軽井沢千住博美術館 by 西沢立衛

GW、軽井沢に行ってきました!
乗り換えの東京駅は凄まじい人の数でもみくちゃになった。。。
GWにでかけるもんじゃない、ってのはわかってたんですが。。。
たどり着いた軽井沢はあいにくの小雨で、晴れたり曇ったり変な天気。
軽井沢には現代美術館がいくつかあります。
関西には一つもないのにこの密集率はすごい。
いつかまとめて行きたいと思ってました。
中でも昨年秋にオープンしたばかりの千住博美術館は最も行きたかった美術館。
なんといっても建築は西沢立衛氏。
で、最初駐車場に着いて、見つけたのはカフェとショップのある建物。
それがこれ。

ウソ、だろ。。。
いつの間に西沢さんデコン建築にいっちゃったの??
SANAA独特の流れるような自由曲線はどこいった??
ってか、デコンにしてもなんて安っぽさ。。。
こんなものの為にはるばる来たのか。。。orzって感じになりかけたけど、美術館は他にあることがわかって大いに安心。てかこれ誰がデザインしたん?
でもこれの中には軽井沢で有名なパン屋、浅野屋さんが入ってておいしくランチしました。
なのでこっちはこっちでまあよし。
で、肝心の美術館はこちら。




はい、流れるような自由曲線ですね。
中は残念ながら撮れなかったんですが、この中がすごい!期待以上でした。
いくつか写真が美術館のサイトに載ってたものの、あれでは全然この美術館の魅力伝えられてないことが実際行くとわかります。
ローザンヌのように、近年SANAAが追求するワンルーム建築。
視界がぱっと開けて素晴らしい眺めでした。
壁がいくつか立てられて、そこに千住さんの静謐な滝の絵がかけられてます。
いくつか中庭的なボイドがあって、そこからの自然光で中は満たされてます。
ひとつだけ唯一囲まれた部屋があるけど、そこではブラックライトに浮かぶ滝のインスタレーションとも言える空間があって、これも感動。
でもなんといっても、床が、元の敷地の傾斜を利用して、なだらかにうねっています。
なので、立つ位置によってまったく風景が変わる。これは体験してみないとわかりません。
その変化が本当に同じ空間なのか?ってぐらい劇的に表情を変えます。
そのうねりやらなんやらはこの貧相な外観写真からご想像ください。。。
千住さんの初期からの絵も飾られててよかったです。
軽井沢千住博美術館>>http://www.senju-museum.jp/
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