David Hockney「大水花」 @ 木木芸術社区 / Matthew Barney「Redoubt」@ UCCA

北京はカプーアさえ観られたらそれで良かったのですが、なんとホックニーとバーニーまでやってて棚ぼた感がすごかった。
さらにサラ・ルーカスも紅甎美術館ってとこでやってたんですが、遠いのとルーカスそこまで好きじゃないのでパス。
あとアイ・ウェイウェイの関わってる草場地村や三影堂摂影芸術中心も気になってたけど、寒さと遠さに負けて行けず。
とはいえホックニーとバーニー。
ホックニーは新しくできた木木芸術社区という美術館で開催。
ここすごいのは、なんと若手コレクターの林瀚(リン・ハン)と雷宛蛍(レイ・ワンイェン)夫妻が手がける民間のアートスペースで、既に798芸術区にあるのに、故宮近くにこの新館が昨夏にオープン。さらに新たにもう一個建つみたい。どんだけ金あんねん。(ちなみにgoogle mapだとまだ新館は出ないのでご注意を)
しかもそんな個人のアートスペースにテートのコレクションが貸し出されるという事態。
今回のホックニー展、すごかったです。
考えたらホックニーの作品ってこれだけまとめて観たの初めてかも。
初期から代表作から最近のiPadで描いてるのまで。
初期の作品ほとんど知らなかったけどとても興味深かった。
ベーコンの影響がめっちゃ出てて意外。


そして何といってもアメリカに渡ってからの作品。めっちゃ代表作きてるやん!
流石に一昨年102億円という現存作家最高額を叩き出した絵は来てなかったものの。



他にも色々ありましたが、やっぱこの初期と代表作群が凄すぎた。
あと近くのビルの屋上でもiPadの作品がちゃんとプリントアウトされて展示されてた。
意外と面白いとは思ったけど、感動まではないなー。写真も撮り忘れた。
この美術館、下には京都のアラビカコーヒーが入ってて、建築も日本人の青山周平。
グッズのトートバッグが可愛くて思わず購入。
てかカプーアもバーニーもトートバッグ売ってて、中国の展覧会全部トートバッグ作るのかな?


お次はバーニー。
観光地としても人気の798芸術区の中にあるアートスペース。こちら。
展覧会はイェール大学美術館からの巡回で、今回2時間の映像も展示。
この映像は日本でも1/11から写真美術館で公開されます。(日本では映像のみ)
鈴木朋幸氏のHPに今回の新作の詳しい説明があります。こちら。
今回の作品は、バーニーの故郷でもあるアイダホを舞台に、狩猟や神話などを組み合わせたもの。
相変わらずわけわかりませんが、今回いつものわかりやすいトランスフォームもなく、とても静謐な映像で、ただただ美しくて、僕はバーニーの作品の中で一番良かった印象。
展示してる作品も、ワセリンとかではなく木のオブジェや銅版画など、とてもドライ。
銅版画は岡山芸術交流でもユイグとのコラボ作品として出してましたね。
空間がだだっ広いんですが、光の入り方も美しくて、とても清々しい展示でした。







北京美術館賞記は以上!次は建築!
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