寺田就子「blue moment」@ GALLERY CAPTION

寺田さんの個展初日にお邪魔してきました。
関西以外の展覧会観に行くのすごく久々。といっても6月以来ですが。
寺田さんといえば昨夏の同ギャラリーの個展がものすごくよかったんですが、今回もすばらしかった。
以前にも増して、周囲の環境への賛美というか、作品の境界がどんどん広がっているようで、進化を遂げていました。すごいです。
最初の部屋では、一つの電球に対して、それぞれが波及効果を及ぼすような作品群。
ちょっと説明できませんが、これは今年最初の16での個展に近い感じですね。
しかし白眉は奥の部屋。
特にアクリル板とガラス板を使った「窓を映すための窓」は本当に好きです。
このギャラリーは窓がすごく特徴的で、そこから自然光が燦々と入ってくる感じがとても好きなんですが、まさにその窓を讃えるような作品でとてもうれしかったです。
今回の展覧会タイトル「blue moment」とは朝焼け前または夕焼け後に一瞬空が真っ青になる瞬間のことらしく、このギャラリーで迎えるその瞬間がとても好きなんだそう。
だから、その瞬間をうまくとらえられたら真っ青の窓が映るかもしれませんね。見てみたい。
時間や時期によっても色々見え方違いそうでまた観に行きたいです。
10月13日まで。おすすめです。
http://homepage1.nifty.com/caption/homepage/shuko/ex12.htm
その前に名古屋にも行ってきました。
まずはケンジタキさんではこちらも村岡三郎展の初日。
過去作の展示でしたが相変わらずかっこよすぎます。。。
特にDMにもなってる酸素ボンベと絨毯の組み合わせがすごくいいです。
2階のドローイングもものすごく魅力的でした。
また、長者町のN-MARKさんではタムラサトル展の最終日。
こちらはちょうど作家さんも来られてました。
ベアリングで回るハートやNやナイキのマーク。
まんまやけど、謎の重厚感が出てておもしろかったです。
あと、アートラボあいちでは、色々やってましたが、空き地プロジェクトがおもしろかったな。
石上純也やん!ってのもあったけど。。。
名古屋活気づいてていい感じです。
それにしてもSTANDING PINEさんは僕が行く時にかぎってしまってて縁がないです。。。
あと某ギャラリーに行ったら作家がギャラリースペースで寝ててびびって逃げて帰ってきた。
最初パフォーマンスかと思ったけど違ったみたいでした笑
小牧市にて今度お世話になる常懐荘での後輩たちの展示。
京都精華大学と愛知県立芸術大学の学生がやってる「懐」展。
偶然にも僕が高校の時から知ってる矢島与萌さんも出しててビビった。
いわゆるメル友ってやつでした笑
彼女の作品、床の間をそのまま再現したような感じやったけど見事にハマってた。
現在彼女は女木島にあるMEGI HOUSEってとこでレジデンスして制作してるみたい。
他にも精華の後輩岸本さんの作品とかすんごい溶け込んでた。
薬師川さんのも空間といい感じに合ってたし、中々いい展示でした。
こちらは9月16日まで。名鉄小牧線の味岡駅から歩いて10分ぐらいです。
- 関連記事
-
- 内藤礼「地上はどんなところだったか」@ 空蓮房 (2012/11/04)
- 土屋公雄展「夢のあとに/交差する時間」@福井県立美術館 (2012/11/01)
- 寺田就子「blue moment」@ GALLERY CAPTION (2012/09/09)
- 川内倫子「照度 あめつち 影を見る」@東京都写真美術館 (2012/06/12)
- 内藤礼アーティスト・トーク@国立国際美術館 (2012/06/05)