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あいちトリエンナーレ2019 ① 名古屋市美術館、四街道・円頓寺エリア

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満を持しまくってあいちトリエンナーレへ。
言うまでもなく今年アート界の台風の目となってしまった展覧会です。
その辺は美術手帖さんが会期中に50以上も記事にしてるので詳しく知りたい方はこちら
あとは津田さん自身のインタビュー。これは長いけど読むべき。衝撃。

あいちトリエンナーレ津田大介芸術監督インタビュー

そして最終日間際になって本物の台風まで来てしまいました。。。
愛知入り、かなり遅くなって全部は見れないだろうなぁと絶望的な気分で眠りについたのが13日深夜。
なぜか3時間ぐらいで目が覚めてしまい、なんとなく交通情報を見るとなんと新幹線朝から動いてる!
と言うことでそのまま起きて名古屋へ!
新宿まで来たらJR在来線は止まってたけど挫けず丸ノ内線で東京駅へ。
新幹線は動いてるのに在来線止まってるの不思議。。。
とはいえなんとか午前中に名古屋入りできて、ホームできしめん食って、まずは名古屋市美術館へ。

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正直30分ほどで観終わってしまった。。。
唯一見応えがあったのは藤井光の映像。
戦時中、日本の植民地で行われていた「日本教育」を、今日本に住んでる移民の人々に実践してもらう映像で、観ていて本当に不快なんだけど、今回のトリエンナーレを体現しているように思えて。
「不快なものに税金を使うな」という言論が今回とても印象的で、あぁ、まだ人々は「美」術を信じてるんだなぁと絶望的な気分になったんだけど、まさにその人たちにとってこの映像なんかは格好の標的になり得ただろうなぁと。
でもね、観たいものだけを観てたら本当に視野って狭くなるんですよね。
特に現代アートを観る最大のメリットって不快なものも見せてくれるところにあると思うんですよね。
不快な現実を直視するのは辛いけれど、それを作品に昇華して観せてくれるんだからこれほど親切なことはないと思うし、それで世界は大きく広がるんですよ。
まあ、大半の人には響かないんだろうけど、少なくとも僕はそこに救われたので。
この作品も一時閉鎖になってたそうだけれど、最後になって再開して本当に良かった。
モニカ・メイヤーの作品とか全然好きじゃないけど、「展示再開」の文字を観ると胸が熱くなりました。
この辺の今回明らかになった「分断」はこの記事が一番的を得ているかと。

「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない


続いて円頓寺エリア、の前に途中の長者町にある大山エンリコイサム。すごかった。
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で、円頓寺エリア。
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まずは伊藤家住宅。
もう会場がすごすぎる。なんだこの素晴らしすぎる家は。
その中でも蔵を使った岩崎貴宏の作品がすごかった。
このエリアで最も印象に残ったのは葛宇路の作品。
嘘から出た誠とも言うべきドキュメンタリーで、彼の名前「葛宇路」で標識を無許可で名もなき道(北京には無名の道が多いらしい)に掲示したら、マップにこの名前で登録され、当局もしばらく気づかなかったらしい。
この作品確かにすごいけど、彼は今後どんな作品を作るのか興味深いです。
にしても細々と会場が多く、夏に来なくて良かった。。。と思った。
キュンチョメは混みすぎて見れず。
このエリアと愛知芸術文化センターとつなぐシャトルカーが30分おきに出てるんだけど、一回に3人までしか乗れず要予約で、ダメ元で行ってみたら予約してた人が来なくて奇跡的に乗れた!助かったー。。。
そしてメイン会場愛知芸術センターへ。

つづく。
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