安喜万佐子「Absence of Lightー 歩行と逆光」@galerie16

昨日から始まった安喜さんの個展に行ってきました。
安喜さんは大学の大先輩で、卒業後も色々お世話になってます。
作品はテンペラ技法を使った絵画から金箔を使ったものまで。
伝統の技法を使いながら、安喜さん独自の視点を築きあげています。
特に今回の個展では、その感覚がこれまで以上に研ぎ澄まされているように感じました。
例えば今回の展覧会タイトルにもなってる「Absence of Light - a tree -」なんかは、もう木を描いてるというより、その間を描いているというか、まさに逆光を描くことで像を浮かび上がらせているような感覚。
像が強い光で焼き付いている印象を受けます。
まるで、原爆で焼き付いた像のような。例えは悪いかもしれませんが、光の暴力性のようなものすら感じられるとても「強い絵」に到達していました。
これは金箔を使用した作品がより分かりやすいかもしれません。
金箔の下から滲み出る紅の色がとても不気味です。
また、今回街の絵にも挑戦されています。かなり苦戦されてたようですが、確かにこれはまだまだ余地がありそうな感じ。木とは違い人工的な真っ直ぐなラインで構成されています。もう少しグチャグチャになってもよかったかもしれません。
また今回最も印象的だったのは、入ってすぐの左の壁の絵。
ゴッホの絵に出てくるような牧歌的な風景で、他の絵と比べると具象性が強いように思いますが、ところどころ風景が破けているようなところがあって、見れば見るほど変に思えてくる。これはなんだかすごい。今回の展示作品の中でも、もっともありえない風景かもしれません。
などなど、とにかく作品数が多くてびっくり。
16の空間に窓のように配された数々の風景たち。
ギャラリー以外の空間にも数点あります。
ここ数年の集大成です。オススメ!
安喜万佐子website>>http://www1.kcn.ne.jp/~yasuki/


さて、ここで告知です。
展覧会行かれると下の画像のポスターが貼ってると思います。
これは来年1月に京都精華大学内のギャラリーフロールで行われる展覧会で、この安喜さんが発起人となって、私森川穣も参加させていただくことになっております。
この展覧会は美術家だけではなく、脳科学や俳句など様々なジャンルを超えた展覧会となります。
どうなるのかは本人たちも未知数。また追ってお知らせします。
会場にはこのポスターの名刺サイズ広報が置いてます。記念に持ってってください。デザインは僕!
この参加者の中には今回の安喜さんの展覧会DMで詩で競演している木下長宏さんも参加。
僕がとても好きな本「美を生きるための26章」の著者です。うーん、楽しみ。

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