駿府教会 by 西沢大良







先月の「新建築」の表紙にもなっていた、西沢大良による駿府教会です。
SANAAの西沢立衛氏のお兄ちゃんですね。
立衛(りゅうえ)に大良(たいら)。親御さんのネーミングセンス凄すぎ。
余計なお世話でした。
いやぁ、にしてもこのファサードが美しすぎました。
面毎に使われてる木とかが違ってて、すごく表情豊かな建築です。
当日は生憎の雨模様でしたが、濡れた木はまた艶かしくてこれがなんとも。
にしてもこれ、ファサードにくっついてるだけなんかな?
まあ、実際そうなんだろうけど、これが構造として、なんらかの機能を果たせてたら熱い。
もっと「新建築」ちゃんと読んでおけばよかった。妹島さんとの対談なんかもあってすごく興味深かったんやけど。今度立ち読みしよ。
中も木のストラクチャーで、上には天窓があって、柔らかい光を讃えてました。
あー、なんと美しい。
これであの入口さえなければ。。。
敢えてあまり写してませんが、入口の門がキッチュすぎてきもいです。
「新建築」で見た時から思ってたんですが、やっぱ合ってないですね。残念。
四角の角に入口があるっていうアプローチは好きなんですけどね。んー。
しかし、宗教建築の見学って苦手です。
この日は日曜だったため、礼拝があって、たくさんの信者さんが出入りされてたんですが、その周りで、何の信仰心もない人間が写真をぱしゃぱしゃ撮ってるのは、やっぱ失礼ですよね。信者さんからしたら少なくとも愉快ではないでしょう。なんかすごい罪悪感。
行ったら先客の建築信者さんたちもいらっしゃって、その方達もファサードをなでなでしたり、周りでたむろしてたりして、やっぱ、こういうのってよくないよなぁ、って思っちゃいます。写真撮ったらそそくさと逃げる様に去りました。
去年の「瞑想の森」の時を思い出しました。
建築を見る時に、その建物の内容ってのを忘れてはいけないと思います。
よく美術館なんかでも、明らか建築目当ての学生とかいますが、展示されてる作品無視して壁やら階段ばかり見てるのは、美術愛好家から見ても不愉快ですし、やっぱその建物にその目的で来られてる方のことにも気をつけて見学すべきだと思います。
行かれる方はくれぐれも信者さんのご迷惑にならないように心がけましょう。
にしても綺麗な建築やったなー。
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