天津浜海図書館 by MVRDV

北京から天津へ。
目的はMVRDVによる図書館を見に行くため。
まさかこの建築を観られる日が来ようとは。。。
一昨年竣工したこの建物。
初めて観たときは凄すぎて三度見ぐらいしました。
まあ、とりあえず写真をどうぞ。



















という感じ。
笑けるぐらいフォトジェニックで、入館者の半分は写真目的だと思います。
冒頭のファサードは裏口で、入ろうとしたら裏に回ってとジェスチャーしてくれました。
実はこの日1月1日なんですが、中国は旧正月がメインとはいえ、普通にやってました。
入る時にセキュリティチェックがある為に列ができてますが案外すぐ入れました。
中にはちゃんと本読んでる人ももちろんいるし自習室だってあります。
でもほとんどの本がプリント!
初めて見た時上の方の本とかどうなってるのかと思ってたらこういうトリック。
ダミー文化に親しんでる中国ならではのプロジェクトかも笑
日本だったら中々ここまで割り切れずに通らない案かも。。。
真ん中の球体は一応入ることができて、中は普通の劇場でした。
僕の行った時は何もなかったけど、なんとこの球体光るらしいです笑
中国は今国民の文化レベル向上のため、本屋や図書館の増強をしているらしい。
中国が向かう「書店4.0」とはどんな世界か。
世界的には紙の本は廃れてきてるし、本屋も縮小傾向にあると思いますが、中国は逆。
なんと今が一番書店の数が多いらしい。
この図書館も多分その一環で政府からの後押しがあるみたい。
最近話題なのが教会をリノベーションした「模範書局」。
オリンピック前後は古い建物ばかすか壊してたけど、今はリノベーションが流行りのよう。
貨幣はキャッシュレスなのに不思議ですが。
ここができた時、見に行けるかわからないけど、一応グーグルマップに星印つけてて、今回北京行くのに色々見てたら、あれ、ここ案外近くない?となり行くことに。
北京南駅から天津まで高速鉄道でたったの30分。
高速鉄道は、時刻表見て、紙に書いてなんとか伝えて切符買えた笑
要パスポート。中国の人も国民カードみたいなのを通してました。
2等席で片道54.5元なので900円ちょっとぐらい。

ただ天津からが遠くて地下鉄の市民広場駅まで45分、そこから2km。
地下鉄は北京の交通カードが使えず、現地で切符買ったんだけど予想外の形だった。。。

駅から歩けなくもないけど、既にこの頃足が悲鳴を上げてたのでタクシー。
とにかくここの写真見せたら通じます笑
中国のタクシーはめちゃくちゃ安いのでどんどん利用すべき。
ここは文化複合施設なので、タクシーもすぐ拾えます。
他にも博物館とか色々あったけど、見たのはここだけ。
ちなみに行くのに参考にしたサイト。
美しすぎる近未来的図書館「天津浜海図書館」
中国一美しい図書館「天津濱海図書館」が超フォトジェニック!
にしてもMVRDV、本当面白い建築建てるなー。
最近できた韓国のクラブもやばい。
毎回三度見はしちゃいます。
ただただ「映える」だけじゃなくて、なんとなく批評性を宿してるのも素晴らしい。
新しいプロジェクト竣工する度にチェックしてます。
最近気になる建築家はトーマス・ヘザウィックとBIG。
ヘザウィックは昨年NYにできたVesselと南アフリカの美術館が見たいなぁ。
今年は森ビルで展覧会があるし、2023年には虎ノ門に日本初のヘザウィック建築が!これにはOMAとかも関わってる大きなプロジェクト。こちら。
最近BIGもトヨタとの都市計画「Woven City」を発表したばかりだし、中々アツい。
ザハの国立競技場が頓挫して以降、なんとなく日本では海外の建築家が大きなプロジェクトを成し遂げるのは今後難しいんじゃないかという空気があったけど、ちょっと未来は明るいかも。
BIGは本家デンマークにできたレゴ本社や発電所とスキー場が一体になった施設とかヤバイ。
ビャルケのこのプレゼンもかっこよすぎる。。。