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Turner Prize winner 2011



もう先週ですがやっぱり書いとこうと思います。ターナー賞です。
振り返れば2006年から2008年以外ずっと書いてますね。
(2008年のMark Leckeyの作品は未だによくわかりません。。。)
今年はニューキャッスルの郊外ゲーツヘッドにあるBALTIC Centre for Contemporary Artで開催。
2007年にTate Liverpoolで開催されたことがありましたが、ロンドンでもなくテートでもない場所でターナー賞展が開催されるのは初めて。
来年はまたロンドン(Tate Britain)に戻り、再来年は北アイルランドのデリーに行くらしい。。。
今回の会場、ロンドンから車で5時間もかかるらしい。。。鬼!(電車だと8時間)
それでも来場者数はすごかったらしく、ターナー賞の底力計り知れません。
上の映像が一番わかりやすい今回のターナー賞展の展示風景。
今年はビジュアル的にも楽しいものが多い印象。

で、今年のターナー賞は。。。



Martin Boyce!
先週の月曜日(日本時間の火曜早朝)に発表されました。
ファッション写真家マリオ・テスティノによって発表されました。それが上の映像。
ってかテスティノ完全に言うタイミングミスってますよね笑
あとでもう一回言ってるし。。。残念すぎる。
Boyceはモダニズムデザインを参照にしながら、そのリサーチを元に彫刻を作る作家。
Simon Starlingもそうやけど、こういうリサーチ系の作家って日本にはあまりいませんね。
まあ、妥当かと思います。
それにしてもグラスゴー強い!
今回のノミネートも、このBoyceとKarla BlackがGlasgow School of Artの卒業者。
過去にもDouglas GordonやSimon Starlingなどのターナー賞受賞者を輩出。
そして2009年のRichard Wright、2010年のSusan Philipsに続くグラスゴー作家の受賞。
日本で言えば京都みたいなものか。
地方都市からどんどん面白い作家が生まれてます。
日本もこういう賞があれば京都の作家がとりまくりそう。
円山応挙賞(Maruyama Prize)なんていかがでしょう。



さて、今年のターナー賞は個人的に特別でした。
なぜなら僕のロンドン時代にお世話になったHilary Lloydがノミネートされてたから。
彼女は僕のコースディレクターで、すごく熱心でユーモアもあり芯のある素敵な女性。
でも、どこかクールで、それは彼女の作品にもろに表れているように思えます。
彼女は映像をメディアに使う作家ですが、どこか醒めた目線を感じます。
それはカメラの動きそのものが作品に表れていることが大きいかと。
ひとつの画面にいくつかの映像が登場し、それらは同じ映像なんだけど時間がズレていたりすることで、妙な違和感が生じます。
映されているものより、そのズレが気になって、何を観ているのかわからなくなってくる。
映像というのは、「見せる」メディアの代表ですが、そこを「見せない」。
彼女のコンセプトと合ってるかはわかりませんが、僕はそこに彼女の作品の魅力を感じます。
受賞には至りませんでしたが、これからもがんばってほしいです!
下のインタビューで"I'm not a film maker"というところから始まるのが印象的ですね。



ロンドンから離れてもう4年経ちますが、やはりターナー賞は目が離せません。
それにしてもターナー賞の賞金って改めてみると安いですね。。。
宇部の方が多いのが恐ろしい。。。
でもやっぱこの後の影響力考えても価値のありあまる賞です。
Channel4のCMかっこいい。
考えたら、Channel4がターナー賞のスポンサーになって今年でちょうど20年なんですね。




<関連記事>
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Turner Prize 2006
TURNER PRIZE:A RETROSPECTIVE @ TATE BRITAIN
英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展@森美術館
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