杉本博司「アートの起源 歴史」@MIMOCA

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昨年末から始まった杉本博司の「アートの起源」展も大詰め。
このまま最後まで見てやりますよ!
ってことで3つ目「歴史」です。

丸亀着いたらいきなり美術館前でアームレスリング大会やっててビビった。
写真は、展覧会に見向きもしない人々の図。

アームレスリングをスルーして、中へ。
早速前回の護王神社の模型がそのまま置いてあって一瞬萎える。
今回も前回同様やっつけを感じるのではと相当不安になる。

まず階段下の吹き抜けでは、杉本さんのコレクションである鹿の像。
これがすごくて、平安時代やら鎌倉時代やらのパーツを組合せている。
さらに、そこに須田悦弘さんの作品までミックス!豪華すぎる。
吹き抜け壁には昭和天皇の肖像。
蝋人形とわかっていても相当リアルです。
2階ではその蝋人形シリーズがメインで、英国王室とナポレオンなど。
「最後の晩餐」のは初めて観たけど、あまりリアルじゃないな。。。
その横には、様々な勲章が並べられている。
これがまたすごくて、満州事変や日露戦争など、日本の軍国国家としての歴史が詰まっている。
こっそり自身の紫綬褒章の勲章が紛れてたのはご愛嬌。

3階では、見たかった「スタイアライズド・スカルプチャー」シリーズの写真が惜しみなく展示されてて、かなり見応えがありました。ヨウジヤマモトや、ギャルソン、ディオール、シャネル、イブ・サン・ローランなどの服たちが黒のレイヤーの中で美しく映えた写真群です。
いつもの階段の上にはジョン・ガリアーノデザインのディオールのドレスが展示されてました。

さらに奥では、タルボットのネガを焼いた「光子的素描」シリーズ。
そして、今回「歴史」を最も反映している「ファーストビジターズガイド」という展示。
桐の箱にひとつひとつ、ジオラマシリーズの写真などが収められていて、2億5千年前の地球から、未来の地球までを旅することが出来ます。
中には広島の原爆記念館にある被爆者のジオラマも。
ちょうど見たところだったのと、もうすぐ展示からなくなるというタイムリーさでした。
中々お茶目な展示ですが、ちょっと恐いSFの世界観。
人間が滅びるほど、世界が荒廃しても、地球は千年ほどでその前の状態に回復できるとか。

全体として3回の中で最も楽しめた展示だったかもしれません。8月21日まで。
途中で作家のIさんにお会いしました。狭い世界やなぁ。。。
さて、次回「宗教」でラストです。どう来るかこうなったら見届けるしかないですね。


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テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: 「宗教」の感想もお待ちしております

はじめまして。
実はもう行ってきました。。。
レポート近日アップします。よろしくお願いします。

「宗教」の感想もお待ちしております

はじめまして。

杉本博司の「アートの起源」展、すべてを廻った方の感想を探しているうちに、こちらにたどり着きました。

「宗教」は私も見に行きたいと思っています。
楽しみです。
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