KYOTO ART MAP
今日は京都へぶらり。
まずは中比良真子展「bird eyes」@neutron。
中比良さんは僕の精華の先輩です、といってもあまり喋ったことないけど・・・。この人の絵は1年の時から学校の廊下とかで見てていいなぁ、と思ってて、それ以来結構中比良さんが出してる展覧会は見せてもらってます。
今回は街を俯瞰したような絵画シリーズ。
正直前の「over there」のシリーズとかの方が好きだけど、これもこれで中比良作品の魅力が感じられてよかったです。ところであの風景は梅田のスカイビルからの風景だと勝手に推理。
続いて、塩保朋子展@同時代ギャラリー
名和さんとこで知り合って色々作品のこととか聞いてたけど改めて見るとやっぱりこの人の作品はすごい・・・。彼女の作品は写真ではほとんどわからないけど、実際作品の前に立ったときにすごく圧倒させられる。仕事量の凄さにも驚かされるが、やっぱり作品の持つ力が強いと思う。鑑賞というよりも体験といった方が近いような感覚。是非皆さんにも見ていただきたいです。ちなみに彼女は作品を作るのに最低3ヶ月かかるそうです・・・今年はたくさん展覧会が決まってるのでほとんど引きこもって制作の日々だそうな(笑) がんばれー!東京の展示も観に行きます。
三条から七条まで歩いて三十三間堂へ。ずっと行きたいと思ってたお寺なんですが、学生の間に行けなかったので遂にといった感じ。
なんといってもここには1001体の観音像が祭られてるんです。1001と言葉で書くのは簡単ですが、実際その光景は圧巻です。あそこまで多いとは思わなかった・・・。昔はこの寺の名前の由来の33本の柱に極彩色の花柄とかが描かれてたらしく、観音様たちも黄金に輝いてたとか。ちょっとその光景見てみたかったな、と思いつつもけばけばしくてちょっと嫌かもとも思いました。
その後正面にある京都博物館で大絵巻展を鑑賞。
これが半端なかった…
まずは入場まで1時間の行列
いやぁ、行列のできる博物館・・・初めて見ました。
この展覧会はなんといっても国宝級の絵巻たちが一挙に見られるという滅多とないチャンス。しかしここまでの人気とは思いもよらんかった・・・。
チケットも買ってしまったので仕方なく並ぶ。
それにしても暑い!この日は恐ろしく快晴で30度近い気温・・・。スタッフが黄色い日傘を客に配ってて、それが延々と並ぶ光景は作品のようでした(下の写真参照)
1時間してようやく入場。
しかしここで戦いは終わりではなく、むしろここからが戦いだということを思い知らされました…。まず第1展示室では左と右の展示で別々の行列が・・・無理。即行で戦線離脱。こんなん1個1個並んでたら2時間かけても見終わらんわ!ってことで人と人の間から垣間見る程度でどんどん進む。そして今回の目玉「源氏物語絵巻」と「鳥獣人物戯画」に至っては、第6展示室の展示にも関わらず第3展示室くらいからの行列・・・ありえん・・・。これも頭の間から拝見。でも結構見れました。「源氏物語絵巻」はさすがにもう退色も激しかったですね・・・。「鳥獣人物戯画」はやっぱかわいかった(笑) そしてこの展示室を抜けると一気に人がすく・・・。おかげで近くでいっぱい見れました。色がすんごい鮮やかに残ってるのもたくさんありました。
常設展示室ではお目当ての仏像が見れなかった。顔が半分に割れてその間からまた顔が出てるすごい発想の仏像様。あれは西洋の人とかみたら衝撃だと思う。
くたくたになって出てきたら列はさらに伸び90分まちでした。遊園地の乗物状態。
その後この日最終日のフンデルトヴァッサー展を観に京都近代美術館へ。
ここでもなぜかチケット売り場に行列・・・マジでか!
もう並ぶのはうんざりなのでここで裏技(ってほどでもないが)、近くの画材屋で購入。そうすれば前売りの値段で買えるし並ばずに済む。
入ったはいいが、さすがに疲労困憊で作品観る気力がまったくなかったです・・・涙
それに建築の展覧会ってどうやって観たらいいかいまいちわかんないんですよね・・・極彩色の彼の作品たちをボーっと観て終わってしまいました・・・。
これよか常設展示で宮島達男の作品とデュシャンの作品が一緒に並んでる展示が印象的やったかも。ここの美術館デュシャンの作品めっさ所蔵してるくせに中々自分のとこで出してこないんですよね。初めてここでデュシャンの作品観たかも。普段はずっと他の美術館に貸し出してるんでしょうか。便器とかも観てみたいです。
大絵巻展の入場を待つ人々。まるで巡礼。
ここに写ってるのはほんの一部で奥にはさらに長い行列。

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