BIWAKO:ことのは

BIWAKOの搬入だんっ!(ついった風。やってへんけど)
ってことで今日は近江八幡に行ってきました。
当初はこの猛暑の中の搬入が恐怖でしたが、そこは日本家屋の底力。
風の通りがよすぎて、そこまで暑くなかったです。
僕の展示は屋根裏なんですが、そこですら暑くなかった。
もちろん作業中は汗だくですが、全然動ける温度。
どうして今の建物はそこから学ばずに切り捨てちゃったのかな?
今の建物ってどこにも隙間がないですよね。
風を通すことより、冷暖房の空気を逃がさないことに終始している。
昔の建物が内包している豊かさってやっぱあるんですね。
そんなことを思いつつ、3時間ちょいでサクッと完了。
毎回これぐらいスマートにできたらええんやけど。。。
今回の作品はアトリエでほぼ準備ができたので、実際の展示は配置の問題ぐらい。
でも、やっぱ僕の作品はインスタレーション。
アトリエで形はできたとしてもそれは決して完成ではない。
現場に作品が配されてようやく完成する。
絵描きなら「最後の一筆」。彫刻家なら「最後の一彫」。そんな感じ。
それがアトリエで達成できないのは結構つらい。
搬入当日まで安心なんて絶対できない。
でもやっぱ現場にぴったりハマった瞬間の達成感はたまらない。
今日もその「至福の時」を味わって帰ってきました。
今回の作品は、当初計画してた作品と全く違う作品です。
現場を見て、急遽変更しました。
作品を場所に当てはめるのではなく、場所に作品を当てはめていく。
僕の場合、主役は作品ではなく場所。
作品はあくまでその場所を引き立てる為の存在。
この作品自体は2年程前から温めていたものでしたが、ようやくお披露目。
名前は「ことのは」。
当初のタイトル「天上の庭」はなんかあざとすぎたからやめ。
にしても相変わらず写真に収めにくい作品。
自分で撮れる気がしなかったので1枚も撮らずに帰って来た。
プロに任せよう。プロに。
さて、金曜日は田中の搬入のヘルプ行ってきます。
知人作家のF君は、一週間泊まり込みで搬入してるらしい。。。お疲れさん。
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