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塩田千春「流れる水」@発電所美術館


妻有から富山へ。
戦友の実家が富山だったので、宿泊させてもらう。
夜には素晴らしい料理の数々でもてなされる。癒されました。
そして次の日朝一で向かいましたは発電所美術館!!
なんか毎年恒例になってきてるなー・・・。4度目。
この日は偶数日の為バスの運行なし。タクシー利用。皆で乗れば恐くない。

なんだかもう見慣れた感のあるゲートをくぐり拝観料を払う。
でも内心ドキドキが止まらない。
こんなにドキドキさせてくれる美術館は日本でここだけです。
入口あたりから作品の一部が見える。
ベッド、30台。
それらが高い天井から地上に向かって扇形になだれている。
んー、かっこいい。
椅子に座って「あの時」が来るのを待つ。
静寂に包まれる美術館。
たまにどこかから雫の落ちる音が聞こえてくる。
外からは蝉時雨。
山本基さんの時もそうだったけど、蝉の声がより現実から離してくれる。
ぶら下がったベッド達を眺めていると黄泉の国に誘われているかのような感覚。
にしても永い沈黙。
んーまだかなぁ。
しびれを切らして2階の展示。
正直2階の作品にはあまり魅力を感じられない。
数点のドローイングと数点のオブジェ。
特にドローイングは、確実に塩田さんの得意な所ではない気がする。
オブジェもなんだかわざとらしさが見えて何も感じない。
そんなことより2階から見るベッドの様の美しいこと。
360度眺めまくる。
それでもまだ「あの時」がやってこないので、この美術館の特徴の1つであるホールを覗いたり発電所の装置を眺めたりしてたらついにやってきたーーー!!
天井からシャワーが勢いよく放水される。
これは、すごい。
しかもそれが10分以上続いてもう何がなんだか。
いきなり美術館はスコールがやってきたような轟音に包まれる。
裏からの眺めがおすすめポイント。
ベッドからしたたり落ちる水が本当に美しい。
2階からもいいね。ベッドにあたって砕ける水。
水の色んな表情が見える。
そして放水停止。
水がベッドから滴り落ちて、やがて再びあの沈黙が訪れる。
いやはや、もう凄いの一言です。

今回印象的だったのは、ベッドの白さ。
受付に置いてあるドキュメント的な写真にも塩田さんがベッドを白く塗ってる様が写し出されてましたが、確実にこれまでとは違う。
昔ケンジタキで発表された同じくベッドとシャワーの作品(今回の展覧会イメージにもなってるやつ)では完全にベッドが錆びてて、もっとおどろおどろしいいんですよね。
やはりこれは塩田さん自身が母になった変化でもあるのかもしれません。
塩田さんの作品を評する時によく使われる単語「不安」。
それが今回の作品にはあまり感じられませんでした。
流れる水は命の水。
なんだか希望のようなものすら感じる神々しい展示。
会期も延長されたようなのでまだの方は是非。必見です。
こちらのブログで写真がたくさん見られます>>Art Lover Blog


塩田千春「流れる水」@発電所美術館
2009年5月30日(土)~9月23日(水・祝)
9:00~17:15(最終入場は16:45まで) 月休 祝日の場合は翌日休



にしても塩田さんの発表が凄まじい。
金沢・富山・新潟と北陸制覇して、東京、ロンドン、そして来週からはスイス!
どういうスケジュールになってるんやろ・・・。

<関連記事>
塩田千春「精神の呼吸」@国立国際美術館
塩田千春「沈黙から」@ 神奈川県民ホール
大西伸明 「LOVERS LOVERS」@発電所美術館
内藤礼「母型」@ 発電所美術館
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非公開コメント

No title

ご紹介ありがとうございます。
1泊2日、京都・奈良博・大阪堂島、芦屋あたりをくるくると
スルット関西で回ろうかと。
そちらのギャラリーも回れそうなら頑張ります。

No title

付けたし。
大阪のミナミにあるコムデギャルソンのショップにギャラリーがオープンして、第一弾の展覧会「草間彌生」展がやってますよ。

No title

今日カタログが届いて、あの日の記憶を反芻してます。
あの水が滴る音がいいんですよね。わかります。
発電書美術館ではいつも他では味わえない体験ができます。

関西来られるんですね。
目的は堂島リバービエンナーレですか?水都もご覧になるのかな?ということは大阪ですか?とりあえずアートコートギャラリーはおすすめします。来週やってる展覧会は若手の公募展みたいですが、空間がこれまたおもしろいので。あとは、堂島とアートコートお間ぐらいにある西天満の貸し画廊街も。おすすめはギャラリーwksというマンションの最上階にあるギャラリーと、ギャラリー白でやってる展覧会かな。
京都は今何やってるかわからないのでごめんなさい。来週と言えばケントリッジが京都近美で始まりますね。
まあ、一押しは僕のとこのギャラリーですがね笑

No title

あの水音が止まった後の余韻がたまりませんでした。
本当にここは美術館自体が作品のようなものですからね。

ところで、来週関西に行きます。
ここは!というギャラリーがあれば教えていただけますか?
お願いいたします。
*TBこちらもさせていただきました。
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