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堂島リバービエンナーレ2011@堂島リバーフォーラム

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堂島リバービエンナーレに行ってきました。
前回同様内容は豪華なのに広報がイマイチですね。
本当にひっそりやってます。

前回の南條さんから今回は青森県立美術館のチーフキュレーター飯田高誉さんを迎え、「Ecosophia」をテーマに展開。これは、ガタリの「エコゾフィーの実践」における人間と自然の関係を美術・建築の文化的側面から捉え、さらに地球規模の物語として現出してきたテーマだそうです。
青森県美ではこの震災で中止になったけど、青木繁と杉戸洋の展覧会なども企画してましたね。
建築とアートが絡む展覧会が増えてきました。
それが最も美しく結実したのが豊島美術館だと思いますが、この傾向は日本に顕著な動向かもしれません。
日本はアートより建築の方が元気なので、自ずとそうなるのでしょうか。
ただし、やはり展示になると建築家は圧倒的に不利です。
今回もその不利感が如実に出てました。。。
特にピンでやってた藤村さんや磯崎さんは、コンセプトはともかくビジュアルが何を言いたいのかよくわからない。。。というかビジュアルがあまりに直接すぎ過ぎて逆に伝わらない。
その点阿部典子さんや大庭大介さん、青山悟さんの作品はすごく強くて感動した。
阿部さんの紙を切るという行為は、その紙が何の紙なのかで相当意味合いが変わる。
新聞を切り抜いた作品があったが、それはまさに3.11以降の新聞で生々しい文字が踊る。
また大庭さんは最初映像かと思うぐらい画面が揺らぐ。
初めて観たわけじゃないけど、今までの展示で一番動揺した。
青山さんはこの春に東京で発表した作品。見れなかったのでラッキー。
薔薇という美しいと宿命付けられたモチーフをひたすら刻むようにミシンで縫う。
青山さんの最近のテーマに「制作と労働」というのがあるけれどまさにそれを象徴するモチーフ。
こういう振り幅が建築系の展示に中々見られなかった。
コラボレーションでは隈研吾と森万里子の作品は成功していなかったと思う。
あんなに建築が前に出てきちゃダメです。
全然「負ける建築」ではなかった笑
インフォメーションにあった、池田剛介さんの作品って完全に豊島と被ってるんですけど。。。
コラボでまだよかったのは杉本さんと永山さんの「海景」。
展示としていいかは判断微妙ですが、とにかく永山さんの愛を感じた笑

それにしても一人で全部もっていっちゃうカプーアはやっぱすごい。
何がすごいって、これだけ現実感のないスケールでいくつか実際実現してるところ。
そして、ものすごいクオリティでこの世に生み出せちゃってるところ。
多くの作家が大きなスケールに挑むと、いつも作ってる作品のクオリティより劣化します。
カプーアの場合は、全くそれがない。やっぱすごいです。
あー、日本でもまた何かやってほしい。牛窓の作品ってもうないよね?
来年の越後妻有あたりで何かやってくれないかな。
そして、一人で淡々とやっちゃってたのが4Fのマーティン・クリード。
なんか会議室みたいなとこであの作品やると物凄くポップな印象。
会場で配られる解説がいちいち仰々しくて萎える。

さて、この展覧会の特徴として、先に上げたアートと建築の融合が大きいとは思いますが、僕が思ったのは坂本龍一の音楽がこの展覧会においてすごく重要であったということ。
普段は展覧会って無音、もしくは作品そのものから発せられる音しか会場に流れてませんが、今回はこの音楽がものすごい存在感で耳に響きます。
音楽のすごいところは、姿もないのに、感情をコントロールできるところ。
悲しくても明るい曲を聞くと元気になるし、また逆も然り。
今回は坂本教授の奏でる音楽がなんだか仰々しくて重い気分になりました。
観客をコントロールするのには、中々有効なのかも。
ただ、今回のキュレーションはあまりにコントロールしようとしてちょっとやりすぎな感も。
気圏、水圏、地圏と分けてたのも、どこまで有効だったのか。。。
掲げてるテーマと参加作家は非常に重厚ですが、規模が如何せん小さいのが残念。
それに堂島でやってる意味も前回同様全くないしね。
次回はまたどうなるんでしょうか。
もう少し外に開いて欲しいところです。8月21日まで。
堂島リバービエンナーレ2011 http://www.dojimariver.com/topics/biennale2011.html

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ジャンル : 学問・文化・芸術

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