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今村遼佑 第5回shiseido art egg 「ひるのまをながめる」@資生堂ギャラリー

IMG_2212.jpg

資生堂の今村くんの個展を観に行ってきました。
ちょうど今週からはじまるstudio90の展示以来を今村くんに伝えた頃(去年の9月ぐらい?)、このshiseido art eggの入選を耳にしました。
それを聞いたときは本当にうれしかったし、あの地味な(失礼)作品が数ある応募者(261件)から選ばれたのは驚きでした。審査員の審美眼は相当鋭いですね。
なので、本当に楽しみで楽しみで仕方なかった展覧会。
レセプションにも行きたかったけど都合が合わず。
どっちにしろレセプションみたいながやがやした中で見るのは不向きなのはわかってたので。

さて、資生堂に着いて、上の写真を撮ってる時、一人の女性がギャラリーへ続く階段を下っていかれました。そのあとに続こうとしたら、なんでかそのまま戻ってこられました。
ん?と、彼女を見送り地下に降りて納得。

何も、ない!笑

いや、わかります。ないことはないです。あるんです。そう見えるだけです。
でも、何も知らない人から見たら、確実に搬入前後の状態ですよ!
あんだけ、からっぽな資生堂の空間を観たのは初めてでした。
でも、とりあえず階段の踊場にはドローイングが展示されてるので、何か展示されてるっていう暗示にはなるのかな?でも踊り場から見る風景は本当にからっぽ…。
ドローイングは一昨年のsiteでの個展「ノックする。」のドローイング。
家型の中で様々な出来事が起こっているという大きな紙に小さなドローイングです。
そしてさらに降りていって、そのからっぽに潜入。
まずはオルゴール。これがすべてのきっかけになっているのです。
そして小さなハンマーが床の近くにあり、それを見下ろすとその先にライトが点滅している。さらに先には糸巻きが糸を巻き、紙くずとマスキングテープが吊るされては落ちるを繰り返している。そしてもう一個ライト。
奥の部屋では、なんと梱包用の紐!上の方にもハンマーがあった気がする。
これらが本当に些細にあの空間に配置されています。
多分要素としては僕が見つけたので8つ。
オルゴールが電気信号を送る装置になっているそうです。

いやはや、本当に大胆な展示。
これだけ攻めてる展示は中々見られないと思います。
こんな展示するのは絶対相当勇気が必要。本当に男気あふれてますよ、彼は。
物で空間を埋めるのって、造るのは確かに大変やけど、展示しちゃえば安心出来ちゃうんですよね。
その点今村くんのこの展示に関しては、もちろん造る苦労も多々あるでしょうが、展示してもさらに安心出来ない感じがすごいです。さらに器械で動いてるので、止まらないかという心配も。。。
ターナー賞のマーティン・クリードや去年のスーザン・フィリップスを思い出します。
彼らの展示はマジで何もなかったですからね。上には上がいます。
(クリードに関しては当時賞を捨てたとすら言われてたらしい)
こういう展示は作品の力を100%以上信じてあげられるからこそできるんですよね。
作品と作家の信頼関係がこういう展示にこそ垣間見れたりするのです。
そしてこの展示は空間が広ければ広いほど映えます。
明らかにsiteの時よりよかった!期待を超えてくれました。嬉しい。
僕の作品も結構通り過ぎられますが、今村くんには敵わないかも笑
特に吊るされてるモチーフがいい。
梱包紐は、前回の藤本さんの搬出時に出たゴミらしいです笑
いやはやお見事な展示でした。おすすめ!!

今村遼佑 第5回shiseido art egg 「ひるのまをながめる」@資生堂ギャラリー
2011年2月4日(金)-2月27日(日) 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00 月休
http://www.shiseido.co.jp/gallery/



さて、いよいよその今村くんの90での展示が今週金曜日から始まります。
僕はその文章を書かなければ…。また告知します!

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ジャンル : 学問・文化・芸術

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