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Pierre Labat 'Les Circonstances' @ BIKINI

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友人のPierreの展覧会を観にフランスのリヨンまで。

彼と初めて出会ったのは4年前の日本。
フランスが運営する京都のレジデンス機関、ヴィラ九条山にレジデンスアーティストとして彼はやってきました。
彼は日本に来る前に、京都のアートシーンをリサーチしていて、どういうわけか、僕らが当時運営していたstudio90のウェブサイトに行き着いたそうです。
当時京都のギャラリーの中でバイリンガルでサイトを作ってるところはほとんどなくて、僕らのサイトは曲がりなりにもバイリンガルで作っていたので、朧げながらそれがアーティスト・ラン・スペースであるとわかり、さらに僕の知人でPierreの友人でもあるパリ在住のKさんに「studio90って知ってる?」と話が進み、そのことがKさんを通して僕らに届きました。何があるかわかりませんね。
で、ついに来日し、初対面となり、なんとそこでいきなりstudio90でやりたい作品があるとプレゼンしてきたのです!
事前にサイトで彼の作品を見ていて、ものすごくカッコよかったので、僕らとしてはむしろ、ここでいいの?ってぐらい恐縮だったのですが、目をキラキラ輝かせながら話を進める彼を今でも忘れることができません。
それから京都にいる間、僕らは親交を深めました。
しかし、その年、日本を大地震と津波が襲い、さらに原子力事故まで発生しました。2011年3月のことです。
フランス政府は、日本にいるフランス人を半強制的に帰国させ、Pierreたちも例外ではなく、僕らのプロジェクトは幻に終わってしまいました。
しかし、そこからも僕とPierreはメールでやりとりを続けていて、カタログを日仏で送りあったりと、親交を絶やすことなくいたのですが、昨年彼が日本でプロジェクトするというので、僕も参加し、3年ぶりに再会を果たしました。
http://aholicdays.blog118.fc2.com/blog-entry-745.html
そこで、Martialというレジデンスを主催している人とも出会い、僕らは友人になりました。
さらに僕のスイス行きが決まり、今回こうして会って、ついに作品をこの目で見ることが叶いました。そう、僕らはお互いの作品を生で見たことがなかったんです。

そんなこんなで4年越しの想いで、ようやく彼の作品の前に立った時の感慨といったらなかった。
もう、嬉しくて嬉しくて、そして全く期待を裏切らない美しさ。
今回の作品は以前にも発表したことのある作品で、(確か日本から帰国してすぐに発表したもの)写真では見たことあったけれど実物は初。
写真で見るのとは印象が全く違って、その凛とした緊張感のある佇まいがたまらなかった。
最近読んだカントの現象と物自体の関係を思い出した。
カントは僕らは現象しか見ることができないって言ってたけど、僕が目の前にしてるのは、その現象を超えた物自体な気がした。
あたかも平然となんの違和感もなく、そこにあるんだけれど、よく見るとそのねじれは不自然、でも自然。もともと物事はこうなんじゃないかって思えるぐらいの説得力。
やはりものとしてのクオリティがその説得力を支えているんだと思う。
さらに、もう一人の友人Martialがこの展覧会に寄せたテキストが美しかった。
définitionと題されたそれは、辞書からそのまま取ってきた言葉と意味が並ぶ。
démarche(step)/empreinte(mark)/courbe(curve)/espiègle(play)/vide(void)
このBIKINIというスペースは元々グラフィックの人たちが運営しているスペースで、今回のMartialのテキストもそれそのものが作品のようにデザインされていた。
とても小さいスペースだけれど、友人同士の本気が見れて本当に嬉しかった。
Pierreは本当に絵に描いたようにいい人で、作品もものすごくカッコよくて、僕のヒーロー。
これまで友人でいてくれたことに感謝してるし、これからも友人でいてほしい。

Pierre Labat website: http://www.pierrelabat.net
BIKINI website: http://capsule-bikini.com/

途中で別のヴェルニサージュに参加したのだけれど、終わったの夜中の2時。。。
日本みたいに二次会とか三次会とかじゃなく、ずっとその場にいながら。
僕は途中で疲れて退散したのだけど、彼らのエネルギーは見習わなければと思った。
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