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Won Seoung Won @ Gana Contemporary


昨年の丸亀での「Double Fantasy」にも出ていたウォン・ソンウォンの個展が開催されてたので行ってきた。
というより、真の目的はこの平倉洞(ピョンチャンドン)というエリアの視察。
実際、ソンウォンのデジタルコラージュとも言うべき、様々な景色を合成した写真作品は確かに面白いのだけど、何度か見ると飽きるし、実際まだ2回しか見てないのに何の新鮮味も感じなかった。
それよか、平倉洞。
ここは地下鉄の駅がなく、バスかタクシーしか交通手段はない。
観光客にバスは厳しいと聞いていたが、気合いで乗り込む。
地下鉄3号線のGyeongbokgung駅から1711か1020番のバス。
バス停の名は「Byucksan Pyeongchang Hillstate」。
一応英語のアナウンスも流れるが、耳をダンボにして目的のバス停で降りる。
途中2度程トンネルを潜り抜けたりして不安になりつつ。
そして辿り着いた先は、超セレブエリア。
映画「うつせみ」に出てきたような風景!
ほとんど城といった佇まいの家々。これぞまさに「ヒルズ族」。
日本は財閥解体で本当の金持ちは存在しない。しかしここにはある。
アートを受け入れる土壌がこんなところにあるんですね。日本は敵わないわけだ。

それに寄生、もとい、寄り添うようにギャラリーがいくつかある。
その中でもドンがこのGANA
もはやギャラリーの規模ではない。立派な美術館です。
多分オークションハウスも経営していて、そっちのギャラリーもすごかった。
普通にデミアンの蝶の作品とかあったし・・・。
そして野外にはマーク・クィンのケイト・モスの彫刻がッ!!!
こんなところで見れるとは・・・。


実際ギャラリーの数はそこまで多くはないけど規模が桁違い。
閉まってたけど、Gallery SejulKimi Artなど。


そして、Gaain Galleryへ。そもそも、ここの地図を信用したのが間違いでした。
地図ではとてもシンプルだけど、スケールが明らかにおかしい。
しかもここは基本的に丘なので坂道の傾斜が半端ない。
そこらへんのリムジンに乗せてもらいたかった・・・。
GanaからGaainまで、頭痛と闘いながらなんとか見つけ出しました・・・涙
でもここでやってたFred Sandbackの展覧会が良かったのでよしとします。
糸で空間に幾何学を描くようなミニマルなインスタレーションなんだけど、完成度というか、その糸の付け根が床や壁、天井にまったく埋まっている!
シンプルに見えて、かなり大掛かりな仕掛けをしていると思う。
でもすごくすっきり見せてるのがとても素敵でした。
こういうプロフェッショナルなギャラリーを見ると安心しますね。
作家はもう亡くなってるみたいやけど、とてもよかったです。
平倉洞の案内はこちら


さて、舞台は移って、ソウル最大のギャラリー街安国駅周辺エリア。
世界遺産の景福宮や、工芸品店の並ぶ仁寺洞など、観光客が最も集まるこのエリアに普通にギャラリー街が存在しているところにソウルの凄さがある。
前の記事にも書いた現代美術館別館もこの当たりにできます。
「犬も歩けば棒に当たる」ほど、ここはギャラリーでいっぱい。
クラシックもコンテンポラリーも入り交じってるので選んで入りましょう。
実際行き当たりばったりでどんどん入っていったので全ては把握してません汗
その中でもいくつか印象に残ったところ。
まずは、ArtSonje
普通にギャラリーかと思ったらめっさでっかくてびっくり。アートセンター?
年末から年始にかけてはマーティン・クリードとかもやってたらしい。
今やってるのはKim Beomの個展。
どんな作家か調べようとしたら同名の俳優しか出て来ない汗 割愛。
1階は受付と本屋、カフェで展示室は2階と3階。
展示室は壁もないだだっ広いワンルーム。広い。
2階はよくわからなかったが、3階の展示は、色んな物体に学者が丁寧に講義をしているというシニカルな映像と実際のものを組み合わせたインスタレーションでした。


近くのART LINKではこれまた韓国の作家、Chang Eung-Boggの展覧会。
実際ファインアートよりのテキスタイル作家のようで、すごくクオリティは高いんだけど、オリエンタルな雰囲気が好きじゃなかったです。
ここは、サイトを見ると、杉本博司や草間彌生、トーマス・シュトゥルート、ゲオルグ・バゼリッツなど錚々たる顔ぶれを抱えてるようやけどホンマかな?
寺院をリノベーションしたようなギャラリーで結構周辺に多いです。


続いてHakgojae Gallery
ここも寺院をリノベーションしたギャラリーのようです。
やってたのはChoong Supの月に関する作品。
とてもポエティックな彫刻やインスタレーションで結構好きな感じ。
ここのお抱えは、ジャッドにステラ、ペノーネにライマンなど、超ベテラン揃い。


すぐ側のKukje Galleryでは昨年のヴェルサイユでの展示も記憶に新しいザヴィエ・ ヴェイヤンの展覧会。
開いてたので普通に入ったら、展覧会は明日からだと言われる。
でもほとんど作品見れたのでよし。ってかあまり好きじゃないし。
ここはビル・ヴィオラやオラファーなどすごい展示をやったりする、らしい。



他にも学生の家を改装したようなギャラリーとかがあって、結構リノベーション型のギャラリーが多かったのがおもしろかった。いいなぁ。
準備中だったARARIOなど、おもしろそうなギャラリーがまだまだあるので、また今度来たらゆっくり回ってみたい。


あと 狎鴎亭洞(アックジョンドン)エリアも見逃せない。
ここにはギャラリー現代DoArtなど時代を作ってきたギャラリーやGALLERY 2などの比較的新しいギャラリーなども存在するエリア。観光客にとってはブランドのひしめくショッピングエリアでもある。
残念ながら時間切れで、このエリアはコリアナ化粧品の運営するギャラリーspace*cしか行けなかった。
日本でいうところの資生堂ギャラリーがまさにそれに当たると思う。
ここでは今「ARTIST'S BODY」という企画展が開催中で、アブラモヴィッチやピピロッティ・リストなどの作品を拝むことができました。
そんなこんなでざっと回ってみました。疲れたよ、パトラッシュ。。。
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