岡山芸術交流2019「もし蛇が」@ 岡山市内











楽しみにしていた岡山芸術交流に行ってきました。
何と言ってもピエール・ユイグがアーティスト・ディレクターですからね。
もうこの時点で期待MAX。
前回のリアム・ギリックも素晴らしかったけど。
岡山芸術交流2016「開発」@ 岡山市内
そして発表されたタイトルが「もし蛇が」。
想像の斜め上行くわけわからなさすぎるタイトル笑
もう行くっきゃありません。
事前にある程度どんな感じか美術手帖の記事をいくつか読んでました。
緩やかにつながるアート。ピエール・ユイグがディレクションする「岡山芸術交流2019 IF THE SNAKE もし蛇が」が開幕
ピエール・ユイグが岡山芸術交流で目指すもの。「超個体(スーパーオーガニズム)」とは何か?
なぜ「IF THE SNAKE」なのか? ピエール・ユイグに聞く「岡山芸術交流2019」に込めた意図
で、早速総合的な感想ですが、
「わけわからん!!最高!!」
です笑
こんな展覧会観たことありません。
こんなものが日本で観られるなんて。
多分他の国でもここまでのものは観られないでしょう。
ただ、ほとんどの人にはお勧めできません笑
攻めすぎ!ある意味あいちより攻めてる!
上に写真載せてますが、もはやどれが誰の作品とかはどうでもよくなる。
どの作品がどうとかいう批評はこの展覧会では全くもって無力です。
互いの作品同士が干渉しあって、ぐちゃぐちゃに混ざり合う。
もう、この感覚は本当に最高。
一応キャプションもありますが、途中からもう見ませんでした。
やっぱりユイグはすごいなぁ。泣きそう。
ここ最近あいちのこともあって、美術業界内で「連帯」とかいう単語が飛び交ってますが、そもそもアーティストなんてそれができないからアーティストなんじゃないの、って思うんですよね。少なくとも僕はその言葉聞くだけで吐き気がします。
その点この岡山では「ただ共にある」という押し付けもない本当に清々しいと言っていいぐらいの在り方を見せられた気がします。
あと、展覧会見てたらわけわからんと思ってたタイトルもしっくり馴染んでくるのが不思議。
作品が生命体のように見えてくるのはすごい。
こういう展覧会の在り方があるのかーと目から鱗落ちまくりました。
アートクラスタは必ず行くべき展覧会です。
会場も固まってるので午前中から見始めれば余裕で観られます。(シネマ・クレールでやってる映像除く)
11月24日まで。こちら。
ところで前回、ライアン・ガンダーによって破壊されてた駐車場が修復されてて小さく感動!

そして、芸術交流ではないですが、岡山県立美術館でやってる熊谷守一と太田三郎の展覧会が素晴らしいです。
熊谷の絵改めて観ると本当に不思議な絵。
あの独特の輪郭線、描いてるんじゃなくて、避けて塗ってるんですね。
そして太田三郎、前から好きだったけどまた好きになった。カタログ買いました。
津山に住んでらっしゃるんですね。
ってか、この美術館前回も参加してないんだけど、なんか確執でもあるんだろうか。。。
オリエント美術館すら参加してるのに。。。
大原美術館でやってる黒宮菜菜の展示も観たかったけど力尽きました。。。

蛇足。(蛇だけに)
岡山行かれる方にお勧めご飯情報。
味司 野村
讃岐の男うどん
カフェ キツネ ロースタリー
ご当地の「デミグラス丼」が食べたい人は野村へ!
岡山で讃岐うどんってって思うかもですが、男うどんうますぎ。
そして最近できたおしゃスポットカフェキツネ。
芸術交流会場の旧福岡醤油建物のすぐ近くです。
隣は近代名作家具を扱うGALLERY SIGNさんが!

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