松田啓佑「WORDS LIE ?」@eNarts

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久々にギャラリー回ってきました。といっても3つですが。
烏丸から小山→neutron→eNartsとすべて徒歩。さすがに疲れた。
小山のシュテファン・バルケンホールは良くも悪くも期待通り。
予定調和的に素晴らしかったです。特に階段登って正面に見える壁に寄り掛かるような作品。
すごいのが、最初の部屋すべて制作年が2011年!制作ペースが早過ぎる…。
それ以外も去年の作品ですからね。
ドローイングはよくわからなかったです。
オープニングは関西の関係者全員集合ぐらいすごい人だったそうです。
なんせバルケンホール本人によるトークですもんね。すごい。
僕は残念ながらギャラリーの番の為に行けませんでした。
展覧会は3月19日までです。

続いてneutronの森太三さんの展示。今年初neutron。
前に画像見て、行かねば!と思ってました。
滴る雨水の如く粘土の粒たちが壁を伝う。
ここの展示方法としてはかなり合ってるとは思いましたが、画像で見てた時より硬い印象。
雨水のような柔らかさがあまり感じられず残念。
あともう少し色を絞った方が美しかったと思う。
ポートフォリオ見てたら、昨年滋賀の倉庫でもやってて、その時の白い雨粒の方が綺麗。
こちらは3月6日まで。

そして今回なんといってもよかったのがeNartsの松田啓介君の展示
行かねば行かねばと思いつつ最終日ぎりぎりになってしまいました。(明日まで)
以前から各方面で、すごいという声は聞いてましたが本当にすごかった。
しかも、想像してたプリミティブなすごさとは違っていい意味で裏切ってくれました。
ポートフォリオを見る限り、昨年からかなり変化したように見える。
というかこのポートフォリオもすごい。。。タイトル手書き!
中には写真をそのまま貼ってるやつとかもある。豪快。
タイトルがそもそもすごい。
「消えてくれ」(2006) 「ぶち壊す」(2006) 「自分なくなれ」(2006) 「すべてどうでもいい」(2006) 「自由になりそうになると吐きそうになる」(2007)等々。。。
どうしたん?と心配になります笑
今回の新作はすべて「UNTITLED」。
元々作品にタイトルを付けるのが嫌だったそうですが、学生の頃担当の先生に付けなさいと言われて半分無理矢理付けてたそうです。その嫌さがタイトルにそのまま反映されてるのかな?笑
それでも、これらのタイトルは松田くんの作品をうまく言い表しているように見える。
圧倒的な拒否感を作品たちが放っているから。
すべての作品が鑑賞者に対して背中を向いているように見えた。
それは、アバカノヴィッチの彫刻を見たときの感触に近い。
視線を投げかけても横滑りしていく感覚。
それでもその背中は何かを今にも物語そうな予感に満ちている。
見れば見るほど眼が離せなくなってしまう不思議な魅力に溢れていました。
特に地下へ降りる階段の踊り場にある作品が僕の中では白眉。
ポートフォリオを見ただけなのではっきりと断言はできませんが、今回の新作群で顕著なのが、画面の中に間が出来たことがすごく大きな効果を発揮しているように思えます。
何も描かれていないその間にほとばしる絵の具のシミ。
それらと、臓物のような塊とで構成される画面が素晴らしかったです。
個人的にはドローイングにあまり魅力は感じられなかったけど、油彩はとても良かった。
とても不思議な作家さんです。
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