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小川信治 @ 国立国際美術館


やっと日本の記事です。はぁ。。。

さて、今国立国際でやってる小川信治氏の個展。
欠落と増加。
彼の作品は大きくこの2つの行為によって世界に介入していく。
例えば「Without You」というシリーズではフェルメールの「牛乳を注ぐ女」の中から「女」を消去して描かれていたり、「連続体」シリーズでは「キリストのいない『最後の晩餐』」と「キリストしかいない『最後の晩餐』」が別々に描かれている。
かと思えば「Perfect World」ではピサの斜塔を2つ描いてみたり・・・
彼の場合こういったコンセプトもさることながら、なんといっても彼の超人的画力あっての作品たち。もうマジですごい・・・
もしフェルメールのやつもあそこまで緻密にフェルメールの背景を描けないとこの作品は成り立ちません。現物に忠実だからこそその「不在」が浮き立つわけです。へたくそだったらいないってことよりフェルメールじゃないし、ってなる(笑)
「Perfect World」に至っては最初絵って気づかなかった・・・
極めて緻密な鉛筆画なんで、写真にしか見えない・・・
特に絵葉書に直接描いてるやつがあって、それに至ってはどこを手つけたのか全くわかりません・・・監視の人からどこが違うかっていう紙を借りてた見知らぬおじさんと一緒に間違い探しをして2人で唸ってました。
あと映像作品もおもしろかった。「Chain World」は映像が風景の一部にズームインしていって、またズームアウトしていったかと思えばいつの間にか違う写真。写真の一部同士がつながって1つの輪になっていくという・・・何がなんだかです。
個人的に1番好きだったのは「連続体」シリーズの春画のコーナー。男と女別々に分けて描かれてあるのでもう互いにかなり切ない感じ(笑)
いやぁ、本当かなりおもしろい展覧会でした。オススメ!12月24日まで。

さて、今回本当は同時開催中の「エッセンシャル・ペインティング」の方がメインで開催されてるのですが、個人的にはやはり小川氏の展覧会が断然オススメ。「エッセンシャル」ではカッツやデュマス、オーエンズ、タイマンスなど人気のペインター達を集めた結構豪華な展覧会なんですが、僕的にはあんまりでした。半分くらい知らない作家さんだった。出品者の半分以上が具象画なのが時代を反映しているようでおもしろかった。

あと今回もコレクションはさすが。
須田さんのは相変わらずどこにあるのかわからず監視の方に聞いてやっと発見。あー、前回の展覧会行きたかったよー。図録だけ購入。
米田さんの眼鏡シリーズがまとめて見れたのもよかった。
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