神楽坂→銀座
はい、またまたまたまた東京です。
今回は大分前に計画していたものなのです。
しかし4、5、6月連続ですよ…阿呆です。
で、今回はいくつかギャラリー巡り。
神楽坂エリア
坂にうんざり。地味な場所にギャラリービル。
束芋「台所にて」@高橋コレクション
束芋のドローイングって見る機会は意外となくて、今回日本初公開だそうです。いつも映像で観るそれはとてもたくましい線で描かれていて、紙から紙へと彼女のイメージがたゆたっていて観ていてとても楽しくて気持ちがよかった。彼女の有名な台所の映像も何度見てもきもくて楽しい。明日は原美術館に個展観にいきます。
With Marcel Duchamp@Kodama Gallery Tokyo
日本のギャラリーでデュシャンボックスを普通に見れるなんてとても不思議な気分でした。真ん中にそのボックスを据え、それに関した画廊作家のグループ展。キャプションがなかったのでどれが誰の作品かわからなかったのが残念。それにしてもここのえらいさんらしき人が肌すけすけのきわどい服着てクッキー食いながらバイト君に指示出して客の前で作品かけ直させたりしてたんだけどあれってどうなやろ。プロ意識を持ってほしいなぁ…。
銀座エリア
ギャラリー多すぎ。取捨選択が重要。
オラファー・エリアソン展@Gallery Koyanagi
今年の原美術館の展覧会でもそうだったけど、この人の作品はホント規模がでかいのでギャラリーなんかでできんのかな、って思いながらそんな期待せずに行ったらこれまたよかった!!ギャラリー空間をめいっぱい使ってオラファーワールド炸裂!思ったよりはるかに作品数があって、小さい空間ながらとても観甲斐がありました。特に原美術館でも観たカメラオブスキュラの作品は本当にすばらしかった。わが師の作品とかなり似ててすごいデジャヴュでしたが…。
塩保朋子「ブレッシング ウォール」@INAXギャラリー
知り合いの塩保さんの東京本格個展。
京都の同時代でも同じ作品を見ましたが、今回は会場が暗く、スポットライトの陰影が強調されて、影がすごいことになってた。それにしてもホントにすごい仕事量ですよね…。
ところで観てたらなんと小谷元彦氏が隣に!!小谷さんといえばヴェネチア・ヴィエンナーレの日本代表に選ばれたりと若手ではものすごい出世頭。普通にエレベーターとか一緒だったんですけど…。ってか僕展覧会行くとよく有名作家さんに出くわすんですがそんなもんなんでしょうか…。たしかにあの人たち芸能人でもないから、僕みたいなアートオタくらいにしか気づかれないんでホントどうどうと観てらっしゃるんですよね…。
植松琢磨「生命の部屋Ⅰ」@ASK?
植松さんの作品は結構観る場所によって印象が違う。初めて観たのはGallery wks.での個展。この時はマンションの最上階という場所ということもあり、なんだかすごく浮遊感漂う展示でよかったのですが、次で観た大阪現代アートセンターの展示はちょっと空間が微妙で作品もよく見えず、正直今回の展示もそんな感じでした。なんか病室みたいな印象。ひとつひとつの作品が空間にひっぱられてる感じ。いくつかいいかもと思うものもあったけど、やっぱり感動にはいたらなかったです。
西野達「天井のシェリー」@メゾンエルメス
エルメス入るのすんげぇ勇気要ったけどがんばって入った…。香水の香りとかすごかった。建築もなんかすごいね、ここ。
今回の展示はこのビルの屋上にさらに工事用の足場が組まれててワンルームマンション風の小屋が。これ外からも見えて楽しい風景になってます。で、中は女の子の部屋みたいになっててベッドにはでっかい白馬に乗った王子様!!(笑) もうホント笑いそうになった。あまりに自然にいらっしゃるんだもの、王子様。それにしても中で机の女の子雑誌を読んでた人はエルメススタッフなのかあれも作品の一部なのかわからんかった。これ高所恐怖症の人は絶対無理。銀座一望できた。

ホントは六本木のギャラリーも行きたかったけど時間と体力の関係で断念。銀座で友達とマキシム・ド・パリというやたら豪華なとこでケーキを食す。とても場違い。