SUMIKA project ♯1

今回の最大の目的、SUMIKA project。
東京ガス主催で、伊東さんが総指揮を務め、「プリミティブな暮らし」をテーマに掲げ、伊東さんを含め4人の建築家による、新たなる住まいの形を提案するというもの。メンバーは藤森照信、西沢大良、藤本壮介という熱過ぎるメンツ。
しかしなぜか一般には2日間しか公開されないというので、必死になって予約をして観に行ってきました、宇都宮まで。
まずは前半戦、西沢さんと藤本さんの建築からご紹介。

宇都宮のハウス by 西沢大良











SANAAの西沢立衛のお兄ちゃん大良さんの建築。
なんといってもこの圧倒的な存在感の屋根がポイント。
この屋根は、家の中に光を取り入れるためのもの。
光が朝はベッドに、昼はキッチンへと移っていく為、時計などなくても、太陽の光によって生活リズムを掴めるというシステム。まさにプリミティブです。
壁はドアで開閉できるようになってて、春とか気持ち良さそう。
中にはなぜか芝生が。。。これぞ中庭。
正直今回のプロジェクトの中では最も住みやすそうな家。
ただし、建築としてはいくつか疑問が残ります。
まずなんといってもこの屋根。
この存在感はおもしろいとは思うのですが、トリックのわかる手品を見せられてるような感じがして、ちょっと冷める。ここまで屋根が強調する必要ってあるのか?
あと形。実はちょっと凹んだりして歪な形をしているのだけど、中にいてもそれほどわからないし、この形が家のシステムにどの程度影響を与えてるのかが謎。
家の内部の明るさが気持ちいいだけに所々惜しい所があります。

House before House by 藤本壮介





















実は今回最も楽しみにしていた建築。
大良さんの真横に建てられていて、ドアを開けるとすぐです。
積み木のように、箱を上下に無造作に積み上げていったような建築。
まるでアスレチックです。
当日は生憎の雨だったので中々大変でしたが楽しかった!
ドアを開けたらいきなり外とか、外かと思ったら中とか。
靴脱いだり履いたりが面倒くさかったけど・・・。
建築でここまで梯子を多用してるのも珍しい笑
お風呂が埋まっててちょっと入りたい。
一見住みにくそうやけど、慣れたら案外オチャノコサイサイかも。
インターフォンどこにつけんねんとか色んな問題もありそうやけど。
ただ、白ってのがやっぱ気になる。
立衛さんの森山邸ともかぶっちゃうしね。
それでもやっぱ藤本さんは今一番気になる建築家です。
INAX出版から出た本でハマったのだけど、キレキレです。
大分の住宅も見てみたいし、武蔵美の図書館も出来たら即行かなくちゃ。
あー、おもしろい人がたくさんいるのは本当嬉しい。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

> 今僕らが暮らしてる空間こそそうなってる気がします。

ひっこもりは話題に上がる時代ですから、そういう人も多いのかもしれないですが、私が暮らしている空間には刑務所のケの字も感じません。(^^
本当の刑務所での生活というのは、本当に甘くないので、私たちの生活とは比べ物にならないと思います。

> それと比べて上の住宅っていうのは、いやでも外に出なきゃならない。引きこもりが不可能な住宅なんです。

本当の引きこもりは、どこであったも引きこもるので、まずは上の住宅の方にさえ出ようという気は出ないので、引きこもりが不可能になる家とは言えないでしょう。
反対に、友達などを呼んで家の中で宴会、家族や親戚を呼んで華やかに新年会などということは出来なさそうな家に見えます。

私個人的には住みたいとは思わない家です。(-_-;

No title

刑務所という言葉が出ましたが、それは今僕らが暮らしてる空間こそそうなってる気がします。
つまり、クリック1つでものが買えたりする現代に生きてると、もはや一歩も外に出なくても、一日太陽の光に浴びずとも暮らせる時代なんですよね。だから引きこもりなんて現象が生まれるんです。それと比べて上の住宅っていうのは、いやでも外に出なきゃならない。引きこもりが不可能な住宅なんです。
確かに老人や障害者の方々には厳しいかもしれませんが、今のライフスタイルに何の疑問も持たずに暮らしている我々に向けた、建築家からの警鐘ともとれる奥深い作品だと僕は思ってます。

No title

まさにアスレチックですね。
身体にチョットでも障害がある人向きではないし、年寄り向けでもないですね。
ちょっとでもケガでもしたりしたら困るし、小さな子供を持っている人向けでもない。
私には子供なしの若いカップル向けぐらいに限られた建築のように見えます。もしくは、オシャレな刑務所。(笑)

No title

お久!もちろん駆けずり回ってますよ。
藤本さんは本当すごいね。どうかしちゃってます。
白すぎたのが残念でしたが、でもやっぱいい。
ロンドンのSANAA楽しみにしててください。行きてぇ。

No title

おーすげー! 相変わらず駈けずり周ってますな。
藤本さんのは白がちょっと強すぎたのかな?
写真だとちょとそんな感じがするね。
俺も建築見に行きていな。
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

もりかわみのる

森川穣
現代美術作家。
森川穣 website

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

管理者用
カウンター
検索フォーム
To See List
RSSリンクの表示
QRコード
QR