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建築はどこにあるの?@東京国立近代美術館


本当に気持ちの悪い展示でした。。。
先日の担当キュレーター保坂さんのトークの話も相まって、今回の焦点は、「如何に建築を美術館に持ち込んでいるか」でした。
そして残念ながら、まさに「建築はどこにあるの?」な展示。
終始、どうしてこの人たちがこんなことやる必要あるんだろう?と考えてました。
ほとんどの建築家が、建築を放棄しているような気すらしました。
五十嵐太郎氏が大絶賛していて、期待していた中村竜治の「とうもろこし畑」も思った程の新しい感覚はなく、むしろ、名和さんの「air cell」を想起させるようなモアレで、しかも、それが構造にしか見えないという中途半端な感じ。もしこれが中に入ることが出来たら違っていたかもしれません。
建築は、結局空間に帰結します。
その中に身をおいてこそ体験できるものが建築という芸術。
その「中に身をおく」ことができたのは唯一最後の伊東さんの展示でした。
やはり唯一建築をしていたのはこの人だったと思う。
彼は、美術館の中に美術館を作っていました。
数年後にできる「伊東豊雄ミュージアム」のモックアップといった感じ。
斜めの壁をどう展示に切り替えるかという命題をこの展覧会を利用してやってました。
最近出た「伊東豊雄読本」の中で、伊東さんがこの展覧会に関して語ってらして、オープニングセレモニーで若い建築家たちに一括入れたというエピソードが載っています笑
以下抜粋
「あなた方がやっていることは余裕があり過ぎるんじゃないか?」ということ。なぜなら、彼らのインスタレーションは展覧会向けに「コレ、面白いでしょ?」という表現で、終わってしまっているように見えたからなのです。
ぼくは、若い建築家たちが「明日の建築」を、どう提案するのかを見たかった。「君たちは、それに全く答えてない」と言った

なんだかすごく切ない話ですよね。世代ギャップなんでしょうか?
とりあえず僕にとっても解せない部分が多い展覧会でした。8月8日まで。


中村竜治「bench between pillars」@西武池袋7F休憩所





前述の展覧会にも出してた中村竜治氏によるベンチ。
座るとブランコの様に揺れます。
ちょっと座るのが恥ずかしいですが笑


日比谷花壇 by 乾久美子





前述の展覧会のキュレーター保坂さんの奥さんの建築(無理矢理)
7.5mという無駄に背の高い花屋さん。
昨年の講演会で聞いてて早く見にいきたかったのだけど中々行けなかった。
うーん、なんか思ってた程の新しい感覚はないかな。
全部違った高さだったらもっと面白かったかも。

デイヴィット・アジャイ展「OUTPUT」@ギャラリー間

アジャイを呼んでくるなんてTOTOさん渋すぎ。
日本で彼の建築がこうして紹介されるのは非常に稀有な機会だと思います。
しかしアジャイが昔日本に留学に来ていて、少なからず茶室の影響を受けていたのは意外。
冒頭にも書かれていましたが、光のことをすごく考えていて、確かに彼の建築は「光の漏れ方」に特徴があるのだと思います。
建築への隙間のアプローチが絶妙。
特に一番最初に紹介されてたロンドンのパビリオンは滅茶苦茶美しかった
。模型の時点でヤバい。
あと巨大建築に対しては独特なモザイクが用いられていて、あのパターンはどう決められているのかが気になりました。ロシアの大学が大変なことになってた!
展示としては非常にシンプルで、模型、写真、平面図と、前述の「建築はどこにあるの?」と対照的な展示。
オラファーやオフィリとやったみたいなアーティストとのコラボをまた見てみたいです。
書籍が出てて、買いそうになったけど、なぜか全部白黒だったのでやめました。
<関連記事>
David Adjaye
Rivington Place by David Adjaye
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