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The 5th Moscow Biennale of Contemporary Art

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Adrian Villar Rojas (Argentina, 1980)
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Alfredo and Isabel Aquilizan (Philippines / Australia, 1965, 1962)
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Yin Xiuzhen (China, 1963)
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Micro-art-group "Gorod Ustinov" (Russia)
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Simryn Gill (Malaysia / Australia, 1959)
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Anonymous Artists (India)
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Aslan Gaisumov (Russia, 1991)
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Aisha Khalid (Pakistan, 1972)
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Edith Dekyndt (Belgium, 1960)
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Tom Molloy (Ireland, 1964)
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Gao Rong (China, 1986)
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Aslan Gaisumov (Russia, 1991)
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Maya Onoda (Japan, 1979)
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Robin Rhode (South Africa / Germany, 1976)
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Mona Hatoum (Lebanon / UK, 1952)
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Selma and Sofiane Ouissi (Tunis / France, 1972, 1975)
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Dmitry Venkov (Russia, 1980)
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Ed Pien (Taiwan / Canada, 1958)
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作品引き上げのため再びモスクワへ。
会期終了ギリギリでしたがモスクワビエンナーレも見せていただきました。
前回はこのビエンナーレの特別企画に参加しながら本展始まる前に帰国しちゃったんですよね。
でもまあモスクワビエンナーレって、自分たちが参加するまで存在すら知らなかったですし、正直そこまで期待はそてなかったんですが、結構よかったです。
会場は赤の広場、クレムリンに隣接するマネージ展示場で、かなりデカイ!
おまけに1階と地階の2フロアでかなり見応えあり。
作品も中々見れないユーラシア系作家も多くおもしろい作家がたくさん。
特に1階のAlfredo and Isabel Aquilizanによるソリで荷物運んでる作品は、移民問題や天変地異など、移動を余儀なくされた人々の悲哀や疲弊が滲み出ててくるものがありました。
最年少(1991年生まれ!)のAslan Gaisumovの作品も面白かったですね。本のバリエーションよくもそこまで思いついたなっていう。
彼は下の階でも錆びて穴の空いた門を使ったインスタレーションを発表していて、ロシアの注目新人なんでしょうかね。
あと1階と地階でライティングが全く違っていて、1階は自然光も入る明るい展示で、地階は逆に真っ暗。
これはこのビエンナーレのテーマ"More Light"にちなんだ展示方法らしく、地階の展示はまさに「もっと光を」な展示でした笑
ワンフロアまるまる電気消してって展示は確かにあまりないですよね。
解説文とか読むのに皆必死で携帯とかで照らしてました。
地階は自ずと映像がメインになりますね。
ここではモナ・ハトゥムやロビン・ロードなどの知ってる作家もちらほら。
唯一の日本人Maya Onodaさんは恥ずかしながら存じ上げませんでした。NYベースの作家さんなんですね。
ちなみにテーマの"More Light"はてっきりゲーテかと思いきや、挨拶文にはロシア詩人ウラジミール・マヤコフスキーの詩が引用されてて?となりました。。。まあ、おもしろかったしいっか。
ところで匿名作家のタントラドローイングってカプーアじゃないのか?


友人のMarina Femenkoが企画した展覧会"Metamorphosis"にも行ってきました。
これも僕ら同様ビエンナーレ関連企画に選ばれています。
会場はThe State Museum of the History of Gulag。第二次世界大戦前後に政治犯として強制収容された人々(GLUG)を紹介する博物館で、なかなかヘビーな場所。日本人のシベリア抑留者もこの人たちと同じ収容所で働かされました。
常設展時はかなりドラマティックな演出がかかってて、塩田千春?と見紛う毛糸のインスタレーションも!
そんな場所で4人の作家が展示。場所がかなり強いだけに中々難しいと思うけど、皆かなりの労作。
特にマリーナの展示はなんと地下にプールを作って漂流物で組んだ彫刻を浮かべていました。
こんなことできるとこ中々ないですよ。素晴らしいです。

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ビエンナーレ関連企画としてプーシキン美術館近くにあるメディアアートミュージアムではカバコフとリシツキーという超豪華な企画展も開催中。
想像以上に大規模で展示もすごく凝ってましたね。
正直リシツキー目当てでしたが、カバコフの展示がすごかった。
特に建築模型の展示は非常に興味深かったです。
リシツキーは主にドローイングで、それはそれで面白いですが、立体が見たいかった。
まあ、実物ほとんど残ってないから仕方ないけど、3D映像で表現してるのはおもしろかったです。
こちらは来月半ばまでやってるのでもし行く人があればオススメ。

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そして前回行けなかったプーシキンやトレチャコフにも行ってきました。
プーシキンはもうヨーロッパの近代絵画の宝庫で想像をはるかに越えてお腹いっぱいでした。
入ってすぐにボナールの巨大絵画2点組が現れて衝撃。あそこまででかいの初めて見た。そしてサイズは巨大でもやはりボナールクオリティ。素晴らしいです。
他にもマティスルームやモネルーム、セザンヌルームなど贅沢の極み!
彼らの中でもいい絵が揃ってて申し分ないです。
規模もそこまで大きくないし質で満たされてる素晴らしい美術館でした。
トレチャコフは本館と新館があって、本館はロシアの近代以前のコレクションで、ほとんど知らない作家ですが、時々変な絵があるので要注意。
新館は近代ですが、広すぎて最後泣きそうになりました。。。
そんな中でもロシアアヴァンギャルドのコレクションは眉唾もの。
マレーヴィチはもちろんですが、リシツキーのドローイングもすごいし、中でもタトリンの作品群はほとんどが再制作でしたが改めて目を開かれるような凄みがあります。タトリンタワーの模型も展示されてたし、ロシア来てよかったと最も感動した瞬間だったかも。
さらにオランダとロシアの国交400周年で、モンドリアンの展覧会が!ラッキー。
初期の風景画から次第にあの格子になっていく様がたまりません。改めてモンドリアンよかったです。
ロシア来たらやはりこの二つの美術館ははずせませんね。
来年はマニフェスタがサンクトペテルブルクで開催みたいやし、エルミタージュも見たいし再々訪露計画進行中です。ハラショーロシア。

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最後に美術とかではないですが、BDHX(ヴェーデーエヌハー)は地球の歩き方にも載ってませんがオススメ。
前回泊まってたホテルの次の駅でその名前からして気になったので行ってみたら想像の斜め上行ってた!
万博公園みたいにソ連時代のパヴィリオンが超広大な敷地に点在していて衝撃的。
その権威的な建物群の中はショッピングセンターみたくなってて超シュール。
入れませんでしたがジェット機が飛んでいくような科学館もすごい。
駅前のコスモスホテルも気になりすぎるので次回泊まってみたい。

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テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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