Gerda Steiner & Jörg Lenzlinger 'NATIONALPARK' @ Buendner Kunstmuseum Chur



























本当はズントー設計の美術館渡り廊下(最後の写真)を観に行ったんだけど、思いがけずゲルダ・シュタイナー&ヨルグ・レンツリンガーの展覧会が!しかもこれがものすごく良くて、申し訳ないけどズントー様はそっちのけで楽しみました。てか渡り廊下って!ズントーちゃうかったら見るとこちゃうやろ。
それはともかく、展覧会は写真の数々を見ていただけるとわかると思いますが、カオスです笑
壁は削られてるし、床は抜けてるし、天井も穴空けちゃってるし、窓ははずしちゃってるし、もうなんでもあり。生きたモルモットもいました。この展覧会終わったらどうなるんでしょうか。。。
しかし、本当に楽しかった。
正直 僕の中で彼らの評価は水戸芸の展覧会で相当低くなってしまったのだけど、この展覧会見て再び舞い上がりました。
入ってすぐまずスタッフの衣装が彼らの作品。かわいかった。
そこからまず'NATIONALPARK'に入る前に、ひとつアイテムを選びます。
選んだら、'NATIONALPARK'へ。
まるで博物館のような展示物の数々。でも実際めちゃくちゃ。
ガラスケースの中でハエがわいてるのもあった。。。
しかし、本番は2階。
階段の壁が削れてたので、最初普通にボロボロな美術館やなと思ったら、それにしては人為的な線だったので、え?ってなったら、やっぱり彼らの仕業。そんなアホな。。。
そこから前述のようなカオスで、見ても見ても見切れない。
ずっといてても楽しそうな空間が見事に形成されてて、本当に素晴らしかった。
最初ズントーの渡り廊下を見たら花とかが飾られてて、誰やねん!と思ったけど、この展示見てしまったら仕方ないです。ちなみにこの渡り廊下の窓も一部外されてます。。。
インスタレーションというか、ひとつの世界を築いた彼らはもちろん素晴らしいけど、これをやらせた美術館がすごい!日本ではまず無理でしょう。
本当にこの後どうするのか気になりますが、とにかく素晴らしい展示でした。12月21日まで。こちら。
あと、本館では、'Uninhabitable Objects – Dwellings between Imagination and Reality'という展覧会も開催中。こちらはシュッテやホワイトリードなど、家をテーマにした作品を集めてて、これも中々おもしろかった。
コレクションにはジャコメッティが数点。あとはあまり気になるのはなかったかな。。。
ところでChurにオルジャッティの手がけた正面玄関があると聞いていたのだけど、見当たらず断念。。。どこにあったの?オルジャッティが見れるのはこれだけだったので地味にショック。てか正面玄関とか渡り廊下とかってちょっとマニアックすぎませんか。。。
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