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The Chinati Foundation

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ヒューストンから10時間以上車で飛ばすという暴挙を経てテキサスの西にあるMarfaへ。
この旅完全にアメリカのスケールを舐めてました。
同じ州やったらパッといけると思ってたのが甘かった。甘すぎた。
昼の2時に出て着いたの夜中の0時半。
途中の道は真っ暗で、いつ横道から獣たちが飛び出してくるかヒヤヒヤの運転でした。
(実際道の途中は動物たちの無残な死骸たちが。。。)
無事にたどり着けるか不安すぎて、当日はホテルを取らずに出発。
なんとかMarfaにあるRiata Innというモーテルに泊まれました。
とはいえ行った時にはスタッフが寝てて、何度ベルを鳴らしたことか。。。
ちなみに普通はニューメキシコ州にあるエルパソ空港かミッドランド空港から来るみたいです。それでも4時間ほどのドライブが必要ですが。

そんな思いをしてまで行ってきたのがチナティ財団です。
ここは元空軍基地で、ドナルド・ジャッドがディア財団に働きかけて、そこを買い取り美術館にしてしまったという恐ろしい場所。
いつか行ってみたいと思ってはいたものの、この立地の過酷さにたじろぎっぱなしでしたが、もうこの勢いで行ってきたわけです。案ずるより産むがやすし。全然やすしではなかったですが。。。

こんな立地にもかかわらず事前に予約を取らなければなりません。こちら
フルコレクションツアーとセレクトツアーがあり、前者はなんと6時間。後者は2時間です。
僕らは時間がなかったので後者で。
11時にビジターセンター前から出発。
まずはジャッド棟。
ここには彼のアルミの作品が100個、2棟に分かれて展示されています。
入った瞬間に、こんな辺鄙すぎる場所をなぜ作品の展示場所として選んだのか理解できました。
あまりに美しい光景。
マーファの強い光と砂漠の借景。
それらを映し反射させる、ジャッドのアルミの彫刻群。
完璧。
Perfect Momentがしっかりこの空間に定着していました。
それらの周囲を歩き回りながら、その完璧さに涙が溢れて仕方なかったです。
もう胸がいっぱいすぎて苦しかった。
こういう経験は、豊島美術館以来かもしれません。
死ぬ思いをしてまで来て本当によかった。
もうこんなところ二度と来ない!と思ってたのに、死ぬまでに絶対再訪したい場所になってしまった。
本当に本当に素晴らしい体験でした。

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続いてフレイヴィン棟。
こちらは6棟にまたがっています。
ジャッドで胸いっぱいになりすぎていたので、もうフレイヴィンは。。。と思ってたけどこっちも凄すぎた。
6棟はそれぞれコの字型になっていて、左右のドアから入ることができます。
左右のウイングをつなぐ部分に彼の蛍光灯が輝いてるんですが、これはもう見てもらうほかないですね。説明不可能。。。すごい体験でした。フレイヴィンの作品であそこまで感動したのは初めて。
このプランをジャッドとフレイヴィンが実現させようと、ファンドを集め始めた当初は全く集まらず、実現が不可能と思われましたが、皮肉にも、二人の死後、ぜひ実現しようという動きが活性化し、結果的に2000年に完成と相成りました。
ミニマリズム。完全にマキシマミズム。。。
それにしても蛍光灯の光があんな色になるなんて。


外にはコンクリートのジャッドの作品。これらは予約なしでも無料で見られます。
途中インパラ(?)やウサギに出くわしました。。。

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ツアーはその後、なんと町中へ。車で現地集合というあたりがアメリカっぽい。
そこにはジョン・チェンバレン棟があります。こちらも広すぎ。
ただ正直ジャッドとフレイヴィンに感動しすぎてこちらはあまり感動に至りませんでした。
ビジターセンターにあった彼の作品が一番好きだったかも。

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そんなこんなで2時間強のツアー終了。
これでマーファは終了、とはならず、ここまで来たら見に行くべきはエルムグリーン&ドラッグセットによるPRADA MARFA。
チナティからさらに車で30分ほど西に走ったバレンタインという場所にそれはあります。
シュールすぎて大笑いしました。。。
これをよくプラダが許したなと感心しました。

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ということで過酷なマーファ体験終了。
しかし行って本当に本当によかった。一生忘れません。
このアメリカの旅もようやく山を越えた感じ。

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