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BUSAN BIENNALE 2012 @ Busan Museum of Art, etc

IMG_7058.jpg

釜山ビエンナーレに行ってきました。
そこまで興味のあるビエンナーレじゃないけどせっかくなので。
ソウルからバスで4時間ぐらい。1600円ぐらいで行けます。安い。。。

会場がいくつかあってそれぞれシャトルバスが巡回してます。
まずはメイン会場である釜山美術館へ。
ここは特に言うことないです。初っ端からテンション下がった。
こういうビエンナーレとかって、往々にして美術館の展示はおもしろくないですね。
結局普段の企画展とどう違うの?ってとこかな。本当に普通の展覧会でした。
高嶺格の「在日の恋人」がまた出てた。あと「ジャパンシンドローム」って作品が出てて、福島の放射能問題をかなり直接的に扱ってました。海外の人にはどう映るんでしょうか。

続いて、、、とりあえずこの写真をご覧ください。
IMG_7065.jpg
広安里のビーチ近くにあるミワールドというテーマパークです。そう、ここが会場なんです。
平日だったからか人がほぼ皆無ですごいシュールでした笑
調べたらこの遊園地来年なくなるみたいですね。。。わびしい。
そんな子供たちの夢の国で繰り広げられる釜山ビエンナーレですが、これがまたすごい。
のっけからイラク戦争の写真です(Sung-Su Cho)。。。その次も有刺鉄線でフラフープして血だらけになってる映像とか(Sigalit Landau)。。。とても子供には見せられません!
でも2つともものすごくよかった。
その奥のスイカがひたすら坂を転がっていく映像(Marie Bovo)もよかったし、強烈なフラッシュで残像を見せる作品(Fabrica Seixas)や、なぜかキャンディーキャンディーのちょっとエロい絵画(Hyun-Soo Son)とか、結構好きな作品が多かったですね。ここでやる意味があるのかどうかはわからなかったけど。
個人的にはここが一番よかったかも。
とりあえず美術館のがっかり感は軽減されました。

続いて、釜山鎮駅。
IMG_7068.jpg
ここは元々駅で現在は使われてないみたい。
色々作品はあったけど、どれもしっくり来ませんでした。
それよか隣でやってた炊き出しの行列の方が相当インパクトあったな。。。

次は釜山文化センター。
ここも色々あったけど特にインパクトに欠ける感じ。
まあ、美術館同様元々展示空間なので、普通に見れちゃうのがなーって感じでした。

最後に特別会場として佐川アパート。
駅から歩けるけどお勧めしないみたいなこと書いてあったので素直にタクシー。
韓国はタクシーが異常に安いです。何かの間違いかと思うぐらい。
この時も普通に10分ぐらい走って2200ウォン。日本円で160円ぐらい。マジか。。。
でも乗っててマジで歩かなくてよかったと思った。
もう50度はあるんじゃないかという急斜面をひたすらのぼります。韓国は坂が多いですね。
で、たどり着いた先がすごいとこでした。。。ってことでこちらをご覧ください。。。
IMG_7074.jpg

IMG_7076.jpg

ここだ、とタクシーに降ろされた時は運ちゃん絶対間違ってると思った。
完全にお化け屋敷です。怖すぎます。中に入っては何度も引き返しましたよ。。。
でもせっかく来たのでおそるおそる階段上るとマジでビエンナーレの看板が出てきた。
たどり着いたら中から受付の子が出てきて、たどたどしい英語で色々説明してくれた。
その子がめっちゃかわいくて、正直説明ほとんど聞いてませんでした(死)
まあ断片的に聞こえたのは、このアパートは1959年に建てられたアパートで今は誰も住んでないとのこと。朝鮮戦争後にこういうアパートがどんどん建てられたが老朽化によってほとんど機能していないみたいな。外にも作品があると窓のとこまで連れて行かれたんだけど、その作品より、そこからの景色がすばらしくて、写真撮っておけばよかったと今更後悔。
で、いよいよ中に入ると、作家(Yeonbin Jeong)とAomaヨガアカデミー代表のJe-Chang Kim氏がコーヒー飲みながら会話してた。直前まで韓国語で喋ってたみたいだけど、自分が来たから英語にしてくれた。作家もアメリカに5年間住んでて、キム氏もインドに住んでたので英語が上手。とりあえず一緒にコーヒー飲みながらその会話を聞いたりたまに参加したり。会話の内容はメディテーション(瞑想)について。仏教(ニラバーニャ)とヒンドゥー教(輪廻転生)の違いや、瞑想の段階の話、西洋と東洋の話等1時間ぐらい参加させてもらった。こういう会話を会期中色んな人を招いて繰り返してるそうで、その模様は美術館の方に生中継されてる。そういやそんなのあった気がするなぁ。。。ってことでその時間は僕も美術館の映像に映ってたはず。
いわゆるリレーショナルアートってやつですね。何も考えずに行ったので最初は戸惑ったけど、まあ参加できてよかったです。でもこれ英語も韓国語もできないとアウトですね。。。
帰りは歩いて駅まで向かいましたが、坂道きつ過ぎて転び落ちそうになった。。。

そんな感じでビエンナーレ終了。結局一日がかりで回りました。
このビエンナーレは、前々回(2007年)のドクメンタのキュレーターがキュレーションしたみたい。テーマは「Garden of Learning」。確かに2007年のドクメンタも教育的なテーマだったな。今回も最後のアパートのやつとか特にそうだし、作品としてはつながってるけど、展覧会としてはつながりが相当薄いように思いました。そここそキュレーターの力の見せ所なんだけど。期待してなかったものの、それ相応でしたね。
光州ビエンナーレも行こうか迷ったけど、前回マッシミリアーノ・ジオーニが企画した「1000lives」が良すぎて行けなかった悔しさもあり、どうせあれは超えられないのはわかってたので見送りました。結局行かなくて正解だったと思いますが。
でも韓国は積極的に海外のキュレーターを招いてるので、ビエンナーレトリエンナーレの試みとしては、日本より遥かに先を行ってますね。日本は今のとこ国内のキュレーターしかやってない。韓国は東アジアの中でもまっさきにビエンナーレを取り入れた国なので、その実績はすごいです。
そういえば前回の釜山は先日亡くなられた東谷隆司氏でしたね。。。
光州もどんなのか気になるので、またおもしろいテーマだったら行ってみたいです。
今回の釜山ビエンナーレは今週末までです。


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