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加藤翼「ホーム、ホテルズ、秀吉、アウェイ」@アートエリアB1

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ブログ放置気味です。。。
なんとなく最近は前ほど足繁く展覧会とか見てません。
まあ、それでもまだ見てる方だと思います。前が異常でした。
やっぱ地震の影響もあるのか、なんだかちょっとやそっとの表現なんかじゃ心が揺れない。
で、最近は展覧会とかより、原発関連の映画とか観てます。
「六ヶ所村ラプソディー」と「100,000年後の安全」を観た。
六ヶ所はもう心にグサグサきた。理不尽極まりなかった。
いつでもどこにでも弱者はいて、それに浸け込む強者がいる。
わかっていることだけれど、それを目の当たりにするのは非常に辛い。
この映画は物凄く観ていて辛かったけど、観てよかったと思う。
この虚しさをどう糧にして自分は生きて行くべきかを考えました。
一方100,000は、映像を綺麗に作りすぎて、逆にそれがノイズになって入ってこなかった。
100,000年という途方もない時間を人類はどう乗り越えていくか。
途方もないけど、100,000年後という設定は不謹慎だけどドキドキする。
100,000年前のネアンデジタール人に向けてメッセージをどう放つか。
これこそアートで何かできないかな。
原発の近くには必ずと言っていいほど、安全神話を強調するような彫刻が置いてるそうだけど、そうではなく、ギュンター・ユッカーやマグダレーナ・アヴァカノビッチのような、見ているだけで痛くて泣きたくなるような作品を置こう。怒りや悲しみといった感情だけは、100,000年後も変わらないだろうと思う。アートの持つ普遍性を100,000年後の生き物に託そう。

と、まあ最近はこんな感じ。
それでもいくつか展覧会は観ていて、特になにわ橋駅にあるアートエリアB1でやってた加藤翼君の展覧会は、ちょっと想像を超えて素晴らしかった。
本当は次に書くChim↑Pomの展覧会を表題に挙げるつもりだったのだけど。
彼の作品を観るのはこれで3度目。
1度は京都で、2度目は東京で。
昨年の「六本木クロッシング」はこの震災後にこそやってほしいテーマだと思う。
「アートは可能か」
震災後、何度もこのことを考えました。今も考えています。
しかし、今日彼の展覧会を観て、少しは可能なのかもしれないと思いました。
彼の作品は、部屋を象ったでっかいオブジェを多くの人と一緒にひっくり返すというもの。
まるで童話の「大きなカブ」を思い出す。
いつもは木材そのままだけど、今回はミラー板を貼って、周囲が映しだされていた。
今回は、中央公会堂、太陽の塔、大阪城と大阪を代表するような場所で展開。
まずは中央公会堂。サイズはまあまあ。結構あっさり終わる。
お次は万博公園。これはめちゃくちゃデカイ。加藤作品史上最大だそう。
それでもたくさんの人の力でその大きな物体はあっさりとひっくり返る。
そして最後。これがなんといっても白眉。
このパフォーマンスが行われたのはあの地震の2日後。
今回は前の2つと全く印象が違う。
ひっくり返す時にできるだけ音を立てないようにひっくり返そうというのである。
それをしようとすると、余計に人の力が必要になる。
いつもは途中からオブジェの自重に任せるものを、敢えて人の力で最後まで操作する。
静かにその大きなオブジェがひっくり返った時、涙が出そうになった。
何か、人の想いがものすごく伝わってきた。
鎮魂の儀式のようにすら見えた。
もしくは、復興を願う祈りの儀式。
どんなに大きなものでも人が集まれば大きな力となり動かすことができる。
この作品は、震災後ものすごく大きなものを孕んだ気がする。
この展覧会の冒頭は、大阪城のパフォーマンスの前に加藤君自ら参加者の人たちに向けた演説で始まる。
「アートは可能かもしれない」
そういうことを教えてくれるとてもいい展覧会。
今週末まで。最終日にはヤノベケンジ氏との対談もあるみたい。
今月末には、この展覧会の図録が出るそうなので買おうかと思う。
http://artarea-b1.jp/event/pickup1105.html


Cim↑Pom「REAL TIMES」@スタンダードブックストア
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岡本太郎の「明日の神話」に絵を付け足して、軽犯罪法で書類送検などと、色々世間を騒がせたこの方たち。
以前も広島に「ピカッ」と書いて怒られてますね。
そんなこんなで色々話題の展覧会ですが、ついに大阪にも回ってきました。
東京では入場料500円やったのに、大阪では800円!
ってだけで行こうか迷いましたが、観といた方がよかろうということで観てきました。
案の上例の岡本太郎の作品はあの騒動自体が大きな作品なので、むしろ物自体は副産物みたいな感じで、特に何も思いませんでしたが他の作品がすごくよかった。
特に入って正面にあった、福島で気合い入れやってる映像。
そこで知り合った若い地元の漁師さんと円陣組んで気合100連発。
こうやって泣いてなんかいられないという思いがひしひしと伝わってきた。
むしろ感傷に浸っているのは、自分のような被災していない人間なんだ。
会場では、この100連発が入ったCDがもらえます。
で、その横では、なにやら携帯が鳴っている。
出ようと思ったがやめといた。あとで説明読んでやめといて良かったと思った。
なんと、新聞とかでちょっとエッチな広告だして、それを見た人が実際会場に置いてある携帯にかけてしまっているというわけ!リアルタイム!!
さらにその電話がなる度に電気が点いて、その性欲で発電しているのだそう!
只今特許申請中だそうです笑
他にも狭い会場なのに色々出てた。結果的に行ってよかったと思う。
この人達も前述の六本木クロッシングに出てたけど、マジであの展覧会再演してほしい。

関連記事 六本木クロッシング2010:芸術は可能か?@森美術館


他に見たやつ。
・松井智恵・Hyon Gyon「On a Knife Edge-二つの向こう岸」@京都芸術センター
・Jean-Luc Vilmouth 「Around Time」@MORI YU GALLERY KYOTO
・柳澤顕「Painting as a System」@ARTCOURT Gallery
どれもピンと来なかった…。
ジャン=リュックはパフォーマンスまで見たけど楽しみ方がわかんなかった。
柳澤くんはなんとなくスケールダウンしてた。

こんな感じで。
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テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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