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内藤礼「地上はどんなところだったか」@ 空蓮房

IMG_6906.jpg

久々に東京に行ってきました。といっても6月以来ですが。
以前に比べてぐっと上京回数が減りましたね。
その分今回色々観ていて体力の衰えを感じました笑
以前なら平気でいくつも歩いてたのに、3つめぐらいでへろへろ。。。
実際観る展覧会数も減りました。といっても多いですが笑
ってことでレポります。

まず今回の上京で大きかった展示のひとつが空蓮房の内藤礼展ですね。
こちらは初期の内藤作品を思わす予約制。
しかも会期中水木金の10時から15時までという。。。
上京のタイミングに合わせてメールを送ったら、15時から特別にとっていただきました。
今サイトを見たら会期中の予約全部埋まってしまったみたいです。。。
で、内容ですが、そこはやはりあまり触れない方がいいと思うので控えます。
ただ、その空蓮房がどういう場所かということだけでも。
ここは、なんとお寺の中にあります。
名前だけでもなんとなくそういう雰囲気がありましたが、着いて少し焦りました笑
境内の中に、白い箱があって、そこが「空蓮房」という空間です。
写真のようなすこし低い茶室のにじり口のような入り口から一人ずつ入っていきます。
元々茶室だったのかな?と思って聞いたら違って、本当に純粋にギャラリースペースとして作ったらしい。すごい。。。
中も相当すごくて、角がRになった空間で、今回は小さな明かり取りのみの光で見せてました。
その光の入り方がものすごく美しくて、僕が行った夕方に入りかけぐらいの時間帯の方がぼんやりしていていいような気がしました。最初住職さんは15時以降だとちょっと暗いかもと心配されてたようですが。内藤さんの作品も見れば見るほどぼやけてきて不思議な感じでした。
結局20分ぐらいそこで過ごして友人と交代しました。
どうやらこの空間は2006年に建てられたようで、以前にも畠山直哉なんかも展示してます。
住職さん自身も以前写真をやっておられたそうで、作品をいかに見せるかというのは、作家側はすごく考えているのに、見せる側で考えてる人がほとんどいないというところから、この空間を作られたそうです。
そのお話はすごくわかって、ついつい話し込んでしまいました。
内藤さんは今ギャラリー小柳でも展示されていますが、やはりあそこで見た印象と、この空蓮房で見た印象ではまったく別の体験だったのはまちがいありません。
作品に出逢いに行くという態度そのものがこの空間では重要になってきます。
その為に、まず一礼して入る装置としてにじり口があるんですね。
この「作品に出逢いに行く」というのはものすごく鑑賞体験として重要だと思います。
もちろん小柳はあくまでビジネスもありますので、そこをどうこう言うつもりはありませんが、やはり内藤さんのような作品は、こういう空間で見せるのが一番だと感じました。
しかし世の中にはこういう志のある方がちゃんといらっしゃるんですね。うれしかったです。
それにしても内藤さんの人形のような作品の展開は驚きでした。
以前国立国際のトークでも紹介されてましたが、実際に対峙してみると、これだけ形が具体的でありながら、内藤さんの見せたいものは、以前にも増して抽象化しているのが実感できました。
実際眺めながらこれが一体なんなのかわからなさすぎて戸惑いますが、時間をかけるとそれを飛び越えちゃう感覚がありました。普通のギャラリーではむずかしいかもしれません。
これからどういう展開にいくのかも非常に楽しみです。
空蓮房の展示は予約埋まっちゃったので今からでは見れませんが、小柳は11月22日までやってます。

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ジャンル : 学問・文化・芸術

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