Suchan Kinoshita 'Operating Theatre' @ A.VE.NU.DE.JET.TE – Institut de Carton vzw

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オランダからベルギーへ。
実はアムステルダムが一部停電になり、近代美術館は見れなくなるわ、電車も止まって駅で5時間も待たされるは散々な目に。。。
なぜか国立博物館やゴッホ美術館はやってたので有名な「夜警」や「ミルクを注ぐ女」や「ひまわり」は観られましたが、本当はこのままドイツに向かうはずだったのに全部キャンセル。
ということでベルギーはブリュッセルです。

ブリュッセルでは色々ギャラリーも回りましたが最も印象に残ったのはスーチャン・キノシタの作品。
このスペースは知る人ぞ知るスペースなんじゃなかろうかという場所で、ブリュッセル在住の作家奥村雄樹さんがTwitterで感想をつぶやいてるのを見て発見しました。(奥村さんにはこのブリュッセル滞在で本当にお世話になりました。この話はまた後日)
この作品は毎日やってるわけではなく、この日たまたまやってたの観られて物凄くラッキーでした。
彼女はこの作品を「オペレーション」と呼んでいますが、最初会場で何が起こっているのかいまいち理解できませんでしたが、わかるにつれて様々な問題を孕んでることに気づきました。
構造としては、ガラスが三層棚のように重ねられた装置があって、3人(人数は変動)のパフォーマー(?)がそれぞれガラスの上に色んなものを置いたり重ねたり転がしたりと様々な行為が繰り広げられてて、それを真上から捉えたカメラの映像が同時上映で2階の展示室に投影されてる。
行為されてる場所と映像を同時に観ることはできなくて、観客はどちらかを観ることになるんですが、どこにフォーカスを当てるかによって、万華鏡のように作品の見え方が変わる。
ある時は装置が彫刻に見えるし、ある時はパフォーマンス、ある時は映像、そして一枚の絵画…。
あらゆるジャンルが全く無理なく同居していて軽々とそのボーダーを往来していく様はすごい。
カメラはオートフォーカスで、ボヤけたりピントがあったりと、まるでこの作品を見ている僕の頭の中のよう。
タイトルにはオペレーション=手術となっていて、確かに真上から見たその映像は外科手術に見えなくもなけれど、あまり具体的な例えはこの作品に勿体無い気がした。
あと、上演後スーチャンの話を聞いているとどうも彼女はこの作品を音楽とも結びつけているようで、三人に与えられたタイムスケジュール(どれほどの幅があるのかは不明)をスコア(楽譜)と呼んでいたりしていた。これもあまりよくわからなかったんだけど、すごいのが、この作品の上演時間は数時間に及び、僕が観た時は三時間もあり、行為に繰り返しがなく、観ていて全く飽きなかった。
6月までに2、3週に一度の頻度で上演されるようなので、ブリュッセル行く方は是非。こちら

Anne Teresa De Keermaeker 'Work/Travail/Arbeid' @ WIELS

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ROSASのアンヌによる「パフォーマンスとしての展覧会/展覧会としてパフォーマンス」。
会場は元ビール工場を改装したアートセンター。レジデンスなんかもやってるブリュッセルでは有名な施設。
会場には椅子もステージもなく、観客とパフォーマーが同一平面上にいて、時には触れるような距離でダンスや音楽が繰り広げられる。
以前発表した'Vortex Temporum'を解体して、開館中の間中ずっと上演されてる。
始まりも終わりもないので、観客はいつ入ってもいつ帰ってもいい。
ことごとく舞台の概念からは逸脱している。
試みとしては非常に興味深かったのだけど、このスタイルにいかんせん彼女のパフォーマンスが合ってなかったのは痛かった。
以前一度だけ彼らの演目'Rosas danst Rosas'を観たけれど、彼女のダンスは観客に緊張を強いるものだ感じたし、その圧倒的な邪悪とも言えるパワーが魅力なので、こういうゆるい場にはどうしても合わない。
例えばピナ・バウシュとかだったらもっと成功していたかも。
作品の良し悪しではなく、そのキャラクターの問題。
ということで少し残念だったのだけど、すごいのが土曜日の朝ということもあってなのか、ほとんどの観客が子供連れ!こんなガチでコンテンポラリーなダンスにまだ小学校にも上がってないような子供を連れてくるなんて発想日本ではあまり考えられないと思う。でもこっちは子供の趣味に親が付き合うだけじゃなくて、親の趣味に子供を付き合わせるのも自然だし、実際この子供たちはなんと、パフォーマーの動きに触発されてか一緒に踊っている!大人にはできない観賞方法で感心させられっぱなしでした。子供は子供、親は親という考えは勿体無いんだなぁと思いました。
この「展覧会」は5月17日まで。その後テートモダンに巡回の模様。
ちなみに4月に東京でもROSASの上演があります。
来日公演は2010年のあいちトリエンナーレ以来では。こちら

Anish Kapoor @ Gladstone Gallery
NYにもある大御所画廊。そしてカプーア。鏡面1点とワセリン2点の3点のみ。
Rineke Dijkstra @ Jan Mot
この人の作品久々に観た。今回は映像。相変わらずどぎまぎする少女の像。
ここはギャラリーコンプレックスで他にもGalerie Micheline SzwajcerGalerie Catherine Bastideが、奥のビルにはMon ChériJeanrochdardWaldburger Woutersも入ってて、ブリュッセル来て画廊観たかったらここですね。あとちょっと歩いてMotinternationalも小さいけどいい感じでした。
Johnnes Wald @ Galerie Greta Meert
やってる展覧会はともかく空間がでかくてかっこいいギャラリーでした。
ちょっと歩いたdèpendance、c-o-m-p-o-s-I-t-e、Aliceにも行ったけどどれもイマイチ。
それよかこの近くのマルジェラがかっこよすぎて久々にシビれた。。。
以上。
ブリュッセルギャラリー巡りにはこちらが便利。画廊行ったらマップ置いてます。
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