Jeanne-Claude Memorial

現地時間の26日。
NYのメトロポリタン美術館の講堂にて故ジャンヌ・クロードの追悼式典が行われました。
参列者は特別招待された約2000人という彼女の功績にしては小さなもの。
レクイエムの演奏に始まり、NY市長のMichael Bloombergを始め、元メトロポリタン美術館館長のPhilippe de Montebelloやスミソニアン美術館館長のElizabeth Broun、オーストラリアの「包まれた海岸線」をコーディネートしたJohn Kaldor、建築批評家のPaul Goldbergerなど8人のスピーチがあり、どれも彼女を悼むというより、思い出話を仲間内でしているような、とてもアットホームな雰囲気で、彼女のユニークなキャラクターを彷彿とする涙のない式典です。
最後はずっとクリストとジャンヌの活動を撮り続けてきたMaysies兄弟がこの式典の為に再編集したジャンヌの映像が流されました。
彼女の激動の人生を皆で振り返り、今は遠いところで静養しているであろう彼女を想うようなとてもいい式典です。
この式典の様子はライブストリーミングでインターネットを介して中継され、今もクリストとジャンヌのHPで見ることが出来ます。
約1時間半ですが、好きな方は是非。
http://www.visualwebcaster.com/CVJ/67362/event.html
にしても何故彼女の没後約半年も経ったこの時期なんだろうか?
そしてクリストのスピーチが是非聞きたかった。
ところで最近ようやく昨年末に出た「LIFE=WORKS=PROJECTS」を読破。
改めて彼らの凄まじ過ぎる業績を噛み締めました。
ずっとクリストとジャンヌの近くで彼らの活動をサポートしてきた柳正彦さんによるテキストがすごくリアルでドキドキしました。
早くとも2012年に行われる「Over The River」は必見です!

- 関連記事
-
- ジグマー・ポルケ逝去 (2010/06/15)
- ルイーズ・ブルジョワ逝去 (2010/06/01)
- Jeanne-Claude Memorial (2010/04/28)
- Pritzker Prize 2010 (2010/03/29)
- 坂茂 on 情熱大陸 (2010/03/25)