「IPP#1」: 訪露のこと

展覧会の準備を終えてモスクワから帰国しました。
初のロシアは色々ネタが尽きず、結果的には素晴らしい経験となりました。
ということで、ここ数日はその報告をさせていただきます。

まずどうやってロシアに行くのか問題です。
ロシアはビザが必要です。
アメリカも今やビザが必要ですが、あんなネットでさくっとできるような代物ではございません。
旅行代理店を通せば問題なくやってくれるんですが手数料が取られます。
僕らの場合は、旅行代理店を通さなかったので難儀しました。
まず「招待状」というものが必要です。
さらには、旅程の提出や訪問予定都市、ホテルの報告など非常に細かい。
大使館HPによると、旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号)/ロシア入国日および出国日/観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム/旅行会社の署名と印/支払済み証明/ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号が記載されたバウチャーが必要とのこと。
この辺でもういいやーって放り投げそうになるけど調べるとぶっちゃけこんな細かいの必要ないってことがわかってきます。実際はもっとテキトーなのです。
色々調べるとバックパッカーの方々のブログとかに辿り着きますが僕が参考にしたのはこのブログ。
ロシアビザの申請(東京のロシア大使館で個人申請した体験談)
ここで紹介されてたTravelRussia.suというところで必要事項を記入し、テキトーにホテルとか選んで、日本円で2000円ぐらい払うとメールで招待状とバウチャーを兼ねた書類がやってきます。
(最後のクレジット支払いのところだけなぜか全部ロシア語で焦りました。カード内容の入力はなんとなくわかるものの、決済とキャンセルのボタンがなんのこっちゃわからず、爆弾の青を切るか赤を切るか状態になってしまいました。。。調べた結果、左(оплатить)が支払いボタンだとわかりましたが。)
あとはこの書類に書かれた番号等を使って大使館HPの申請書類を埋めるだけ。
ホテルはこれもぶっちゃけ実際に泊まるホテルじゃなくてもいいです。
もっと言うと、航空券もビザ申請の後でもいいです。もちろん申請した期間内で取る必要はありますが。
ちなみに観光ビザにはシングル、ダブル、トリプルの3種類があり、ロシアに入国してから例えば隣のウクライナに行きたいとかになると、一旦ロシア国外を出てそのまま出るなら問題ないですがまた戻って来る場合は再びビザが必要になるので、滞在中にロシア国外に出て戻る場合は、ダブル以上のビザを要申請です。僕はもし時間空いたらウクライナでも行きたいなーと考えてたので、バウチャーも200円ぐらいしか変わらないのでダブルで申請しました。これも大使館によると、どこへ行くのか情報が必要とありますが、そんな報告せずに普通に取れました。まあ、結果的にはそんな余裕皆無だったわけですが泣
あと、乗り継ぎでモスクワ寄るのでちょっと降り立つにもビザは必要です。
そんなこんなで、この辺もクリアしたところでいざ申請です。
これがまた厄介で、なんと郵送は受け付けていません。あくまで大使館領事館に直接赴く必要があります。
しかもこれが全国に東京、大阪、北海道、新潟の4カ所のみ!
僕はたまたま大阪に住んでるからいいものの、これが九州とかだったらどうなってたか、、、
それに、申請に行くのと、取りに行くの計2回は行かねばならず無理無理。
とはいえ、実際の感じからしたら、別に本人である必要はなさそうなので、その辺に友達や親戚がいれば頼めばできそう。代理できた!という必要もないです。
で、大阪の領事館は、これまた不便なとこにあって、モノレール少路駅が最寄り。そこから徒歩10分ほど。
14時から16時しかやってなくて、HPに記載なしですが水曜日休みです!!
一回知らずに、というか知る由もなく行って引き返しました。。。ふぁっく。
ちなみに大阪の領事館こんな感じ。

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行くと2畳半ぐらいの部屋に入って、そこにいるイケメンロシア人に書類(パスポート、申請書(写真付き)、バウチャー)を渡すと「ニシュウカンゴデイイデスカ?」と聞いてくるので「ハイ」と答えると、その後冗談みたいな小さな紙を渡され、そこに受け渡しの日にちが記載されてるの確認して終了。3分ぐらいで済みます。
このニシュウカンゴというのは、2週間までは無料でビザ申請が可能だからです。それ以下、例えば1週間とかになると料金が発生します。余裕を持って申請しましょう。
その2週間後、その紙を持って行くとあっさりビザは発行されました。

わー、ビザ申請だけでこんな長くなってもうた。。。
まあ、とにかく複雑なんで、参考になればと。


そこからなんせ未知な国なのでとにかく情報収集。
一番の助けになったのは、奈良にあるカナカナというカフェ。
ここの井岡さんという方が、ロシア雑貨を毎月のように買い付けに行ってるという情報を聞きつけ、メンバー全員で押し掛けてお話を聞いてきました。
すごく気さくな方で、色んな情報が聞けて大満足。
モスクワに丸亀製麺ができたという情報はでかかった笑
お店も町家を改装した感じですごく雰囲気がいい。ご飯もおいしかったです。

IMG_9521.jpg

また、カナカナからすぐのところに姉妹店bolik coffeeもあり、ここでは実際井岡さんが厳選したロシア雑貨を購入できます。もうロシア行かんでもええんちゃう?ってぐらい揃ってました。

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ちなみに井岡さんはプーシキン展のショップのロシア雑貨を担当されてるらしくまた近々買い付けに行かれるそうです。お忙しい中本当にありがとうございました。
井岡さんは本もいくつか出されていて、特にロシアに関する本はかわいくて僕も一冊購入。




情報収集も整え、いざ出陣です。

で、出発当日なんですが、伊丹空港で散々な目に遭いました。。。
まず、作品を積んでた車から着いた途端に白い煙と赤黒い液体が出てきました。。。
爆発するのでは!?と皆パニックになり、とりあえず先に作品下ろさな!ということで必死に荷下ろし。。。
なんとそのままJAFを呼んでレッカーということになりました。。。
結果的にはエンジンの冷却水が漏れてたみたいでしたが、マジで焦りました。
まあ、こんだけ積んでて車も悲鳴を上げたのかしら。

IMG_9528.jpg

最終的にこの荷物量。多過ぎ。
予算もほとんどないので作品は自分たちで手持ちです。

IMG_9536.jpg

今回はJALさんがスポンサー協力して頂き、特別にこれだけの荷物にも対応して頂けました。ありがたい。
そんな中、誰かの荷物からライターが!
その捜索にまた時間がかかり、今度は荷物の重量オーバー。
その荷物に限って、さっきJAFが持っていった車のキーにスーツケースのキーもついてて開けられず、やむなく超過料金を支払い。。。
そんなこんなで、搭乗できたのは出発5分前。。。余裕持って空港ついたはずなのにな。。。
この日は前夜までに色々やること残ってて一睡もしておらず、既に疲れはピーク。
こんな調子でロシア着いたらどうなるんや、と不安が募るばかり。
そんな不安はなんとか杞憂に終わり、ロシアではほとんどスムーズにことがはかどりました。
心配だった税関も、一部中身開けさせられたもののの、テキトーなこと言って切り抜けました。
まあ、着いたら大雨で、用意してくれてた車に全部の荷物が載らず、僕ともう一人は残りの荷物抱えて雨の中自力でホテルまで行くはめになりましたが。。。


ところで、この旅は、本当にシンメトリーのようでした。ロシア最終日も雨。
濡れながら空港まで荷物運んだんですが、辿り着いたらなんと飛行機ビジネスクラスになってて、わけがわからずやったー!となりました。
で、人生初のビジネスクラスは次元が違いました。
今までの人生何やってんやろと考え込むレベル。すばらしかった。。。

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席の動き方が半端なくて、もう何がなんだか。。。
ご飯炊きたてですよ!?鯛と島豆腐とかもうわけがわかりません。
あまりに凄過ぎて逆に落ち着かずほとんど眠れなかったわけですが、、、。
とにもかくにもJALさんありがとう!
皆でシャンパーニュ乾杯。
と、こうやってはしゃいでて罰が当たったのか日本着いたらこんな感じ。

IMG_0388.jpg

台風18号。。。
なぜかここでも荷物検査でライターが引っかかり捜索活動、そして行きに超過料金払った人はここでもどうしてもその日までに帰らなければならずしぶしぶ1席だけ空いてたファーストクラスに追加料金を支払い帰阪。どこまでシンメトリーやねん!
残った僕ともう一人もとりあえず空席待ちをしてみたものの、やはり取れる気配なく、急遽東京泊。
JALさんがとってくれたホテルからは東京タワーが真正面でプチ贅沢でしたが。
そして次の日台風一過の晴天で、何の問題もなく帰路に着きました。疲れた!!!

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ちなみにモスクワへは東京からしか直行便が出てません。しかもJALだと水金日のみ!エアロフロートだともう少しあるのかなぁ。


次回はモスクワ編。
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