちら
彼のすごいところは、そんな「超」がつくカンパニーに対しても、平気でコンテンポラリーな演出を仕掛けてくるところ。
彼らの技術を最大限に活かしながら、伝統に囚われない動きを並行して振付る。
そんな彼が英国ロイヤル・バレエ団を演出した「Woolf Works」が日本の映画館で観られるというので観たのが昨年の4月。
衝撃でした。
この作品はヴァージニア・ウルフの作品を元に構成されていて、3章からなる作品。
音楽がMax Richterという人で、この人の音楽がまたものすごく良くて音源買ってしまったほど。
そしてダンスが本当にすごかった。特に第2章のコンテンポラリーっぷりがすごかった。
まあ、見てください。バレエの動きも技術も備わってるのに完全に新しい動きになってる。。。
美しすぎて泣けます。



そんな彼の作品にオラファーの美術!最強やないか!
観たい。。。どうしても観たい。。。でもヨーロッパまでは行けない。。。
と思っていたらまたその知人がその舞台が香港でやるらしいとの情報をくれたのです。
香港。。。と思ったけどもはやアジアに来てくれるなら観に行かない手はない!
ということでチケットも飛行機も勢いでとりましたとも!

で、ようやく本題です。(あいかわらずの前置きの長さ)
会場は九龍の南端にある香港文化中心。ピナ以来2回目!
当日早朝に起きて飛行機に乗ってやって来たので体調的には万全ではなく、正直始まる手前まで眠気が襲ってきてて、途中寝ちゃうかも。。。と思ってたのですが杞憂でした。
75分間目見開きっぱなし。すごかった。思い出しても鳥肌が立つ。観にきた甲斐がありすぎ。

冒頭のっけからやられました。
暗闇の中で体にいくつかのライトをつけたダンサーが踊るんですが、ダンサー自体の身体が見えない!
まるで蛍が舞ってるようで本当に美しかった。。。すごい演出。。。
そこからオラファーの万華鏡のような作品を持ったダンサーたちがそこに手を差し入れたりして複雑な像を作り出して、その後天井から鏡面の壁が登場し、さらに半鏡面の壁が降りてきて、最後にはさらにカラープラスティックの壁が降りてきます。
このレイヤー構造に、さらに最奥には色の変わる壁があったりで色彩もそこに加わる。
真ん中の半鏡面の壁は途中で傾いて、反射像が動く様もすごい。
そして途中客席にライトが当たる瞬間が何度かあって、客席が舞台の鏡面壁に写ってメタ構造にもなる。
その前や間や後ろでダンサーたちは踊って、鏡面で幾重にも増殖する像でもう何がなんやら。。。
最後はカラープラスティックの真ん中の丸い二つの円が回転して、今まで青い照明で踊ってると思っていたのに、円が開いた奥側は実は真っ赤なライトで照らされてたことがわかった瞬間は本当に鳥肌がたった。
さらにその円にライトが当たって客席を揺らいだ反射光が照らし出す。。。
と、書いても書いても伝わらない感すごい笑
このレイヤー構造は、今作の元になったJonathan Safran Foerの「tree of codes」という本から来てる見たいで、これは本というより彫刻。原作の本を切り抜いて新しい作品に仕上げるという脱構築的な作品。下のインタビュー映像にも出てきます。
そしてなんといってもダンサーの美しさが本当に素晴らしかった。
今回はマクレガーのカンパニーにプラスオペラ座バレエ団という豪華な布陣。
彼らの筋肉が本当にすごいし、技術に裏付けられた動きが見事すぎて素人目でもわかるぐらい。
これまたバレエの技術を使いながらの動きで、最後の全員で踊り狂う様は圧巻。
そして、先日見たフォーサイスの演出バレエ・ロレーヌのように、男女だけじゃなくて、男男、女女の組み合わせのデュオのダンスもあって、それがまた本当に美しいんですよ!
こういうジェンダーを超えた演出って涙が出るぐらい美しい。人間愛を感じる。
正直こないだの横浜はフォーサイス以外消化不良だったので、今回で完全に払拭しました。
そこにJamie xxの音楽がこれまた半端なくかっこいいのです。
言葉では本当に尽くせないのが残念ですが、これはぜひ生で観るべき舞台。
マクレガー演出の舞台全部観たい。。。ほとんどヨーロッパなんだけど。。。
日本でもし万が一やったら絶対観るべき舞台です。



ところでこの日はアフタートークがあったのですが、その中で現在オラファーはベルリン・オペラとのコラボレーションを制作中との情報が!これはこれで観たいけどヨーロッパは遠いぜよ!泣

藤田貴大「書を捨てよ町へ出よう」 @ 東京芸術劇場



マームとジプシー代表の藤田貴大による「書を捨てよ町へ出よう」を観に行きました。
まだ始まったばかりなのでネタバレ防止で以下は見たい人だけどうぞ。




続きを読む

川北ゆう 「2018.9.29」

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現在営業中のポップアップカフェではテーマ毎に関連書籍と作品を展示しています。
基本的に自分が持っているものの中から選ぶのですが、中には作品を新たに依頼することもあります。
今回「beyond the nAture」と題して、自然をテーマにして、誰かに作品を頼めないかと真っ先に浮かんだのが川北ゆうさんでした。
川北さんは僕の大学時代の同級生です。
僕と川北さんは洋画科に属していて、もちろん絵画をベースに制作するのですが、当時の精華大学洋画科は言わば「なんでもあり」で、絵画でなくても作品だったらなんでも見てくれたんです。
なので僕は早々に絵画をやめてインスタレーションになっていってしまいました。(とはいえ自分の中では絵画をやってる意識としては変わらないのだけど)
川北さんは3年生ぐらいまで油絵具で絵を描いていたと記憶しているのですが、4年あたりから水を使って画面に描画する技術を使い始めました。
自身の手ではなく、水の流れで絵画が出来上がる。
完成した作品は、どうやって作られたのかほとんど想像のつかないものでした。
人間の作為では到底辿り着けない表情に驚きました。
もちろん最終的に画面のバランスを見ながら川北さん自身が操作しているのですが、その中には操作不可能な部分もあって、どうなるかは出来上がるまでわかりません。

今回の作品は彼女の説明そのまま載せると

「ガラス板を水に沈めてアクリル絵具を溶かした水を流し入れて絵具だけが沈んだ頃に水を動かしてドローイングしています。」

とのことなんですが、説明聞いても正直「へ?」ってなります笑
この作品を近くで見ると、粒子の荒い写真にも見えるんですよね。
人の頭の中では決して生み出せないような画面構成だし、ディテールもすごく不思議。
これは実際に見てもらわないと伝わらないんですが、とっても「強い」画面です。
以前僕が所属していたstudio90というアトリエギャラリーでも展示してもらったのですが、その時は物凄く大きな画面で今回とは違う技法ながら水を使ってダイナミックな画面を作り出していたのですが、今回のような小さな画面でも繊細さを失わずして強さを発揮しているのはすごいなぁと、改めて思います。
写真見たらお分かりになると思いますが、今のカフェをやらせて頂いてるお店が色んなものが飾られてて、とてもごった返してしてて、正直展示空間としては向かない空間なのです。
でも、この作品はそんなの関係なく凛として空間に負けない姿で在ります。
ぜひ見に来ていらして下さい。
今回の展示は後本日6日と7、12、13、14、26、27日です。

A'holic pop up cAfe
東京都新宿区新宿5-10-5 プログレス新宿5階
http://aholic.tokyo
13:00-18:00(l.o.17:30)



後、前々回展示しさせてもらった薬師川千晴さんの個展が東京青山にある画廊くにまつで始まりました。
こちらもぜひ!

薬師川千晴展
10月4日(木)~14日(日)
月-金12:00-19:00 / 土日祝12:00-18:00 会期中無休
http://www.gka.tokyo

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A'holic pop up cAfe vol.04 "beynd the nAture"

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ポップアップカフェ企画第三段「良いニュースというのは多くの場合小さな声で語られるのです。」、無事終了しました。
最後は台風でお休みしてしまいましたが、お越し頂いた皆様ありがとうございました。
今週5日(金)からはvol.04「beyond the nAture」が始まります。
ポップアップカフェは年内で終了し、ここから後半戦になります。
営業日及び企画は上の画像をご参照ください。
尚、今月より営業時間が短縮し、18時閉店となります。(ラストオーダー17時半)

さて、今回の企画は会期が少し長く今月いっぱい続きます。(一週スキップして3週間。)
テーマはずばり「自然」。
芸術との対立概念としての自然を10冊と作品でご紹介します。
(ちなみにどうでもいい話ですが、この二つをくっつけた「アートネーチャー」はすごいネーミング)
まずはステートメント。

自然と芸術。
人類史に置いて、これほど対立する概念はあっただろうか。
芸術ほど人間らしい行為はない。
芸術は生命活動に直接的に必要ではないが精神活動に関わる。
自然だけでは満たされない何かを求め人は芸術を築く。
自然と関わりながら。
自然と対立しながら。
自然を超克するために。
自然と調和するために。



本の紹介。まずはベタにランドアートの人たち。あとオラファーの無茶なやつ笑

「LAND AND ENVIRONMENT ART」 (1998)
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「ANDY GOLDSWORTHY A Collaboration With Nature」 (1990)
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「リチャード・ロング 山行水行」 (1996)
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「クリスト展 ヴァレーカーテンの全貌とアンブレラのためのドローイング」 (1992)
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「OLAFUR ELIASSON Riverbed」 (2016)
展覧会レポートはこちら
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日本ではあまり知られてないけどこのお二方。好きです。

「ANYA GALLACCIO Chasing Rainbows」 (1999)
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「TOMAS SARACENO Cloud Cities」 (2013)

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日本からはこの三方。
特に石上さんと加藤さんは震災以降の自然との関わり方に大きな示唆を与えてくれます。

「須田悦弘展」 (2012) 展覧会レポートはこちら
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「石上純也 建築のあたらしい大きさ」 (2010)  展覧会レポートはこちら
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「加藤翼 ホーム、ホテルズ、秀吉、アウェイ」 (2011) 展覧会レポートはこちら
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展示作品に関してはまた後日ご紹介します。

國分功一郎「中動態の世界」 / 高橋睦郎「在りし、在らまほしかりし三島由紀夫」

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「暇と退屈の論理学」の國分功一郎さんの新著読了しました。
これまた現在ポップアップカフェで開催中の「良いニュースというのは多くの場合小さな声で語られるのです。」に関連する本です。
忘れないうちにメモ的に投稿します。読みたい人だけどうぞ。






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リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」 @ 原美術館

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現在ポップアップカフェで開催中の「良いニュースというのは多くの場合小さな声で語られるのです。」に関連する二つの展覧会をご紹介。

まずは原美術館で始まったリー・キット展。
今年マッタ=クラークに次いで楽しみだった展示です。
リー・キットは香港で生まれ育ち現在は台湾在住の作家。
一昨年行った香港では彼が主催しているスペースthings that can happenも面白かった。(既に閉廊)
またART ITのこの記事を読むととてもクレバーな作家なのがわかります。
リー・キット「ザ・グレート・プリテンダー」

彼が最も注目を浴びたのが2013年のヴェネツィア・ビエンナーレの香港パヴィリオンの個展。
僕もこの展示見ましたが、何が展示されてあったかはほとんど覚えていなくて、覚えているのはその空気でした。
なんというか、留守中の他人の家に勝手に上がり込んだ感じと言うんでしょうか。
僕の好きなキム・ギドク監督の「うつせみ」の主人公になったような感覚。
うしろめたいんだけど、なんだかワクワクする。
周囲の風の音とかそういう何気無いもの全ての感覚が鋭敏になる。
あの感覚はちょっと忘れがたい経験の一つです。
そして今回もまさに同じ感覚に陥りました。
はっきり言って、展示といえるものはこれといってありません。
驚くほど物質感がなく、あるのは光。
窓から差し込む光をプロジェクションで表現しているのか、この元邸宅の窓がことごとく開け放たれた感じ。
見る時間帯によっても見え方が色々変わりそうな展示でした。
これは中々万人がわかるにはあまりにも「繊細」。
そう、タイトルの通りその繊細さを感じ取れないと中々難しい展示だと思います。
万人にはオススメできないけれど、とても爽やかな気持ちになれる展覧会でした。12/24まで。
カタログは11月上旬に完成予定とのこと。間に合えばポップアップカフェにも置きたかったんだけど。こちら


内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える @ 水戸芸術館
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水戸へ。遠い。。。
出来るだけ外したいんだけど内藤礼は外せない。
ということで内藤礼の個展としては最大規模の展覧会です。
結果から言うと、可もなく不可もなくといった感じでした。
展示室を自然光のみにしたのはさすがですね。
あそこの展示室は天窓があるので電気がなくてもかなり明るい。
電気がないと、展示室というか、ただの「場所」になっちゃう感覚が気持ちいい。
しかしあの展示室構成はやっぱり使いづらい。
展示室と展示室のつながりがいちいち断章しちゃうんですよね。
今回の展示とかシームレスに繋がって一つの作品みたいになってたら本当によかったと思う。
あと、やたら監視員が多いのが気になりました。繊細な作品多いし仕方ないのだけど。
タイトルの「あなた」は監視員のことなのかとすら思いました笑
あと、展示構成的には「鏡」を意識してるのかな、とも思いました。
実際の鏡はもちろん、展示室の対面でおなじモチーフが置かれていたり対になっていたり。
元々内藤さんの作品はシンメトリーの強いものですが、今回は特にそれを感じました。
個々の作品の説明は省きますが、なんだか取り止めがなくてちょっと残念でした。
もっと大胆に、何もない展示室とか作ったりしても面白かったと思うんだけどなぁ。
展示は10月8日までで、カタログは9月末だそうです。こちら


本日9月25日でこのブログ開設から丸13年になりました。僕は3○歳になりました笑
今後ともよろしくお願いします。

A'holic pop up cAfe vol.03 "良いニュースというのは多くの場合小さな声で語られるのです。"

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ポップアップカフェ企画第三段「絵描き殺すにゃ刃物はいらぬ。色をけなせばそれでいい。」、無事終了しました。
お越しいただきありがとうございました。
そしてこの金曜日(21日)から第4段、またまた長いタイトル「良いニュースというのは多くの場合小さな声で語られるのです。」が始まります。
以下ステートメント。

現在主にSNSの登場により、多くの「声」が届けられるようになった。
有名無名を問わず、声高に発せられるその「声」たちは、様々な情報を与えてくれる反面、
大事なことが聞こえにくくなっているような印象を受ける。
良いニュースというのは多くの場合小さな声で語られる。
今再び私たちは慎重に耳を澄ます。
蝶を起こさないようにとても静かに。


わかる人にはわかりますが、村上春樹の小説の言葉がいくつか入ってます。好きなのです。
今回はささやかだけど周囲の空気を確実に震わせる本と作品を展示します。

まずは初っ端から手前味噌ですが、2012年で僕が企画した展覧会の図録。(白過ぎて何がなんやら笑)
我ながら良い展覧会だったなぁと思い出します。こちら
このカタログにも書いてますが、主体の在処が作品そのものになくて、作品はあくまで場と観客をつなぐ触媒に過ぎないというのがこの展覧会の肝となるコンセプトでした。
ちなみにこの会場となった愛知県にある常懐荘という建物は、何度か建て壊しの危機にあいつつも、今年に入ってやっと買取手が決まり保存される運びとなりました。

「うつせみ」(2012)
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そして前述のうつせみ展にも参加してくれた今村遼佑。
今年の初めに名古屋で開催した展覧会の図録です。ブログにも書きました。こちら

今村遼佑「雪は積もるか、消えるか」(2018)
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さらに今回は今村くんの作品も展示します。
今回展示するにあたって、元々の作品を改良してもらえました!

今村遼佑「街灯」(2011-2018)
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あと2012年といえばこの年のMOTアニュアルが素晴らしかった。所謂「風桶展」です。こちら

「MOTアニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる」(2012)
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主体/客体の二元論ってやっぱり西洋的な考えで、そこからすり抜けるのはやっぱり日本人だなって思います。


ミヤギフトシ「New Message」(2013)
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内藤礼「母型」(2007) 関連記事
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須田悦弘展(2006)

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そんな中で欧米からこの三方。スーザンはまさに「耳を澄ます」展示。

Felix Gonzalez-Torres "Double"(2012)
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Richard Wright (2006) 関連記事
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Suzan Phillipsz "YOU ARE NOT ALONE" (2009) 関連記事

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最後はファッションから。この本ほとんど白紙!攻めてます笑

CREAM Maison Martin Margiela Edition 2008 issue.9
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とまあ、とってもとっても地味ですが、僕的にはとても力の入った展示。
09/21,22,23,28,29,30の6日間です。よろしくお願いします。

A'holic pop up cAfe
東京都新宿区新宿5-10-5 プログレス新宿5階
http://aholic.tokyo
13:00-18:30(l.o.18:00) fri-sun

A'holic pop up cAfe vol.02 "絵描き殺すにゃ刃物はいらぬ。色をけなせばそれでいい。"

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ポップアップカフェ企画第一段「失われた時を求めて -戦後から万博へ-」、無事終了しました。
残暑の中お越しいただきありがとうございました。

さて、次回は「絵描き殺すにゃ刃物はいらぬ。色をけなせばそれでいい。」というまた長いタイトルです笑
例のごとく10冊の選書と関連書籍で作品の「色」をテーマに展開します。
以下ステートメントです。

大学時代に恩師が言った言葉が忘れられない。
「大工殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の三日も降りゃいい」を文字った文言だった。
芸術作品はいくつもの要素で成り立っているが、色だけは鍛錬や経験では補いきれない、先天的「センス」としか言いようのない要素である。
ここをけなされると作家としての死が訪れるのである。
恐ろしや恐ろしや。



僕の中でももっともこのことを意識したのは2005年ロンドンのバービカンセンターで観た「COLOUR AFTER KLEIN」という展覧会。
初めて行ったロンドンで最も素晴らしかった展覧会です。
イヴ・クライン以降のファインアートにおけるまさに「色」を扱った展覧会です。

「COLOUR AFTER KLEIN RE-THINKING COLOUR IN MODERN AND CONTEMPORARY ART」 (2005)
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そして当のイヴ・クライン。装丁が美しい青!

「YVES KLEIN: WITH THE VOID,FULL POWERS」 (2010)
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色と言えばこの人。外せません。天才。神。
2004年西洋美術館で開催されたマティス展は今でも忘れられないぐらい感動しました。

「マティス展」 (2004)
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おなじみの人たち笑

「Anish Kapoor」 (2011)
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「Jemes Turrell」(2013)
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Christo and Jeanne-Claude The Gates Central Park, New York City, 1979-2005」 (2005)

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フランス勢はやはりおしゃれ。

「ジョルジュ・ルース 聖なる光展 -絵と写真と建築が出会うとき-」 (1999)
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「ダニエル・ビュレンヌ 透きとおった光」 (1996)

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日本人は唯一この人。日本は墨の文化背景があるからか色のセンスはちょっと弱い印象。

「OFUNE MAKOTO resonance」 (2009)
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唯一アート以外。この人たちの空間と色の使い方はハッとさせられるものがあります。

「a+u 14:08 527 Gigon/Goyer」 (2014)
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そして作品は、後輩の薬師川千晴の作品。
デカルコマニーを使った彩り豊かな作品。素晴らしいです。
彼女の作品についてはこちら

薬師川千晴 「絵の具の引力#12」 (2015)
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BGMはI'M NOT A GUNの「Our Lives On Wednesdays」を流す予定です。
前回の実験工房は不穏すぎた笑
引き続きプルーセルセットも出します。
9月の7、8、9、14、15、16の6日間です。よろしくお願いします。

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東京都新宿区新宿5-10-5 プログレス新宿5階
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13:00-18:30(l.o.18:00) fri-sun

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A'holic pop up cAfe vol.01 "失われた時を求めて -戦後から万博へ-"

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ポップアップカフェ企画第二段「hello, world」、無事終了しました。
熱い中お越しいただきありがとうございました。

さて、次回からいよいよ本腰の企画が始まります。
題して「失われた時を求めて -戦後から万博へ-」。いきなり重い笑
万博によって洗い流された戦後日本美術を例の如く10冊の関連書籍で追っていきます。
以下ステートメント。

かつて前衛と言われた「熱い」時代がありました。
具体的に戦後に始まり大阪万博に終わる時代です。
近年この時代の日本美術への関心が世界中に広がっています。
また万博の年1970年には重要な展覧会「人間と物質」があり、三島由紀夫が自決した年でもあります。
「洗練された」万博で洗い流されたあの「野蛮な」時代を求めて。




まずは2012年MoMAで開催された「TOKYO」展のカタログ。
この展覧会とグッゲンハイムで同時期に開催された「GUTAI」展で今の日本戦後美術の熱狂が世界中に広がりました。

「TOKYO 1955-1970 A NEW AVANT-GARDE」(2012)
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お次は戦後すぐの芸術運動、吉原治郎率いる「具体」と瀧口修造をはじめとする「実験工房」。
それぞれ2012年の国立新美術館で開催された図録と2013年の神奈川県立近代美術館で開催された展覧会の図録です。ちなみに僕はどちらも行けてません汗

「具体ーニッポンの前衛 18年の軌跡」(2013)
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「実験工房ー戦後芸術を切り拓く」(2012)
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そして外せないのはやはりハイレッドセンターとPLAY、ゼロ次元です。
後悩みましたが、一応もの派も。
それぞれ2013年の名古屋市美術館および渋谷区立松濤美術館で開催された「ハイレッドセンター展」と一昨年2016年に国立国際美術館で開催された「PLAY展」の図録。
ゼロ次元は写真家の平田実さんが撮られたドキュメント。かなり過激。
もの派は国立国際美術館で2005年に開催された「もの派ー再考」展のものです。

「ハイレッド・センター:直接行動の軌跡」 (2013)
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「THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ」 (2016)
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平田実「ゼロ次元・加藤好弘の軌跡」 (2006)
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「もの派 -再考」(2005)

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そして万博。
こちらはデザインの動きとしてメタボリズムと具体的な万博のデザイン。
それぞれ2011年の森美術館の展覧会図録と2015年の東京国立近代美術館の図録です。

「メタボリズムの未来都市 -戦後日本・今蘇る復興の夢とビジョン」 (2011)
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「大阪万博1970 デザインプロジェクト」 (2015)

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そして今回の大目玉。
今や伝説となった1970年中原佑介が企画した「人間と物質」展の幻のカタログ。
今では大御所と呼ばれる作家たちが一同に会した、今ではもう見ることの出来ない奇跡の展示。
「態度が形になるとき」や「大地の魔術師」に並ぶ伝説的展覧会。
テートの常設の一室が「人間と物質」展の再現になっていたほど。
正直あんま触ってほしくないんだけど(爆)、特別に出します!

「第10回日本国際美術展 人間と物質」 (1970)
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他にも色々悩みましたが、なんとかこの10冊に絞りました。
今回カフェってことなので気軽に読める図録形に絞りましたが、本当はヨシダ・ヨシエの「解体劇の幕降りて」や赤瀬川原平の「東京ミキサー計画」なんかもだしたかったし、三島由紀夫の「豊饒の海」なんかも出したかった。。。
本格出店した時に全部出しますのでその時までお楽しみに。


そして作品は柏原えつとむ氏の「THIS IS A BOOK」です。
1970年に作られたアーティストブックです。これは楽しい。

柏原えつとむ「THIS IS A BOOK」 (1970)
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あとBGMは実験工房のものにしようかと考えてますが、あんまりリラックスできなさそう笑
ちなみに前回はスティーブ・ライヒの「Music for 18 musicians」をエンドレスリピートでした。
あと、タイトルにかけてプルーストセット(紅茶とマドレーヌ)も出すかも。
今週金曜日8月24日からスタートです!
ちなみに来週9月2日はお休みです。
なので、24日、25日、26日、31日、9月1日の5日間のみとなります。お気をつけください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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