目 非常にはっきりとわからない @ 千葉市美術館


目の展覧会を観に千葉市美術館まで。
前記事の埼玉同様、ここもついでもなく遠いので中々行き難い美術館の一つなんだけど、なんとなく観とかないとなぁということで友達道ずれにして行ってきました。
こちらも行ってみたらとんでもない展覧会だった。。。
これ、展示の内容言っちゃうとネタバレになっちゃうんで読みたい人だけどうぞ。
ちなみにこの展示は12/28まで。
とりあえず行っとけ、しか言えないw
必見です。こちら
まず、目とはアーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二、インストーラーの増井宏文の3人を中心に結成された現代アートユニット。
作品いくつかは観たことあるんだけど、正直ピンときたことがなかったんですよね。
とは言え代表作と思われる資生堂や越後妻有の作品も観ておらず、なんとなく気になるユニットみたいな。
行く前に友人と、どうせレアンドロ・エルリッヒやなんだったらチームラボみたいな感じでしょーとマジで期待せず行ったんですよね。(じゃあ何故千葉まで。。。)
着いたらまず千葉市美術館の柱が上の写真の状態になってて?となりつつ中へ。
中は工事中で、受付がいつもの場所ではなく1階に。
ここが中々カオスで、写真2枚目の状態だったんだけど、あー、こういう搬入みたいな状態を見せたいんだね、へーぐらいにしか思えず、とりあえず上の階へ。
千葉市美術館は建物の7階と8階にあって、とりあえず7階から。
エレベーターで上がるとホールが案の定搬入中みたいな状態で散らかり放題。
僕が行った時はつなぎを着たおじさん二人が荷物を色々動かしてて、最初がちでなんかやってるのかと思ったけど、考えたら展覧会中にそんな作業するわけもないのでなんとなくパフォーマンスなんだな、と気づきつつ展示室へ。
展示室では、これまた散らかり放題なんだけど、時計の針を使ったインスタレーションや、以前どこかで観たことある目の丸いオブジェみたいな作品が壁にかかってたりなど。
奥ではまた二人組がせっせと仮設壁を動かしてて、壁の作品にかかってた白い布をとったり、まさに搬入中の感じを見せられてるような、そんな状況が続く。
エレベーターホールに戻って、別の部屋ではコレクションの展示があって、そっちも搬入中みたいな状態で、床には割れたガラスなんかも置いてる。
ふーーん、と思いながら、ここまではあんまりピンとこなかったんです。
7階を見終えたので8階へ。
あれ?え?
これ行った人はわかってくれる感覚だと思うんだけど、まるでさっきと同じ光景が。。。
デジャヴュを感じつつ展示室行くと、下の階の展示室の状態に似ているんだけど、この時点では奥に行けないように仕切られてて、奥の展示室に行くとローリングタワーに人が寝ているwww
改めて展示室戻るとまた二人で作業が始まり、部屋を仕切っていた布が取られると、なんと下の階で展示されてた時計の針の作品が!!!
極め付けがコレクション展示室。
なんと下の階と全く同じ作品が展示されてて、下に置いてた割れたガラスまでおんなじ。
ここでハッとしまくり。
そう、下の階と上の階で全く同じことが起きてたんです!
下の階にまた行くと、もう作業は終わってて、奥には上の階同様ローリングタワーで人が寝てる!!!!
これは。。。やばい。。。
また上の階に行って、今度は小姑よろしく隅々までチェック。
落ちてるガムテープやらゴミやらまで確認して、下の階に行くと、全く同じ場所に同じようにガムテープやゴミが落ちてる!!!
すごい。。。すごすぎる。。。
ってここまで書いてて伝わる自信皆無。。。
野暮なのは承知で書いてるんだけど、仕方ないじゃない。これが僕の目撃した全て。
何回も7階と8階を往復してたら段々どっちにいるのかわからなくなってきます。
こんな展示見たことない!
千葉市美術館の構造をうまく生かしてるし、そもそもこの建物が実際に工事中っていうのを換骨奪胎してしまっている。
目、お見それしました。素晴らしかった。
これをさせる美術館もすごい。
千葉市美って普段保守的な展覧会をやってる印象があるんだけど、たまにめっちゃ攻めてるんだよな。
今回の展示の面白さって、全く同じ状態にしてただけでなくて、途中で人がまた色々動かしてるところ。
びっくりするぐらい無意味な作業を淡々とこなしてる様がすごくて、創造と労働のことととか、ドゥルーズの「差異と反復」とか、色んなことを後から後から色々考えてしまった。
この展覧会、僕が行った時は最初の方の平日で、ほとんど人がいなかったんだけど、どうも行った人がみんな内容は言えないがマジですごいというガチ口コミで広まって、今や入場待ちの列ができるぐらいらしい。
こないだ行った人が写真見せてくれたけど、美術館の外まで人が並んでました。。。
写真も取れないし、インスタ映えもしないし、何と言っても行ったほとんどの人が頑なに展示内容を言わないのに、ただただ「すごいらしい」という情報の元これだけ人が集まるのはなんだか原始的で素晴らしいこと。
正直一階のカオスは蛇足だなぁとは思ったけど、本当こんな展示まあ観られないですよね。
すごいもの見せていただきました。
カタログも予約したけど、どんな風に表現されるんだろう。
1月に届くので楽しみです。
ところでこの展覧会、気になってたのがプロモーション。
実は目も出してた2月の六本木クロッシングの時に、出口に既に今回のチラシがあったんですよね。
そんなに早くチラシが出来てることなんてほぼないし、はてな?と思ってたんです。
そして始まる前に、なんとYouTubeで予告編映像が。
まあ、この映像、この展覧会の何も伝えてないんですが笑
プロモーションも含めて、展覧会というものをテーマにした展覧会なんだと思います。
んーー、面白いなぁ。。。
作品いくつかは観たことあるんだけど、正直ピンときたことがなかったんですよね。
とは言え代表作と思われる資生堂や越後妻有の作品も観ておらず、なんとなく気になるユニットみたいな。
行く前に友人と、どうせレアンドロ・エルリッヒやなんだったらチームラボみたいな感じでしょーとマジで期待せず行ったんですよね。(じゃあ何故千葉まで。。。)
着いたらまず千葉市美術館の柱が上の写真の状態になってて?となりつつ中へ。
中は工事中で、受付がいつもの場所ではなく1階に。
ここが中々カオスで、写真2枚目の状態だったんだけど、あー、こういう搬入みたいな状態を見せたいんだね、へーぐらいにしか思えず、とりあえず上の階へ。
千葉市美術館は建物の7階と8階にあって、とりあえず7階から。
エレベーターで上がるとホールが案の定搬入中みたいな状態で散らかり放題。
僕が行った時はつなぎを着たおじさん二人が荷物を色々動かしてて、最初がちでなんかやってるのかと思ったけど、考えたら展覧会中にそんな作業するわけもないのでなんとなくパフォーマンスなんだな、と気づきつつ展示室へ。
展示室では、これまた散らかり放題なんだけど、時計の針を使ったインスタレーションや、以前どこかで観たことある目の丸いオブジェみたいな作品が壁にかかってたりなど。
奥ではまた二人組がせっせと仮設壁を動かしてて、壁の作品にかかってた白い布をとったり、まさに搬入中の感じを見せられてるような、そんな状況が続く。
エレベーターホールに戻って、別の部屋ではコレクションの展示があって、そっちも搬入中みたいな状態で、床には割れたガラスなんかも置いてる。
ふーーん、と思いながら、ここまではあんまりピンとこなかったんです。
7階を見終えたので8階へ。
あれ?え?
これ行った人はわかってくれる感覚だと思うんだけど、まるでさっきと同じ光景が。。。
デジャヴュを感じつつ展示室行くと、下の階の展示室の状態に似ているんだけど、この時点では奥に行けないように仕切られてて、奥の展示室に行くとローリングタワーに人が寝ているwww
改めて展示室戻るとまた二人で作業が始まり、部屋を仕切っていた布が取られると、なんと下の階で展示されてた時計の針の作品が!!!
極め付けがコレクション展示室。
なんと下の階と全く同じ作品が展示されてて、下に置いてた割れたガラスまでおんなじ。
ここでハッとしまくり。
そう、下の階と上の階で全く同じことが起きてたんです!
下の階にまた行くと、もう作業は終わってて、奥には上の階同様ローリングタワーで人が寝てる!!!!
これは。。。やばい。。。
また上の階に行って、今度は小姑よろしく隅々までチェック。
落ちてるガムテープやらゴミやらまで確認して、下の階に行くと、全く同じ場所に同じようにガムテープやゴミが落ちてる!!!
すごい。。。すごすぎる。。。
ってここまで書いてて伝わる自信皆無。。。
野暮なのは承知で書いてるんだけど、仕方ないじゃない。これが僕の目撃した全て。
何回も7階と8階を往復してたら段々どっちにいるのかわからなくなってきます。
こんな展示見たことない!
千葉市美術館の構造をうまく生かしてるし、そもそもこの建物が実際に工事中っていうのを換骨奪胎してしまっている。
目、お見それしました。素晴らしかった。
これをさせる美術館もすごい。
千葉市美って普段保守的な展覧会をやってる印象があるんだけど、たまにめっちゃ攻めてるんだよな。
今回の展示の面白さって、全く同じ状態にしてただけでなくて、途中で人がまた色々動かしてるところ。
びっくりするぐらい無意味な作業を淡々とこなしてる様がすごくて、創造と労働のことととか、ドゥルーズの「差異と反復」とか、色んなことを後から後から色々考えてしまった。
この展覧会、僕が行った時は最初の方の平日で、ほとんど人がいなかったんだけど、どうも行った人がみんな内容は言えないがマジですごいというガチ口コミで広まって、今や入場待ちの列ができるぐらいらしい。
こないだ行った人が写真見せてくれたけど、美術館の外まで人が並んでました。。。
写真も取れないし、インスタ映えもしないし、何と言っても行ったほとんどの人が頑なに展示内容を言わないのに、ただただ「すごいらしい」という情報の元これだけ人が集まるのはなんだか原始的で素晴らしいこと。
正直一階のカオスは蛇足だなぁとは思ったけど、本当こんな展示まあ観られないですよね。
すごいもの見せていただきました。
カタログも予約したけど、どんな風に表現されるんだろう。
1月に届くので楽しみです。
ところでこの展覧会、気になってたのがプロモーション。
実は目も出してた2月の六本木クロッシングの時に、出口に既に今回のチラシがあったんですよね。
そんなに早くチラシが出来てることなんてほぼないし、はてな?と思ってたんです。
そして始まる前に、なんとYouTubeで予告編映像が。
まあ、この映像、この展覧会の何も伝えてないんですが笑
プロモーションも含めて、展覧会というものをテーマにした展覧会なんだと思います。
んーー、面白いなぁ。。。
- 関連記事