第8回ヒロシマ賞受賞記念 オノ・ヨーコ展「希望の路」@広島市現代美術館

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3年に一度世界平和に貢献した現代作家に与えられるヒロシマ賞。
今回はオノ・ヨーコさんに授与されました。
って、今までもらってなかったのか、ってのが率直な反応でしょう。
ちなみに前回は蔡國強。あれから3年も経つのか。。。
展覧会初日から早速行ってきました。
前回でスタンプカードが貯まったので今回は無料です!
ってどんだけ行ってんねんって話ですね。。。

全体の感想から言わせていただくと、正直大味すぎて肩透かしくらった感じ。
オノ・ヨーコといえば、2004年の春に、この広島市現代美術館でもやってた「YES オノ・ヨーコ」展を思い出します。思えば、この美術館を訪れたのもその時が最初でした。
あの時の展示は本当に素晴らしかった。
彼女がやってきた想像する世界を堪能したのを覚えています。
それに対して今回は、イマイチ想像の余地がないというか、そのまますぎてどうしたらいいのかたじろぐシーンが個人的に多々ありました。
例えば最初の部屋からいきなり壁に文字が殴り書きされてたり、商店街の映像そのままライブ中継されてたり、原爆を思い起こさせる地下のインスタレーションとか。。。
精度が落ちたのかしら、とちょっとがっかりしました。
震災で崩れた家を頭の中で再建する作品もちょっと判断がつきませんでしたね。
でも、さすがに「ウィッシュツリー」や「マイ・マミー・イズ・ビューティフル」のような、観客が参加していける作品はこの人ならではの魅力があるな、と改めて思いました。
参加型の作品って数多くあるけれど、その多くがイマイチのれないというか、あざとい作品が多い中、なんか元祖って感じがして、安心して身を委ねられる感覚があります。
思いっきり参加してきました。
でも、やっぱ全体としては不満の残る展覧会でした。10月16日まで。

毎度見逃せない広島現美の常設展。
この季節は、やはりヒロシマをテーマにした常設企画になるのだけれど、今年はなんといってもヘンリー・ムーアの「アトム・ピース」が堂々とお目見えしてたのは感慨深かった。
前回のサイモン・スターリング展のおかげですね。
あの展覧会は地味ながら、伝説に残るような展示だったと思う。
あそこまで日本の現状とマッチするのは恐いぐらいすごかった。
サイモン・スターリング「仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)」@広島市現代美術館
あと前回のヒロシマ賞作家の蔡國強のWTCを背景にキノコ雲上げてる写真は何度見てもすごい。
予言的な作品を作ってしまう作家ってのがいるんですよね。

あと、岡本太郎の「明日の神話」の原画展も。
こちらは肝心の壁画が結局広島に手に入らなかったわけだけど、せめてChim↑Pomのあの追加された一枚は所蔵できたらいいなと思う。てかあれ今どこにあるんだ?
どうしてもあの絵を頭の中でつけて見てしまう自分がいます。

他にも映像ルーム(?)で上映されてた田村友一郎の作品がおもしろかった。
googleのストリートビューをつないで作られた映像。すごい。
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