村岡三郎逝去
去る7月3日、作家の村岡三郎氏がお亡くなりになりました。85歳。
村岡さんは、ちょうど僕が入学する前年まで京都精華大学の洋画で教えられていて、ちょうど入れ違いでした。
なので、個人的なお付き合いはないのですが、その入学当時に大学内のギャラリーで開催されていた退官記念展の衝撃は今でも忘れられません。
現代美術のゲの字も知らぬ若造でしたが、凄まじい量の塩からなるインスタレーション(当時こんな言葉も知りませんでした)を見て、何だこれは!?と思いました。
他にも酸素ボンベの作品や、鉄の作品。そのどれもが記憶に鮮明に残っています。
今思えば僕にとって、美術という扉を開く前の洗礼でした。
以降も何度か作品を拝見して、そのどれもがかっこよくて、当時のもの派やらに回収されない作品群は、今後さらに評価されるべきでしょう。
特に国立国際美術館に所蔵されている弟さんの戦後死亡通知を用いた作品は衝撃的。
昨年も名古屋のケンジタキギャラリーで作品を見たところだったので、今回の訃報は驚きでした。
ご冥福をお祈りします。
村岡さんは、ちょうど僕が入学する前年まで京都精華大学の洋画で教えられていて、ちょうど入れ違いでした。
なので、個人的なお付き合いはないのですが、その入学当時に大学内のギャラリーで開催されていた退官記念展の衝撃は今でも忘れられません。
現代美術のゲの字も知らぬ若造でしたが、凄まじい量の塩からなるインスタレーション(当時こんな言葉も知りませんでした)を見て、何だこれは!?と思いました。
他にも酸素ボンベの作品や、鉄の作品。そのどれもが記憶に鮮明に残っています。
今思えば僕にとって、美術という扉を開く前の洗礼でした。
以降も何度か作品を拝見して、そのどれもがかっこよくて、当時のもの派やらに回収されない作品群は、今後さらに評価されるべきでしょう。
特に国立国際美術館に所蔵されている弟さんの戦後死亡通知を用いた作品は衝撃的。
昨年も名古屋のケンジタキギャラリーで作品を見たところだったので、今回の訃報は驚きでした。
ご冥福をお祈りします。