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ARCHITEKTUR

いよいよベルリン滞在も残り1日となりました
いやぁ、濃い滞在でしたわ。ってことでそろそろまとめにかかります。
壁の崩壊後、すっかり現代建築の嵐となってしまったこの都市をレポート。

Future City

「未来都市」
こんな言葉がこんなに当てはまる都市はそうそうないと思う。
特にベルリンのポツダム広場はありえない。
ちょっと前まで荒地だったなんて信じられないくらいの未来都市の姿。
ヘルムート・ヤーン、レンゾ・ピアノ、磯崎新らが作り出したそれは、恐ろしく現実離れしたランドスケープ。映画の世界のようだ。
なんといっても夜の姿が印象的。これでもかと言わんばかりにそれぞれが光まくってその存在を主張しあって大変なことになってた。初日の夜にここに着いた時あまりのすごさに笑ってしまった。都市で遊びすぎ。
そんでもってソニーセンター。あのファサードはやばい。
そして近くのダイムラークライスラーのオフィスビル郡。イギリスの巨匠リチャード・ロジャースもすっかり埋もれてしまっております。

Politic + Architecture

左から国会議事堂、連邦議会所、首相官邸。
こんなとこで政治を動かしてるんだからすごい話です。
どれも現代建築。。。日本もこうなったらおもしろいのに。
とくに国会議事堂ライヒスタークはやっぱよかったです。ノーマン・フォスター建築のあのドームと前々世紀から建ってるあの建物がマッチしてて、これこそドイツの過去と現在をつなぐ建物として国会議事堂としてとてもふさわしいと思う。

EXPO?

エキスポと見紛わんばかりの大使館の派手さには驚きです。まるでパビリオン。
旧西ドイツの首都ボンから移ってきたそれらは、お互い個性が強い!
まずはイギリス大使館。真ん中の紫がイケてます。
北欧大使館は緑が綺麗。あんま近づいて見てないからディテールはよくわからん。
メキシコ大使館。前の縦縞がすごい。
そういや日本大使館はどこにあったんやろ。どうしてこんな時にこそ建築大国日本を主張しないんだか・・・坂さんや伊東さんに頼めば最強やのに。

Conpetition of Architects

各国から代表する建築家がこぞってやってきてます。
まずはフランスからジャン・ヌーベルのギャラリーラファイエット。円錐形にくぼんだ中央吹き抜け。ホログラムフィルムで覆われたそれは光を反射してすごいイリュージョンを作り出してた。でも外観はそんな大して普通な気がした。
イギリスからはニコラス・グリムショー。上空からみるとイモ虫の形をしてるようだがとりあえず路上からしか見れず。このアーチが特徴なんだけど、正直あんまりピンとこなかった。確かに柱の足は動物の足のようだったけど。
そしてアメリカからは、フランク・O・ゲイリーのドイツ銀行。外観は至って普通なのに中に入れば謎の魚のような物体が・・・確かに上から見たら魚のような形をしていたが、正面とのギャップに驚くばかり。建築的にはどうなんかわからんけど単純におもしろかった。中に入ってもっとちゃんと見たかったなぁ。

Since the Wall

壁の崩壊前から街を見つめ続けてる建築たち。
なんといってもテレビ塔は秀逸。着いて初めに見たモダン建築。これが1969年に登場したなんて信じられない。今見てもモダンなフォルムをしている。しかも西ではなく東側にあったなんて。ヘルマン・ヘンゼルマンデザイン。
ル・コルビジェと言えば建築界では神のような存在。その建築が拝めるということで行ってきた。コルビジェの理想郷ユニテ・ダビタシオン。彼が謳い続けたユニテとは幼稚園やら色々な施設がひとつの建物に入った施設のこと。マルセイユのそれが有名だがベルリンの郊外にひっそりと建っていた。その独特な色彩が美しかった。住民はその色を守るのが原則で住んでいる。大事に住まわれてる感じがした。でも見学は普通に怪しまれないかと心配でした・・・。
バウハウスの親グロピウスデザインのバウハウス・アーカイブ。煙突のようなフォルムがおもしろかった。2010年にはSANAAがここの増築を手がけます。それも楽しみ。

Memento

昨年完成したPeter Eisenmanによるユダヤ人犠牲者を悼む慰霊碑は圧巻でした。
ポツダム広場近くにある2700個もの石碑たちは、都市のランドスケープとは裏腹に崇高な空気を漂わせてた。手前が低いのに真ん中は見上げるほどの高さ。床も平坦ではなく、中に入るとまるで森に潜り込んでるようだ。まるでミニマルアート。写真たちはコチラ。
そしてなんといっても強烈なのがリべスキントが送り込んだユダヤ博物館。その独特な建築はユダヤの傷を示しているかのよう。写真に撮ろうにも全体像はつかめない。ただ、この人音楽を学んでたって知ってこの建築を理解するのに助かった。確かに一見悲しみを表してるかのようだけど、僕にはカンディンスキーの絵画のように思えて、悲しみよりもむしろ軽やかなリズムが聞こえてきた。カンディンスキーも音楽を表現した画家だった。NYのWTCもこの人が設計する。最初テロ前より高いビルを建てると聞いた時本当にアメリカの考えに落胆したけど、この人がやるなら何かしら希望が見出せそうな気がした。ちなみに欠点として、建築がすごすぎて展示が全然入ってこないってこと(笑) 
こちらはトポグラフィー・オブ・テロという壁の歴史を伝える野外展示。建築はまだない。「まだ」というのは今その建築を建てるか否かが議論されてるからだ。建築家の名はピーター・ズンドー。友達に教えてもらって作品集を見せてもらったが本当にかっこいい建築を建てる。もしこれが建てばリべスキントのユダヤ博物館と並ぶベルリンの歴史を伝える建築になることは間違いない。要は予算の問題らしいのだがなんとかなって欲しい。
*後日このプランはキャンセルとなりました。残念。

Future of Future City
ここまで紹介してきたけどまだまだ紹介しきれない建築たちがいっぱいある。しかもまだまだ建築は続行中で、この街は一体どうなっていくんだろうといった感じ。360度すさまじい建築ばかりで、建築に目覚め始めてる小生としては本当に刺激的でした。そのせいで疲れもしたけど・・・。
日本人の建築が見れなかったのは残念なところ。こんなに世界に羽ばたく日本建築なのになぜこの建築都市にないのかが不思議。2010年のSANAAを待つしかないのか。
あと思ったのが、ガラス建築の多いこと多いこと・・・。なんだかガラスを使うということが現代建築の条件みたいな感じで最後の方はうんざりでした。
ガラスは軽やかで今の時代に合ってるとは思う。
でも僕は芸術に関してもそうだが重いものが好きだ。
だからズントーの石の建築とか本当に好き。
その点で僕が今回の旅で1番感動したのは下の建築。和解教会という教会で、木と土でできた建物。日本人の肌に合ってるというか、とてもぬくもりを感じた。中は土壁で、天井から差し込む光は神々しく思わず涙が溢れた。ベルリンに行ったら是非行ってみて欲しい。
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