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石上純也展「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」@SHISEIDO GALLERY

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会期ギリギリの滑り込みで行ってきました、石上純也展@SHISEIDO
噂には聞いていたけど、これは本当にすごい展覧会。
会場に模型が全部で56点展示されている。
どれもこれまでの「建築」の概念を覆すようなシロモノのオンパレード。
ひとつひとつ挙げていけばキリがないが、中でも地球を一周する橋にはびっくり!
まっすぐどこまでも延ばしていって最終的に地球を一周してつながる。
その軸力のみで橋は浮くので柱のない橋が完成する、というもの。
あと、大気圏を突入するんじゃないかという高さのスカイスクレーパー。
資生堂のあの高い天井の上まで伸びてました笑
家の中で雲を作って雨を降らせるとか、海を繰り抜いて都市を作るとか。
この人の脳の中は一体どうなんってんじゃい!エイリアンです。
でも、すごく突飛ではあるものの、なんだか懐かしい感じがするんですよね。
こういうことって子供の頃色々空想してなかったっけ?
無理無理と一笑に付すことはとても簡単だけど、別に無理だってええやん。
不可能だっていつか可能になる日が来るかもしれんやん。
そう思わせてくれる微笑ましい展覧会。
あの行き切っちゃってる感覚がとても気持ち良いのです。
カタログが1月にできるそうなのでぜひ欲しいです。
ひとつひとつの模型の細かさもすごかった。
グランパレのプロジェクトは是非見てみたかったです。
来年はロンドンでも個展があるらしい。
建築はまだ全然建ってないけど、この人を見てるとそれはそれでありな気もしてくる。
すごい人です。
関連記事>>KAIT工房 by 石上純也


藤本壮介展「山のような建築 雲のような建築 森のような建築」@ワタリウム美術館
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同じく建築界の鬼才藤本壮介の展覧会。
「山」「雲」「森」というテーマを挙げながら各フロアを明快に分けるキュレーション。
1階で荷物を預けて2階へ。
2階では、透明な筒を組み合わせることで、壁となり家具となり門となるインスタレーション。
初期のPrimitive Future Houseを思わせるようなプログラム。
あれ実際座れたのかな?組むのがとても大変そうでした。
3階は棒に突き刺さった模型たちが所狭しと並んでます。こりゃ荷物持って通るのは無理だわ。
この棒が人に当たる度に揺れて恐ろしかった。
石上さんの展示を見たあとだったので、なんとなく白ける。
あの説明文章のつけ方は本当であれでよかったのだろうか?
藤本さんの強みであり弱みであるのは、それらが実際に建ってるところ。
それが模型の説得力を増すと同時に、建っているという事実が、模型に孕んでる夢を萎ませている。
それってどういうことなんやろ、と自分でも疑問なんだけど、例えば、東京アパートメントの模型を初めて見た時にすごく感動したのに対して、実際建ってみると、あの時の感動は微塵も感じられなくなってしまった。逆に未だに建つことのないPrimitive Future Houseは、模型であることの意義がすごくあると思う。
石上さんの場合は、建ってないことが強みになってる。
なんだか矛盾しまくってるけど、そこをどう乗り越えるかが2人にかかっています。
4階は都市のインスタレーション。1人通るのがやっとな細い道を通過しながら見る。
これはあまりに現実感がなさすぎてよくわからなかった。
この展覧会は来年の1月16日まで延長されたみたいです。まだの方是非。
会期中チケットは何回でも有効。
ってかこの美術館久々に来たけど狭すぎ!
マリオ・ボッタの日本唯一の建築なんやけど、これは完全に失敗してますね。
動線がエレベーターのみって!ありえない。
<関連記事>
武蔵野美術大学 美術館・図書館 by 藤本壮介
東京アパートメント by 藤本壮介
SUMIKA project ♯1
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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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