Xavier Veilhan @ Versailles








昨年から始まったヴェルサイユ宮殿での現代美術展。
去年のジェフ・クーンズに続き今年はフランス人のザヴィエ・ ヴェイヤン。
ヴェルサイユ宮殿自体初訪問で、どんなもんかいなと、期待半分で行ったわけですが、わけわからない広さに足が完全に駄目になってしまいました・・・そりゃ市民怒るわ!
ゴルフ場何個入んねん、って広さ。どこまでがヴェルサイユ?
イギリスのバッキンガム宮殿なんてかわいいもんです。
そんな中に作品が点在してるわけですが、正直特に感想はなし。
あー、なんかオサレな作品やね、って感じ。フランス人って感じ。
「建築家」の彫刻シリーズはおもしろかったけど、それは単純に知ってる人を探す楽しさであって、作品そのものがいいってわけでもない。ちなみにこの彫刻の中には妹島和世に安藤忠雄、ジャン・ヌーベルにノーマン・フォスター、レンゾ・ピアノなどなど。
どこまで行っても終わらない・・・。泣きそうになる。
遠くの泉に作品があるというのでがんばって行ったのになんと噴水。しかもその噴水が見られるのは一時間後・・・無理。引き返すのが半端なく辛かったです。
んー、去年のクーンズは見てみたかったのだけど。
ちなみに来年は村上隆。結構おもしろいことになりそう。
ってか、やる人がやればかなりやばいことになりそう。
オラファー・エリアソン辺りがやったら絶対行ってみたくなる。。。
あと、宮殿の部屋をカプーアの作品が通り過ぎて行く幻想を抱いてみたけどそれはさすがに無理やろうな、と思いつつ。
これは恐ろしい企画やなーと思ったのが収穫かな。
Humberto & Fernando Campana 'Garrafa' @ la Marechalerie

ヴェルサイユの目の前にある建築学校での展示。
日本でも何度か目にするデザインユニットカンパーナ兄弟の展示。
こちらも昨年から学生と作家が恊働で作品を作るという企画で、昨年は川俣正が展示していて、それも見てみたかったなーと思いつつ。
行ったら普通にどこでやってるのかわからなくて、それとおぼしきとこで聞いたら2時半からとのこと。あと2時間ぐらいあるので諦めようとしたら、なんとその人が特別に見せてくれると言ってくれてお言葉に甘える。
わざわざ僕のためにライティングとかもやってくれて、作品を堪能しました。
作品は、20万個のペットボトルを輪切りにしたやつをひたすら繋げて行って、海藻のような有機的なフォルムに組み立てて行くという気が遠くなるような作業の集積。緑の光で海底にいるような感覚にさせてくれる。身の回りのものでこれだけのイリュージョンを作り出すのはさすが。最近の「エコ」ともデザイナーなりの昇華の作法なのかしら。
本当にありがとうございました。メルシーボクー!!
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