Villa Le Lac by Le Corbusier

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スイスは日本と肩を並べる建築大国です。
今回散々見て回ったズントーをはじめ、メルクリにヘルツォーグ&ド・ムーロン、今回は見れなかったけど、オルジャッティなど挙げればキリがないほどの優れた建築家を輩出しています。
その祖となっているのは、20世紀を代表する建築家、スイスのお札にもなっているこの方です。

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ル・コルビュジェ。
説明不要のマスター・オブ・アーキテクト。
建築家がお札に登場するって素敵ですね。日本だと丹下健三?
それほどスイス国民にも認知される存在です。
ちなみに昨日行ったEPFLの食堂の名がLe Corbusierで、カフェの名はLe Giacomettiでした。
ということで今回の行脚ラストを飾るのはル・コルビュジェのVilla Le Lac。通称「小さな家」です。
ローザンヌから電車で15分ほど行ったVeveyという町にそれはあります。近くにネスレ本社もありますが、僕はネスカフェが嫌いなので素通り。駅前から201番のバスで5分ほど行き(公式サイトにはなぜか1番となってる)、そこから5分も歩けばその家はあります。

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レマン湖の畔に佇むその家は、元々両親のために設計され、自身もそこに住みました。父親はここに移り住んでたった1年で他界しましたが、母親はここで99歳の長寿を全うしました。その後は弟(兄?)が住み、さらにその後はメンテナンスを経て一般にも公開されるようになりました。
90年前の建物とは思えないほどきれいで、建築家への敬意が感じられました。
公開期間は限られているので、僕が訪れたこの日もこの「小さな家」にひしめきあってました。。。
本当は一人でゆっくり見たいところですがわがまま言っちゃいけません。

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この家の最大の美点といえば、ribbon windowと呼ばれる水平の長い窓。そこからレマン湖を見渡すことができ、最高に贅沢な風景です。
これはコルビュジエ5原則の「水平連続窓」ですね。
人間のスケールに合わせながら、間仕切りで部屋を分けられたり、壁の色を変えたり、様々な工夫で飽きさせません。

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そして庭の気持ちいいことといったら。
サヴォア邸にもありましたが、額縁のような窓も健在。
ここに座って、湖からの冷たい風を浴びるのがすごく気持ちいい。
もちろん「屋上庭園」あります。ピロティはありませんが。

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7年前にコルビュジエツアーをしたのを思い出しました。
あの時は教会や修道院、集合住宅に邸宅など、大きな規模の作品ばかりみましたが、この「小さな家」にも同じスケールを感じて、彼の揺るがない軸を感じることができました。
行脚最後にふさわしい清々しい建築でした。ありがとう。

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