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小篠邸 by 安藤忠雄

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

さざえ堂(旧正宗寺・円通三匝堂)

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このブログ始まって以来初の歴史建造物!
ずっと見たかった福島は会津若松にあるさざえ堂。
前回は眠気に負けて行けず、この度リベンジでございます。
いやぁ、生で見るさざえ堂は本当にかっこよかった。
これが1796年に作られたなんて。。。
中はDNA塩基配列よろしく二重螺旋で、上る人と下る人がぶつからないようにできてます。
かつては壁に三十三観音が安置されていて、この螺旋を辿るだけで巡礼が可能という合理的過ぎてそれでいいのか?と不安になるシステム笑
NYグッゲンハイムもびっくりですね。
かつて高橋由一が構想した「螺旋展開閣」はこのさざえ堂がヒントになったのではないかと言われています。
行けてよかった。。。
島根の投入堂もいつか見に行きたいなぁ。(鳥取だそうです)

このさざえ堂がある飯盛山は白虎隊が自決した悲しい場所としても知られています。
山の上には彼らの墓が、下には資料館もあります。
山の上からは会津の街が見下ろせます。ここで彼らは若松城の煙を見てしまったのかと思うと複雑でした。
資料館では、ところせましと物品並べすぎててなにがなんだかわかりませんでした。2階で流れてるアニメも必見。。。まあ、わかりやすかったけどどうなのこれっていう感じでしたね。
思いがけず六角堂の資料なんかもありました。
八重の桜途中で投げ出しちゃったので会津の熱にイマイチついて行けず残念でした。。。

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テーマ : 建築デザイン
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Villa Le Lac by Le Corbusier

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スイスは日本と肩を並べる建築大国です。
今回散々見て回ったズントーをはじめ、メルクリにヘルツォーグ&ド・ムーロン、今回は見れなかったけど、オルジャッティなど挙げればキリがないほどの優れた建築家を輩出しています。
その祖となっているのは、20世紀を代表する建築家、スイスのお札にもなっているこの方です。

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ル・コルビュジェ。
説明不要のマスター・オブ・アーキテクト。
建築家がお札に登場するって素敵ですね。日本だと丹下健三?
それほどスイス国民にも認知される存在です。
ちなみに昨日行ったEPFLの食堂の名がLe Corbusierで、カフェの名はLe Giacomettiでした。
ということで今回の行脚ラストを飾るのはル・コルビュジェのVilla Le Lac。通称「小さな家」です。
ローザンヌから電車で15分ほど行ったVeveyという町にそれはあります。近くにネスレ本社もありますが、僕はネスカフェが嫌いなので素通り。駅前から201番のバスで5分ほど行き(公式サイトにはなぜか1番となってる)、そこから5分も歩けばその家はあります。

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レマン湖の畔に佇むその家は、元々両親のために設計され、自身もそこに住みました。父親はここに移り住んでたった1年で他界しましたが、母親はここで99歳の長寿を全うしました。その後は弟(兄?)が住み、さらにその後はメンテナンスを経て一般にも公開されるようになりました。
90年前の建物とは思えないほどきれいで、建築家への敬意が感じられました。
公開期間は限られているので、僕が訪れたこの日もこの「小さな家」にひしめきあってました。。。
本当は一人でゆっくり見たいところですがわがまま言っちゃいけません。

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この家の最大の美点といえば、ribbon windowと呼ばれる水平の長い窓。そこからレマン湖を見渡すことができ、最高に贅沢な風景です。
これはコルビュジエ5原則の「水平連続窓」ですね。
人間のスケールに合わせながら、間仕切りで部屋を分けられたり、壁の色を変えたり、様々な工夫で飽きさせません。

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そして庭の気持ちいいことといったら。
サヴォア邸にもありましたが、額縁のような窓も健在。
ここに座って、湖からの冷たい風を浴びるのがすごく気持ちいい。
もちろん「屋上庭園」あります。ピロティはありませんが。

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7年前にコルビュジエツアーをしたのを思い出しました。
あの時は教会や修道院、集合住宅に邸宅など、大きな規模の作品ばかりみましたが、この「小さな家」にも同じスケールを感じて、彼の揺るがない軸を感じることができました。
行脚最後にふさわしい清々しい建築でした。ありがとう。

<関連記事>
Unite Berlin by Le Corbusier
Le Corbusier♯1 Unite Marseille
Le Corbusier♯2 Villa Savoye
Le Corbusier♯3 La Tourette
Le Corbusier♯4 Ronchamp



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EPFL Rolex Learning Centre by SANAA

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ローザンヌに来ました。
昨日はドイツ語圏(Vals)からイタリア語圏(Giornico)に移り、ここローザンヌはフランス語圏で僕の頭の中はパニックです。ホントスイス人の頭の中はどうなってるんだ。。。

今朝はいつものくせで6時に起きた、というか昨日は11時には気絶してたので、この旅の中ではよく眠れた方です。
シャワーを浴びていざEPFL(ローザンヌ連邦工科大学)へ。
目的はSANAAによるロレックスラーニングセンターです。
宿で無料交通チケットをもらえたので、ありがたくメトロでEPFL駅へ。
勤勉な学生たちのためにこの建物はなんと7時から24時まで開いてます!

この建物が竣工した翌年の2010年、SANAAはプリツカー賞を受賞しました。
あの時の驚きは今でも覚えています。こちら
彼らが受賞するのは時間の問題だとは思っていましたが、まさかルーブルランスを待たずしての受賞とは。しかも伊東さんより先!
それだけこの建物は受賞への決定打になったのでしょう。
実際見てみたらもう受賞は当然の結果だと思いました。
スイスチーズのような、と例えられる穴だらけの建築。
まるで布が地面に舞い落ちるすれすれの瞬間を捉えたような美しく優雅な姿です。
コンクリート打ち放しの婉曲した表面に映る光の反映がとてもきれい。
建築をの下は通り道になったり、憩いの場になったり、広場になったりとオルタナティブな場所。
中はワンフロアワンルームなプランで、プログラムがおもしろすぎる。
スロープがきついとはいえ、バリヤフリーが驚くほど積極的にデザインに昇華されてる。
昨日のメルクリの建築はあえてバリヤを作ることでストーリーを作っていたけど、これはスロープが非常に豊かなストーリーを奏でている。
スロープにすることで床面積も増えるし、よりゆとりのある空間が作れるので、中はすごく広く感じる。
7時過ぎという早い時間にも関わらずすでに学生たち数人がここで調べ物をしたり、カフェでリラックスしたり、と各々の朝を楽しんでいた。こうして人が当然のようにこの建物を利用してるのが嬉しい。そして、竣工からもう4年ほど経った今でもきれいなまま使われてるのが嬉しかった。
多摩美の図書館も相当うらやましいけど、こんな場所で勉強できる学生は本当に幸せですね。自分だったら入り浸ってしまいそうです。
ものすごく気持ちのいい行脚最終日の朝になりました。
それにしてもルーブルランスも行きたかった。
帰りの乗り継ぎパリだったから、旅行社にパリでの滞在時間延ばせるか聞いたら普通に無理と言われた。
ヴェルサイユのペノーネと共に見たかったけど、またフランスはマティスの礼拝堂もあるのでいつか。ド南とド北ですが。。。

さて、残すはあとひとつです。。。

<関連記事>
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熊野古道なかへち美術館 by SANAA
Novartis Campus 4 by SANAA
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テーマ : 建築デザイン
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Museo La Congiunta by Peter Märkli

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ヴァルスに別れを告げて、バスと電車を乗り継ぎまくって4時間かけて、Giornicoという街へ。いつの間にかドイツ語からイタリア語になってた。。。スイス人のこういう言語感覚どうなってんねんやろ。
ここにはペーター・メルクリの「彫刻の家」があります。
バスの乗り継ぎが3分しかなく、鉄道パスしかない自分はチケットを買わないといけないんだけど、どう考えてもその時間はない。しかしそのバス逃すと1時間は来ない。かといってチケットレスで乗って検閲にひっかかると高い罰金払わされる。どうしたらいいんだーと思って、ヴァルスで少しだけ時間があったので、駄目元で聞いてみたらなんとそこで往復チケットが買えた。バスのチケットはたとえその場所と関係なくてもどこでも買えるようです。よかった。。。
ということで、3分の乗り換えもなんとかできました。
僕はFaidという駅から乗りましたが、Bellizonaという駅からも逆側ですが行けるようです。Faidoからは20分ほどですが、Bellizonaからは倍ぐらいかかるみたい。それぞれバスは1時間に一本。Faidoからは毎時21分に出ます。
で、降車駅ですが、まったく車内アナウンスがありません!スクリーンはあるのに、広告ばかりで駅名を映してくれない。。。しかもめちゃくちゃ飛ばします。僕はiPadのマップにピンを刺してて、GPSでどこ走ってるのか見ながら適当なところで降車ボタンを押しました。
ここでさらに注意しなければいけないのが、Giornicoという名のつくバス停が4つぐらいあるんです。。。僕はGiornico Fraggioだとおもいこんでて、勘で押したのがGiornico Paeseというバス停だったんです。降りて間違えた!と思ってFraggioまで灼熱の中歩いたんですが、結局Paeseが正解だと判明。。。
ってことでGiarnico Paeseで降りましょう。
そこからどっちのバス停からも各々の進行方向まで歩くとカフェがあるので、クールのローマシェルター同様鍵を借ります。
汗だくでその前を通ると、店の人が気づいてくれてMuseo?と聞いてくれました。(ここを歩いてるアジア人はほぼこの建物目当てなのでしょう)
カフェを出て左に歩くと、Museo La Congiuntaの標識があるので、それに従うと橋を渡ることになります。もう橋から見えてるんですが、渡りきったら右に進んでゴールです。
もう暑くて暑くて辿り着いたら汗だく。。。
みためは凸凹したコンクリートの塊。
いよいよ鍵を開けて中へ。
外の無骨な形が見事に中の空間の質を作り出してます。
高さの違う凸の形をした空間が3つ連なっています。
そして、凸の形がシンメトリーじゃなくて、右に偏ってる。
天井高やこのアシンメトリーはどうやって決められてるんでしょう。
論理的な部分と非論理的な部分が折り重なってます。
あと、入り口にわざと段差があって、そこをまたぐと天井高も変わって、意識が変わる気がしておもしろかったです。
まあ、展示されてる彫刻は非常にアレなんですが。。。
とても不思議な空間でした。
帰りは鍵を返して、カフェでコーラ頼んでバス待ち。

この後、途中でルツェルンに寄って、カラトラヴァ駅とヌーベルの美術館の外観を見ましたが、10分で見終えてしまった。。。一応載せておきます。

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さて、行脚最後の土地へ。。。

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Therme Vals by Peter Zumthor

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ベネティクト教会のある駅からクール側に30分ほど引き返したIlanzという駅から、さらにバスで30分ほど雄大な景色を背景にしながら走ると、今回のズントー巡礼最終地であるヴァルスに辿り着きます。
ここはリゾート地で、地元のスイス人たちが憩いを求めてやってきます。
なのでここでアジア人を見かけたら十中八九建築目的。
他は皆家族連れか老夫婦かカップル。
なんか完全に浮いてて、途中からなんでこんなとこおるんやろ、と自分でも疑問でしたが、そんなことは気にしない。
もうここでズントーの建築に埋もれるんや!
ってことでここのホテル超ラグジュアリーです。
シングル一泊25000円也。悔いはありません。今までのユースホステルはなんだったのか。。。
この旅最大の贅沢です。行脚の慰安も兼ねて。
まずはレセプションへ。ここはズントーデザインじゃないのですっとばしますが、色々説明が多くて目が回りました。あと、ホテルが棟にわかれていて迷路のよう。そもそもレセプションが最上階(7階)ってのが斬新。僕の部屋は2階でしたが何度も下に降りそうになりました。
僕のお部屋は、ブルースタッコルームといって、ズントーデザインのすごい部屋でした。。。間接照明すぎて暗かったですが笑 壁はローマ時代(?)から培われてきたスタッコという左官技術で青く塗られ、バスルームは見るからに高級そうな石。水はけがいいんだけど、間仕切りがなくてシャワーあびたら普通に水浸しになった笑 あとはカーテンは日本の染物らしいです。めっちゃ凝ってる。この辺の詳しく書かれた紙があって写真に撮ろうと思ってたら忘れた。。。
あと、オーディオでここオリジナルのCDが何枚かあってびっくり。
いちいちすごいお部屋でした。身分不相応。

そしていよいよ温泉へ。。。
温泉は6階にあって、宿泊客は出入口にかざすと開くマグネットの腕輪が与えられて、何度でも入れます。温泉のみの利用もできるみたいですが、一回3000円ぐらいだった気がします。宿泊客のみのサービスとして他に水、木、日曜日の23時-0時半の間夜の入浴ができるのと、朝7時-11時までも宿泊客のみ。僕が泊まったのは水曜日だったので、夕方、夜、朝と3回も入りました。
ちなみにここは混浴で水着で入るスタイル。水着なんて履いたの高校生以来や。。。これからほぼないでしょう。
受付でロッカー用のコインを受け取り中へ。
これまで何度も図版で見てきたあの光景が目の前に広がります。
石の積層、天井の光のスリット、青い水面。
中はもちろん写真は撮れないので写真はありませんが、こんな温泉見たことないです。(露天の写真は人のいない早朝に外から撮りました)
昼間もいいですが、夜、なぜか沈黙がすごく厳しく課せられていて、ちょっとでも喋ると係員が飛んでくるというシュールな空間になります笑
いくつか種類がありますが、ここで日本人として一言。
ぬるいよ!
ぬるいっていうか、これは湯と言えるの?ってレベル。
30度とか夏場の野外プールくらい?
普通に風邪ひきそうでした。。。
唯一42度のところがあって、僕のお気に入り。まずはそこで散々体を温めてから外の風呂に行かないと持ちません。
ヨーロッパ人にとって温泉とはプールの延長なのか?
あと欧米人は寒さに滅法強いのが関係してるのか。自分が長袖来てても奴らはタンクトップに半パンやしな。。。その反動なのか熱さに弱いで、42度の湯に気持ちよく使ってたら、ちょっと入ってすぐ引き返す光景が何度も見られました。
まあ、とりあえず温泉としては不満がありますが、ずっとシャワーだったし、もう乳酸溜まりまくってたので普通に癒されました。
スチームサウナもあって気持ちよかったな。
しかしすべての表示がドイツ語で、最初更衣室の男か女かもわからず焦った。。。
温泉で癒された後は、外観を観に外へ。
斜面に埋もれるように建ってて、天井は完全に地面と同化しています。そこいくつかのスリットが入ってるわけですね。かっこいい。

そして次の日朝5時に起きて、悲鳴を上げる体に鞭を打ち、ヴァルスからまたまた1時間ほど登山してLeisという場所へ。
ここには先に投稿したズントー設計の別荘(?)があります。
あまり知られてないかも。友人が教えてくれました。
朝の散歩にはハードすぎましたが、大自然を感じながら歩くのはきもちよかったです。月が出てましたが。。。
そして辿り着いたその先に見たものは増殖するズントーハウスでした笑
もちろん一戸と思って行ったので、隣に全く同じ建物を見た時は目の錯覚かと思いました。しかも3戸目も着工中。。。
数十年後、この土地の伝統的な家の型として定着するにかもしれませんね。。。スケールが違う。
というかこんな奥地に人が住んでるのが衝撃。都会育ちの僕にはまったくわかりませんが、どんな感じなんやろ。ベネティクト教会の途中にも何戸か家があったけど、人間ってすごいですね。

と、書いたものの、帰国してからどうやら違うもの見て帰ってきた疑惑が濃厚に。。。消えたい。
なので、一応前のポストは消しました。お疲れ、自分。
正しくはこちらです。20戸しか家がないのになんで見つけられなかったんだ。。。というかしんどすぎて手前にあったそれっぽいので満足しちゃったんでしょうね。。。

そんなこんなで、7時半にホテルへ帰り、再び温泉へ。
気温が低すぎて30度の湯ですら湯気が立ってた。。。
そして雄大な山々を臨みながら朝食。贅沢の極み。
こうして夢のようなズントー体験終了。

改めてズントーの建築に触れて、建築をはるかに超えた経験として、どれも僕の心に刻み込まれました。
とくにブリューダー・クラウス・チャペルで起こった出来事は一生忘れません。
ここまでの空間体験は、伊東さんのサーペンタインパビリオン以来でした。
やっぱり来れてよかった。
でもこれからこれを超えるものに出会うことなんてできるんでしょうか。極みに触れてしまった気がして恐ろしいです。

さて、旅はもう少しだけ続きます。

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Kapelle Sogn Benedetg by Peter Zumthor

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クールを後にした後、電車で一時間ほどのSumvitg-Cumpadialsという駅へ向かいました。
憧れのベネティクト教会を目指して!
この線は主に登山客用になってて、無人駅。
その駅舎が一駅一駅可愛らしくて微笑ましかったです。
しかし笑顔はここまで。
駅についたら心を引き締めます。
なんせそこから1時間弱はひたすら山登りです。
いやぁ、本当にしんどかった。。。普段引きこもりなので、こういうアウトドア的なことに全く慣れていないのです。しかしズントーのためなら登ります。よろこんで。
この日は曇りで気温も高くなくて助かりました。まあ、登り切った時には汗だくでしたが。。。
ようやく見えてきて、いよいよ。
辿り着いたところに日本人らしきアジア人がいたけど、ここは心を鬼にして素通り。どうして一人で見たかったし、心を沈めた状態で中に入りたかったので。
何度も本やネットで見てきましたが、その表面の「木の鱗」は雨風にさらされて、複雑な色彩を帯びてとても美しかった。
ズントーを一躍有名にした作品です。
中へ。
とても小さな空間ですが、木の葉型の空間は広がりを感じます。
そして光の入り方が素晴らしい。
中は自分一人で、椅子に座ってしばらく目を閉じて、瞼を越えて差し込む光を感じました。
ブリューダー・クラウス・チャペルの時のように涙は溢れなかったけれど、静かな気持ちになれました。
そして、「巡礼」という言葉がぴったりなここまで旅路を思って、この体験そのものが、この教会の持つ魅力になってるんだと思えました。
しんどかったけど、辿り着いて腰を下ろした瞬間の充実感がたまらなかった。
この先もずっとここにあって、さらに美しさを増して、訪問者を向い入れるんでしょうね。
最後にポストカードが売ってたので買ってきました。わずかですが、この建物が長生きするのに役立てていただければと思います。

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Shelter for Roman Ruins by Peter Zumthor

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チューリッヒから1時間半ほど行ったクールにて。
冒険は駅で鍵を受け取ってから始まります。
予約なしの場合は3フランとパスポートが必要。
コロンバ同様、古代と現代の融合です。
1986年竣工の初期の代表作。

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Kunsthaus Bregenz by Peter Zumthor

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これまた憧れのブレゲンツ美術館へ。
ミュンヘンから3時間ちょっと。ここはオーストリアになります。
Bregenz Hafen駅とBregenz駅がありますがどっちで降りても同じぐらいの距離。
僕はわからずHafen駅で降りましたが、駅から普通に見えてます。
「光の鱗」と呼ばれるガラスボードに覆われたその姿は神々しすぎる。。。
杉本博司もかつて最も完璧な美術館と称えました。
現在はガブリエル・オロツコの展覧会が開催中。
これまでもオラファーやフラーなど伝説的な展覧会が数々開催されてきました。
ずっと、また伝説に残るような展覧会が開催されないかチェックしていたのですが、今年のプログラムの中ではやはりオロツコが群を抜いてる予感がしたので、なんとか合わせました。
入るとまずは以前ロンドンのWhiteCubeで見たクジラがお目見え。
1階は普通に照明ですが、この美術館の本領は2階から、いや、階段から始まります。
この美術館の素晴らしいのは照明をほとんど使用せず自然光で照らし出す点。
外の「光の鱗」は燦々と太陽光を取り込み、それを各フロアの間にある空間に溜め込み、各展示室を照らします。
時間によって、季節によって作品の見え方が変わるかもしれません。
壁も白ではなくコンクリート打放しで、20世紀の均質空間とは一線を画しています。
実際2階以降の展示の美しさと言ったら!
そしてオロツコはやっぱりすごい。インスタレーションが天才的です。
この展示室に入るとどうしても視線が天井に行くんですが、オロツコはその視線を下へ下へと引っ張っている。
2階は床に並べられた石の彫刻群に、低い位置に並べられたペインティング。
3階はテラコッタの作品群で、最上階は打って変わって車の彫刻一点のみ。見事でした。
そんな中で、普通に目線の高さにかけられた写真たちがこれまた素晴らしい。
写真であそこまで身体感覚を思い起こさせるのはすごいです。
特に息を吹きかけたピアノの写真はすばらしかった。。。
建築と見事に調和した、本当に素晴らしい展覧会でした。10月6日まで。こちら

そして別館(?)ではズントーの模型を並べた展覧会も開催中。
ヴィム・ベンダースの撮ったズントーのドキュメンタリーやかなりの数の模型ですごいです。ズントー三昧。
ほとんどが実現してませんが、どれも実際見てみたいものばかり。
そして既に見たコロンバブリューダークラウスチャペルの模型やこれから見るいくつかの模型を見てニヤニヤしてみたり。ブレゲンツの模型かっこよかった。あの採光室の発想は本当にすごい。ズントーは外の環境を建築に取り込む技術が神がかってます。
ノルウェイのブルジョワとのコラボとかも見てみたいけどどこやねんって場所ですよね。。。
ここにはなかったけどLAに建つ美術館もすごく楽しみ。SANAAのような自由曲線でえ?ってなったけど、きっと彼のことなんでできたら皆納得しちゃうんでしょうね。
テンポラリーなハノーバー万博でのスイスパビリオンや数年前のサーペンタインパビリオンも見てみたかった。。。

ちなみにブレゲンツはすごく美しい街で湖が素晴らしかった。
湖を見ながらランチとビールで残り少ないユーロを使い果たし、スイスへ。
着いた駅で水が4.5フラン(450円ぐらい)で売ってるの見て倒れそうになった。
その後スーパーで1.7フランで売ってるの見て一安心。
そしてスイスはその辺で湧き水があるので、ボトルさえあればずっと無料!
それにしても高い。。。なにもかもが高い。節約します。
それはそうと、着いて早々にクンストハレへ。ここにはいくつかのギャラリーも寄り集まっていて、Hauser&Wirthではサスナルの展覧会もやってました。一番すごかったのはPOOLというギャラリーで開かれていた'SOME A LITTLE SOONER SOME A LITTLE LATER'という展覧会。フラーやティルマンス、ギリックにアリスと参加作家が超豪華。お金を払って見るクンストハレよりよほど見応えありました。一個一個の空間も広くてチューリッヒではまずマストな場所ですね。
あとポルケの手がけたGrossmunsterに行きましたが、思ったより小さくて少しがっかりでしたが、美しかった。様々な石を薄くスライドしたものを組み合わせて作られています。ポルケらしいアプローチですね。詳しくはこちら
それとカラトラヴァの手がけた駅も見に行きましたが、あまりに汚くなってて見るに耐えなかったです。。。ショック。写真も取りましたが控えます。。。
チューリッヒ大学の図書館もカラトラヴァだそうですが見つからず。
それよか物価は高けれどチューリッヒ普通にいい街で癒されます。
昨日今日はノルマがゆるかったので足も随分マシ。
明日はハイキングコースなので死ぬと思います。。。

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

Allianz Arena by Herzog and de Meuron

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Fünf Höfe by Herzog and de Meuron

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BMW Welt by Coop Himmelb(l)au

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Olympiastadion by Frey Otto

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ミュンヘンに寄道。
ミュンヘンといえばヘルドムのサッカースタジアムです。
2006年のドイツオリンピックで登場したのを覚えてる人も多いかも。
北京の鳥の巣といい、スタジアムを作らせて彼らの右に出るものはいません。
このスタジアムも写真通りめちゃくちゃ美しかった。
駅から見えるのにこれもまたなかなかたどり着かないパターンで辿り着いたら汗だく。。。
そしてなぜか途中の駅が工事中でバスを乗り継がないと行けずでした。
8月末までかかるそうなので行かれる方はお気をつけて。

さらに彼らのショッピングセンター。
無印良品が入ってるので普通に買い物も兼ねて。
床にはトーマス・ルフの写真がコンクリートに転写されてる作品や、オラファー・エリアソンの鳥の巣のような塊が宙に浮いてたりアート好きでも楽しめます。

あとはオリンピック公園のコープとオットーの建築。
でかすぎてどうなってるのかよくわからず。。。

それにしてもズントー見てしまってから、ほとんど感動できない。。。問題です。

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

Bruder-Klaus-Feldkapple by Peter Zumthor

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ルネサンス芸術もクリストも、ずっと見てみたいと願っていたものでしたが、この行脚の最大の目的はピーター・ズントーの建築巡礼でした。
ズントーに関してはこちらで散々語ってるので参考までに。
ロンドンにいた頃、帰国前の最後のデザートにと残しておいたら、いつの間にか時を逃して結局行けず終いとなってしまったのです。美味しいものは最後に残す一人っ子のくせが仇となりました。
いつか行かなくてはと思い続け、ついに実現。
順番は前後しましたが、まずはデュッセルドルフから1時間弱のEuskirchenという駅からタクシーで20分ほどの僻地にある小さな教会へ。
タクシーに乗ってる間、畑しか見当たらずホンマかいなと不安になりつつも無事到着。
車が停められるのは、教会から少し離れたところで、そこからさらに15分ほど歩きます。
麦畑越しに見えるその姿。気分は高まります。
そしてついに到着。ついについに辿り着きました。
この教会ができたのは2007年。僕の帰国の直前で、初めて写真を見た時の衝撃は忘れられません。
まずは木を組んで、その上から村人と土を混ぜたコンクリートを時間をかけてもっていきます。コンクリートが乾いたら最後に中の木組を燃やして完成。21世紀とは思えないほどのアナログな方法で立ち上がったそれは、出来上がった瞬間から、まるでそこに数百年も前からあったような風格を漂わせながら誕生したのです。
それから6年ほど経ち、さらに風格を帯びていました。
壁にはいくつか穴が開いていて、その理由は中に入るとわかります。
心を整えて中へ。
中は10人も入れないほどの小ささ。
完成直後の中の壁の表面は焦げて真っ黒でしたが、今ではほとんどその煤も空から降り注ぐ雨に洗い流されたようです。
この教会には天井がありません。ローマで見たパンテオンのようですね。雫のような形をした天井の穴と呼応するように、地面には同じ形をした水たまりができていて、行った時はそこに薔薇の花が一輪添えられていました。
外の穴の部分にはガラス玉が埋め込まれていて、その玉が外の光を通して光り輝いていました。
入った時点ですでに1人いて、小さな椅子に腰掛けていたので、僕もしばらく中を見渡してから彼女の隣に腰掛けました。
その途端に涙が溢れてきて、自分でもびっくりしました。
わけもなく溢れてくる涙を止めることができずしばらく泣きました。
気づいたら隣の人も泣いてて、2人言葉を交わすことなくしばらく静かに流れてくる涙をそのままにしました。
あれは何だったのか未だにわかりません。
宗教体験というものなのか何なのか本当にわかりませんが、教会を去って、駐車場に着くまでの道中も涙が止まりませんでした。こんなことは今まで初めてで、かなり戸惑いました。
ズントー建築初体験は一生忘れられないと体験になりました。

その後、先に投稿したケルンのコロンバへ。
こちらはケルン駅から徒歩10分ほど。
ズントー建築の中でも最も行きやすいものかも。
これも2007年開館で、衝撃的な建築でした。
崩れた教会に、まるで継技するように融合した建築。
時を凌駕するズントーならではの方法で、見事な調和を奏でています。
教会の保存、補強、展示も兼ねている一石三鳥なプログラムですね。
中もすごくて、壁の隙間から漏れてくる光が美しすぎます。
さらに展示物も数百年前のものから現代美術まで、シームレスに展示されてて衝撃。美術館としても普通に興味深いです。ちなみに行った時は、リチャード・セラやレベッカ・ホルン、ヤニス・クネリスなどが展示されてました。
展示室もひとつひとつ質が違って、本当に完璧な空間。怖いです。

しかし1日にズントー2つはお腹いっぱいすぎました。。。
ズントーは想像を遥かに超えた存在でした。
この先あといくつか見てきます。

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

KOLUMBA by Peter Zumthor

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

MAXXI by Zaha Hadid

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紀元前から遥かに飛び越えて21世紀の現代建築へ。
ローマの中心からトラムで少し行ったところにあるザハ・ハディド設計の現代美術館。
ローマに来てまで現代は、、、と思ったけど、いい加減古代や中世も飽きてきたのでブレイク。
ラファエロの壁画のある宮殿も捨て難かったけど、まあいいです。

それにしても、この街によく建てれたよな、って普通に感心。
実際ローマ中見渡しても現代建築はここぐらい。
ザハお得意のグネグネ建築で、特に改めて感動はないけど、ここで見ると新鮮。
ヘビがとぐろを巻いたような形ですね。中もえらいことになってる。
もう見飽きた感があるけど、現代美術館としては普通にいい美術館でした。
単純に規模がでかくて、企画展4つもやってた。
そのうちのひとつがフィオナ・タンで、犬島の映像とか出してて、まさかここで犬島の風景に出会うとは!
あとは、タン独特の静観するような作品が5つほど。
そのうちのひとつはパノプティコンから発想した、実際のアメリカの監獄にいる囚人や監視員がひたすらカメラを睨んでる映像に囲まれるインスタレーションが印象的。トータル3時間もあるらしく気が狂いそう。それにしてもなぜパノプティコン?
金沢でも8月から個展始まりますが、ここで見れたからいいや。
あとはフランチェスコ・ヴェンゾーリの個展がめっちゃおもしろかった。
Galleria Vezzoliと題してまるで博物館のような展示で、初期から近作まで。
映像はかなり過激でセックスシーンとかでてくるけど、カップル成立番組をなぞった映像は大笑いしました。
あとはエナジーをテーマにした展覧会で建築家が結構参加してて、OMAから藤本壮介まで。
何気にカプーアヤやルウィットの所蔵が並んでてびっくりでした。
ローマ来て時間あったら来てもいいと思います。大きいので観るの時間かかりますが楽しかったです。

あと、フィレンツェ同様ローマでもローマパスなるものがあって、€34で3日間交通機関乗り放題で、美術館博物館が2つ無料。といってもフィレンツェカードのようにどこもかしこもってわけじゃないので注意。このMAXIIでは使えました。コロッセオとかもオッケー。行けなかったけど。。。
ローマはフィレンツェと違って坂が多く、地下鉄も2本しか通ってないので移動が不便です。観光客にはやさしくないですが、バスやトラムも利用しないと足がもげます。いちいちチケット買わずに済んだだけでもローマパスはありがたかったですね。
それにしてもローマは奥が深い。もう一回ぐらい訪れたい街でした。

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

Pantheon

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ローマに来たら必ず訪れたかった場所 ー パンテオン


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118年、ハドリアヌス帝の時代に「再建」。オリジナルは紀元前25年。タイムスケールおかしい。


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フィレンツェのドゥオモがブルネッレスキによってようやく完成したのが13世紀。


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中へ。


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光。崇高。タレル?カプーア?オラファー?


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天井には本当に穴が開いてて、雨も入ってくるけど関係ない。神の為の建築だから。


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朝は地面に光が落ちるらしい。色んな時間に訪れたい場所 ー パンテオン。


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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

Duomo Cattedorale Santa Maria del Fiore

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Memo:
Duomo by Filippo Brunelleschi, Giorgio Vasari
Campanile by Giotto
'Gates of Paradise' by Lorenzo Ghiberti

テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

フォーラムエンジニアリング青山ビル by 谷口吉生

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外苑前駅すぐにある谷口吉生によるフォーラムエンジニアリング青山ビルを見てきました。
ものすごくシンプルなんですが、道路の対岸から全体を見渡すと衝撃的な美しさです。
写真では全く写ってませんが、ガラスが少し歪んでるのと反射率の高さで、周囲の風景を不思議な揺らぎをもって映し出しています。
また、ビルの一階にも広場が設けられていて、都会の中でも憩うことができます。
素人なので構造的なことはわかりませんが、こちらで詳しくレポートされてます。
あからさまに凝った意匠もないものの全く妥協のない建築。日本のズントー。カッコよすぎます。

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COACH表参道 by 重松象平/OMA NEW YORK

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重松象平率いるOMA NEW YORKのよる多分初の日本国内作品。
商品棚がそのままファサードにもなってるデザインでかっこいいんですが、店内までそのデザインが活かされてなくて残念でした。そこまでは踏み込めなかったんでしょうかね。イメージではファサードの棚にも商品置いてあったんですが、実際行ったら置かれてませんでした。この表参道はブランドがひしめいていて、そのブランドイメージを建物にも反映すべく様々なスターアキテクトが投入されてますが、かなり明暗分かれてますね。


建築関係ないけど、今回南青山に新しくできたThom Browneとkolorとsacaiのブティック覗いてきましたが、sacaiのお店めっちゃかっこよかったです!服も素晴らしい。一方オフィスをイメージしたThom Browneのブティックは正直息が詰まりました。。。内装って大事だなと思いました。

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

片山津温泉街湯 by 谷口吉生

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昨年春に竣工した谷口吉生の最新作(たぶん)。
この時期この加賀温泉郷に向けて関西から片道2800円のバスツアーがあるので乗っかりました。
温泉も入れて谷口建築も拝めるなんて!
大阪から5時間の旅。辿り着いたらそこは銀世界。さすが北陸。
で、建築ですが、正直どこがすごいのかよくわからず。。。
シンプルだし、小さいし、湯船も一個しかない!(露天なし!)
まあ、洗練されてる感じは受けますが、どうもしっくりこないですね。
2階のテラスから見た柴山潟と風呂上がりのパフェは最高でしたw

片山津温泉街湯公式サイト http://machiyu.com/

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

本福寺水御堂 by 安藤忠雄

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明けましておめでとうございます。
今年も相変わらず観てきたものを粛々とアップしていこうと思っております。
新年一発目から安藤忠雄とは自分でも思いもよりませんでしたが笑

なんか、母がいきなり、おばあちゃんの慰安旅行がしたいと言い出し、そやなぁと言ってる間に行き先は淡路島になり、その次の日の朝には明石海峡大橋を越えていたという。大阪からバスで1時間で行けるんですね。
で、急遽決まった旅行なので計画なんてなく、とりあえず淡路島と言えば安藤の夢舞台があったなーってことで行ったんですが巨大過ぎてよくわからず結局一枚も写真撮らずのんびりしました。
そこで、淡路島にもう一個安藤建築があると知って、やることないので行ってきたら結構よかったっていう。それが今回の本福寺水御堂です。
存在は前から知っててなんとなく行けるなら蓮の咲く季節に、と思ってたんですが、それが淡路島にあるってのは知らなくて、中々来る機会もないので行けてよかったです。
安藤は巨大建築よりも、こういう小規模な建築はすごくいいですね。

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下が本堂になってて、上には蓮の池があります。
本堂には地上からの光が入ってきてて、ドラマティックな建築。
年代的には光の教会を建てた後の1991年とか。脂がのってる時期ですね。
この3月の瀬戸内芸術祭に合わせて直島にANDO MUSEUMができるとのことですがどうなんでしょうか。

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

鈴木大拙館 by 谷口吉生

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新潟から金沢へ!18切符で7時間の旅です。死んだ。
そのまま21世紀美術館へ直行。お目当てはスードーホー展。
で、勇み足で駆けていったらなんとメンテナンスで全館閉館中!!!!!!!!
消えたくなりました。
なんか今回自分としたことがことごとく抜けてた。川俣さんのも観れなかったし。
ていうかなにも展覧会期中にやることないだろう。ひどすぎる。

絶望に打ちひしがれつつ、そうだ、金沢でもう一個観るべきものがあるんだったと思い出して急遽プラン変更。転んでもただじゃ起きません。
ってことで昨年オープンしたばかりの谷口吉生設計の鈴木大拙館へ!
21世紀美術館から近くて助かった。雪に降られて着いた頃にはびしょびしょでしたが。。。

で上の写真なんですが、僕の拙すぎる写真ではなんにも伝わりません。
もう本当によかった。。。さっきまでの絶望感が嘘のように晴れ晴れ。
やっぱり谷口さんはすごい。日本が誇る建築家ですよ。
何がすごいって、鈴木大拙の仏教思想を見事に空間で表現している。
というか、ここほとんど展示が少なくて、空間で説くみたいな仕上がりなんですよね。
なんといっても、溜め池の効果がやっぱりすごくて、この日は深々と雪の降る音を聞きながら冷たい空気の中たたずんでるのがものすごく気持ちよかった。浄化されます。
「思索空間」というのもあって、椅子に座ってただただ池を眺めるという体験ができます。
スードーホーは残念過ぎたけど、やっぱ金沢来てよかった。
金沢は片山津温泉にも施設を設計したので、今度はそれにも行きたい。
3月にでもスードーホーリベンジがてら行こうかな。

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

東大門デザインプラザ&パーク by ザハ・ハディド

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韓国に行ってきました!
本当は友人の個展のオープニングに駆けつけるつもりで韓国行きを決心したんですが、飛行機取ってから友人から個展のオープニングが一週間延びたことを告げられ絶句。LCCチケットなので変更もキャンセルもできず、とりあえず行ってきました。まあ、カプーアとPerfume見れたから良しとします。

さて、まずはザハの工事中の建築から。
その日ちょうど東京の新国立競技場のコンペでザハが一等を取り話題になってた時でした。
これで中国、韓国、日本と立て続けに東アジアの国家プロジェクトレベルの大型建築を建てることになり、当時の「アンビルトの女王」の面影はどこへやら。
それにしても新国立競技場は批判の嵐ですが、実際ひどいですね。。。どうなることやら。

で、この韓国のやつ。相当でかくてびっくりしました。ここまでの規模のザハは初めて見た。
その規模のでかさに圧倒されつつ、でもやっぱ一個一個はザハザハしすぎて途中で飽きました。
一部は既に入れますが、全然入ってません。とりあえず写真だけアップ。完成は来年だそうです。

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Environmental Centre by Zaha Hadid
vitra.
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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

紙管仮設スタジオ by 坂茂

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at 京都造形大学

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

軽井沢千住博美術館 by 西沢立衛

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GW、軽井沢に行ってきました!
乗り換えの東京駅は凄まじい人の数でもみくちゃになった。。。
GWにでかけるもんじゃない、ってのはわかってたんですが。。。
たどり着いた軽井沢はあいにくの小雨で、晴れたり曇ったり変な天気。

軽井沢には現代美術館がいくつかあります。
関西には一つもないのにこの密集率はすごい。
いつかまとめて行きたいと思ってました。

中でも昨年秋にオープンしたばかりの千住博美術館は最も行きたかった美術館。
なんといっても建築は西沢立衛氏。
で、最初駐車場に着いて、見つけたのはカフェとショップのある建物。
それがこれ。

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ウソ、だろ。。。
いつの間に西沢さんデコン建築にいっちゃったの??
SANAA独特の流れるような自由曲線はどこいった??
ってか、デコンにしてもなんて安っぽさ。。。
こんなものの為にはるばる来たのか。。。orzって感じになりかけたけど、美術館は他にあることがわかって大いに安心。てかこれ誰がデザインしたん?
でもこれの中には軽井沢で有名なパン屋、浅野屋さんが入ってておいしくランチしました。
なのでこっちはこっちでまあよし。

で、肝心の美術館はこちら。

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はい、流れるような自由曲線ですね。
中は残念ながら撮れなかったんですが、この中がすごい!期待以上でした。
いくつか写真が美術館のサイトに載ってたものの、あれでは全然この美術館の魅力伝えられてないことが実際行くとわかります。
ローザンヌのように、近年SANAAが追求するワンルーム建築。
視界がぱっと開けて素晴らしい眺めでした。
壁がいくつか立てられて、そこに千住さんの静謐な滝の絵がかけられてます。
いくつか中庭的なボイドがあって、そこからの自然光で中は満たされてます。
ひとつだけ唯一囲まれた部屋があるけど、そこではブラックライトに浮かぶ滝のインスタレーションとも言える空間があって、これも感動。
でもなんといっても、床が、元の敷地の傾斜を利用して、なだらかにうねっています。
なので、立つ位置によってまったく風景が変わる。これは体験してみないとわかりません。
その変化が本当に同じ空間なのか?ってぐらい劇的に表情を変えます。
そのうねりやらなんやらはこの貧相な外観写真からご想像ください。。。
千住さんの初期からの絵も飾られててよかったです。

軽井沢千住博美術館>>http://www.senju-museum.jp/

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ジャンル : 学問・文化・芸術

「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」@森美術館

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行く前まではあまり観る気なかったんやけどあまりに好評だったので実際行ってみて本当に良かったと思う。
今回の上京で最も心動かされた展覧会。
メタボリズムというと、戦後日本の復興から高度成長期ぐらいまでに起こった、日本の建築運動だけれど、これは今の日本にも重なる部分が大いにあると思う。
もちろんメタボリズムそのままを今に応用できるかといえばそうではないけれど、先代たちの戦後復興から経済成長にかける「ふんばり」をこの運動から見出すことは可能だと思う。
広島ピースセンターから始まり、万博博覧会まで、奇跡の軌跡がここに描かれている。
音声ガイドを借りながら、もうじっくりと見まくった。
今の日本に必要な夢見る力がここに凝縮されてる。
この展覧会自体は多分何年も前から準備されてきたのだと思うが、ここまで時代と重なるとは主催者側も想像だにしなかっただろう。
今あらゆる表現に必要とされているある種のアクチュアリティのようなものは、このメタボリズム運動からはひしひしと感じられる。
以前同美術館ではイギリスのアーキグラム運動等も紹介されていたが、メタボリズムの場合は、それが現実に応用され、実際この国を支えてきたという事実が大きい。(優劣の問題ではなく)
本当に素晴らしい企画でした。森美の展覧会で久々に満足できたかも。来年1月15日まで!こちら
図録欲しかったな。。。4800円は高すぎる。
その後ヤフオクで半額でゲット!じっくり読みます。
「メタボリズム1960」もあの薄さであの値段。。。
それにしてもスケジュール見る限り森美はもうしばらく行きそうにないな。。。


建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”@東京都現代美術館
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現美とSANAAのコラボ企画。
昨年のヴェネツィア・ビエンナーレ建築展の報告展のようなもの。
観たかった展覧会なのでそれが日本で観れるのは単純にうれしい。
でもまあ、あの規模では到底無理なので、規模は縮小されてます。
トランスゾーラー+近藤哲雄の雲なんて、もう苦笑いするぐらいの規模。。。
でもまあ全体としてはまあまあ楽しめました。
今回通して思ったのは、震災以前以降で、僕の建築視観も相当変わってしまっているということ。
例えば冒頭の平田晃久の展示なんかはもう全くピンとこないし、藤本壮介の建築なんかも見てもなんの感動もない。うまく言葉にはできないけれど、呆れるほどアクチュアリティに欠けてる気がする。
(ほぼ同じ理由で外に展示されてた狩野哲郎の「自然の設計」は論外に等しかった。)
逆にスタジオ・ムンバイやバーレーンの展示なんかには本当に感動させられた。
プリミティブとはまた違う、なんだか人の営みの根源をつくような建築。
また、フィオナ・タンの犬島を淡々と切り取った映像も美しすぎて涙が出そうになった。
結構長い映像だけれど、最初から最後まで食い入るように見てしまった。
逆に話題のヴィム・ヴェンダースの「もし建築が話せたら…」はもう何のおもしろみもなかった。
途中の石上さんの新作(?)にびっくりしてたら、係の人が近づいてきて、注意されるのかと思ったら、昨年の豊田でお手伝いした時にお世話になった石上事務所のKさんだった!懐かしい!お元気そうでよかった。
内容自体は2010年のものだけれど、メタボリズム展同様震災後の建築のあり方を問う展覧会だと思う。
それでもメタボリズム展と比べると強さが全然違います。
メタボリズムの描いたマスなビジョンが、今の建築家の描くミクロなビジョンの対比がすごい。
同時開催のベルリン展と一緒にどうぞ。来年1月15日まで。


ヴァレリオ・オルジャティ展@東京国立近代美術館
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近年特に注目を集めている建築家です。
スイスらしい伝統に裏打ちされた革新的なデザインが魅力の建築家。
父親は建築家のルドルフ・オルジャティ。
日本で言えば谷口吉生に近い所があるかもしれません。

この展覧会は、2008年のチューリッヒから始まり、その後メンドリジオ、ロンドン、ポルトとめぐり、最終会場であるこの東京国立近代美術館にたどり着きました。
2年ほど前に友人に教えられて観たこの展覧会の写真があまりに美しく、飛んでいって観てみたい!と思っていたほどだったので、この展覧会が日本にやってくると来いた時には嬉しかったなぁ。
これも学芸員保坂健二朗さんのおかげですね。ありがとうございます。

で、実際の展覧会ですが、予想に違わずよかった。
建築の展覧会って往々におもしろくないですが、この展示では、こういう建築展のあり方もちゃんとあるんだということを教えてくれます。
なんといっても33分の1模型の、真っ白な模型が美しい。
そして、その実際の建築のスライドとインスピレーションソースを床に水平に置かれていて、建築ができるまでを観客も一緒に頭の中で連想することができます。
残念だったのは床の色と会場の狭さ。
白いリノリウムとかだったらもっと映えたと思うし、会場ももっと広い空間にゆったりあった方がかっこよかったと思うけど、まあ仕方ないですね。
でも会場の柱や天井のメッシュもこの展覧会とすごくマッチしていて、展示と会場の融解が微妙に起こっていたのがすごく興味深かった。
会場としてはメンドリジオとポルトが白眉かな。
カタログ700円でお得です!
インスピレーションソースの写真とコメントも一緒に載せてくれてたら言うことなしでしたが。
展覧会は来年の1月15日まで。(今回紹介した建築展3つとも最終日一緒や)
彼の建築を巡る行脚もやりたいところですね。ズントーとセットにすると死ぬかな。。。

感動した所でタイミングよく京都でオルジャティの講演会が!
ってことで行って来ました。
17世紀の教会(?)の画像から始まり、彼の作品のプロセスが垣間見れました。
最後の「場所との背景なんて関係ない。偉大な建築とはその背景を場所と一緒に築いていくんだ」という言葉がかなり印象的でした。

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伊東豊雄建築ミュージアム by 伊東豊雄

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ついにこの7月にオープンした伊東豊雄ミュージアムを拝みに大三島へ巡礼の旅。
本当、この建物ができると聞いた時は心臓が飛び出るかと思いました。。。
伊東豊雄ミュージアム!!!!
建築のミュージアムという時点で日本初。
さらに、それがまだ現役の建築家をテーマにしたミュージアム。
そしてさらにそれが僕が大尊敬する伊東豊雄氏のミュージアム!
もう本当に凄まじいニュースでした。
あれから約2年半の時を経て、ようやくお目見えしました。

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今治市岩田健母と子のミュージアム by 伊東豊雄

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世界平和記念聖堂 by 村野藤吾

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宇部を後にして広島へ。
ここではまず、僕が前からずっと行きたかった場所へ行ってきた。
それがこの世界平和記念聖堂。
村野藤吾の代表作と言っても過言ではないでしょう。
1954年、原爆から約10年後に、世界中のカトリック教会からの寄付で建てられた建物。
意匠建築家にとって、宗教建築とは中々難題ではなかろうか。
そんな中で、偉大な建築家は素晴らしい作品を残してきた。
コルビュジエのロンシャン丹下健三の東京カテドラル安藤忠雄の光の教会等々。
規模の大小に関わらず、そこには何か大きなものの存在が確かに宿っている。
そして、やはりここもそうだった。
広島という人類史に残る惨劇のあった場所にこそふさわしい救いに満ちた空間。
村野藤吾の意匠と、カトリックの持つ伝統が見事に溶け合っていた。
聖堂の外では、新たに惨劇の場所となってしまった「フクシマ」のシンポジウムのチラシが張られていた。
「過ちは繰り返しませぬから」
そう誓った我々はまた繰り返してしまった。
この後改めて原爆ドームに行って、この文字を何度も何度も目に焼き付けました。

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宇部市渡辺翁記念会館 by 村野藤吾

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宇部市文化会館
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宇部全日空ホテル
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ヒストリア宇部(元・宇部銀行本店)
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宇部から無事帰ってきました。
スタッフの方々のおかげで万事うまくいきました。
最後の晩餐(?)もめっちゃ楽しかった!

さて、宇部滞在中に結構時間があったので、建築巡り。
宇部にはなんと村野藤吾の現存する作品が5つも存在するのです!
山口県では宇部だけです。すごい!
そのうち4つを回りました。
1つは宇部興産の事務所になってて、行ってみたら門前払いされました(泣)
で、最もよかったのはなんといっても渡辺翁記念会館。
4つの中でも最も初期の1937年の作品。
何度か改修されてるみたいですが、中もものすごく綺麗。
あらゆる意匠にメロメロになりました。
中もさることながら、外観も中々複雑で、何がどうなってるのかわかりません。
さらに、増設で1979年に竣工したのが宇部市文化会館。
ふたつはつながっていますが、こちらは中はいたって普通。
中のボリュームがそのまま外観に反映されて段々になってるのが特徴。
二つの建物の間は竹の庭園で結ばれてます。
この二つは事前に連絡入れて特別に見せて頂きました。
貴重な時間ありがとうございました。
見学の際はこちらまでお問い合わせください。

で、渡辺翁会館からも見えてるのが宇部全日空ホテル。
こちらのクライマックスは駐車場のきのこのような柱。
中は至って普通です。
実は9月にここでビエンナーレのセレモニーがあるんです。ドキドキ。

最後は元・宇部銀行本店で、1939年の作品。
1944年には山口銀行宇部支店となり、2006年には銀行業務終了。
その後2008年に宇部市に寄贈され、昨年9月にヒストリア宇部として開館。
今は市民の会議室とかになってますが、正直相当持て余してる印象でした。。。
どうにかもっとうまい方法ないんかな。。。ちょっともったいなかったです。

それにしても彫刻だけでなくこれだけ村野藤吾が楽しめるとは。すごいです。
さらに、石上純也のあのテーブルを使ってるノエルというレストランがあります。
行きたかったけど、肝心の料理が高すぎて断念。。。
興味のある方は是非。
http://r.tabelog.com/yamaguchi/A3504/A350401/35003752/

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有元歯科医院 by 妹島和世

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岡山県は津山市にある歯科医院。なんと妹島和世のデザインです。
友達が津山に住んでるので、遊びに行きがてら観にいっちゃいました。
小ぶりでとてもかわいい建築。
中は早朝に行ったので残念ながら見れませんでしたが、窓から覗くと(あやしい)、木目のカーブで柔らかく仕切られた空間が広がってました。
築5年ほどですが、まだまだ綺麗。
是非僕の歯周病も治して欲しいです(ぉ
HPでも大々的に妹島和世建築と謳ってるので建築目当てで行ってもそこまで嫌な目で見られないかも。
有元歯科医院>>http://www.arimoto-dent.com/

ちなみに津山はB'zの稲葉浩志の故郷としても有名。
彼の実家が経営する「イナバ化粧品店」は1つの観光名所となってます笑
あと津山城跡に咲く桜と、近年B旧グルメでグランプリをとったホルモンうどんも有名です。
津山の友人宅では本当に至れる尽くせりの歓迎を受けました。本当にありがとう。この場を借りて。

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大阪富国生命ビル by ドミニク・ペロー

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金沢市立玉川図書館 by 谷口吉生

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ようやく遠征最後の記事です。
この旅ではアートに置いて神レベルのものを続けざまに見てしまいました。
ちょっと今頭がパニック中で、もう少し反芻して整理しなくては。
一方建築においては、図らずも2つの系譜を辿りました。
1つはSANAAです。
豊田の石上純也展妹島さんの建築豊島の西沢さん金沢の21世紀美術館です。
そしてもうひとつが谷口吉生。
豊田市美術館丸亀現代美術館ですね。
この2つは世界においても美術館建築のマスターピースだと思います。
決して派手さはないですが、有無を言わさぬ美しさがそこにあります。
実際豊田は15年、丸亀は20年経ってますが、美しさがまったく揺らぎません。
今年竣工の建物ですと言われても信じてしまうんじゃないでしょうか。
それぐらい谷口さんの建築は美しい。
高松で晩ご飯食いに行く途中にある一件の古本屋に立ち寄りました。
そこで前から欲しかった谷口さんの2005年に行われた展覧会の図録を購入。
この古本屋色々すごかったんですが、そこは割愛。
この図録ネットでは8000円もするハードカバーしか売ってません。
豊田市美では5800円ぐらいのソフトカバー版が売ってました。オペラシティにもあるかも。
僕が買ったのはソフトカバー版。3000円で買えたのはラッキー。
その図録を金沢までの道すがらに捲ってたら、金沢に最初期の作品があることが判明。
これってあまり知られてないんじゃないでしょうか。
金沢、何度も行ってたのに。
それがこの金沢市立玉川図書館。
丹下健三の事務所を出て4年後の1978年の作品です。
そして驚きなのが、共同設計者に父親である谷口吉郎の名前がッ!!!
なんとこの作品、最初で最後の親子コラボレーションなんです。アツい!
なんといっても表面を覆う銅板の色が美しい。
ガラスと銅板の対比が見た目の重さから開放しています。
銅板は表面だけで、裏はレンガ。
この建物は元々専売公社の建物でそれを改修したような感じです。
中はいたって普通の図書館でしたが、金沢改めて羨ましくなりました。
あぁ、MoMAも見てみたいなぁ。。。
とりあえず京都博物館の別館を今は楽しみにしています。
ちなみに買った図録で初めて東博で谷口親子の建築が対峙してるの知りました。すごいなぁ。
それにしても谷口さんって不思議な建築家ですね。
日本の大学では意匠を学ばず、その後のハーヴァードでようやく学ぶに至る。
建築家である父親への反発もあったのかな?七光りとかそういう葛藤。
その後は、丹下さんの元で働いて、父親の事務所を引継ぐ。
そして国内で素晴らしい建築を連発しながらも海外では今のところMoMAのみ。
海外唯一のプロジェクトがMoMAってのがかっこよすぎる・・・。
バーゼルのノヴァルティスキャンパスもやるみたいですが。
実作は決して多くはないものの、一つ一つの完成度が半端ないのはズントーに通ずるものがあります。
そんな彼の作品のほとんどを日本で当たり前に見られるのは本当に贅沢だと思います。
海外の建築学生からしたら日本はSANAAや伊東さん谷口さんの建築がざらに見られる状況は絶対羨ましいはず。
素晴らしい環境ですね。
これからもまた機会があれば谷口建築見ていきたいです。
葛西臨海水族園。美しいけど独りで水族館は行きたくないなぁ笑

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