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ジグマー・ポルケ「不思議の国のアリス」@国立国際美術館


リヒターと並ぶドイツの巨匠の日本初本格個展。ここまでの巨匠にして初とはなんだかなぁという感じ。
前々回東京に行った時にすでに上野で始まってたけど、関西にも巡回するということで我慢して待ちに待った展覧会。しかしちゃんとポルケの作品を観た事がなく、画集などで見ても正直よくわからん作品群なので期待と同時に不安もありつつ会場に潜入。
以前批評家の清水穣さんが「ポルケの作品に直に接した時、写真が作品の全く何をも伝えていなかったことを知った」とおっしゃってたけど、今回その言葉を改めて実感。彼の作品のあらゆる要素が写真では伝達不可能。
その要素のひとつが大きさ。
予想をはるかに超える大きな画面で思わず圧倒されてしまいました。
ほとんどが3mを超える大きさ。
彼の作品イメージはイラストチックなものが多いので、画集で見るとそんなに大きくは決して見えないというわけ。「おまわりブタ」という笑いを狙ってるのかと疑いたくなる作品も実は3mを超す大きな絵。参りました。
もう1つはマチエル。
彼の作品の特徴にそのマチエルにあります。特に「魔方陣」というシリーズでは酸化鉄やら色々使われてて、見る角度によってなんと色が変わるんですよ。これでは写真もお手上げってなもんです。他にもマンガン、アルミニウム、鉄雲母などなど、普通の絵画では到底使われない素材がふんだんに使われてて素材を見るだけでおもしろいです。そんでもってあえて酸化するような素材を使ったりするから10年後に見たらまた色が変わってたりする作品もある。さすがに一筋縄ではいかない作家ですね。恐れ入ります。
これだけポルケの作品を一同に観れる機会はそうそうないと思うので関西の方は絶対行った方がいいです。こんなに画集のイメージと実際の作品がかけ離れてる作家も珍しいので実物を是非。しかしこの人の頭どうなってるんでしょうか…。
そんでもって常設展ではリヒター・キーファー・バゼリッツを飾ってる区画があって、なんかすごい迫力。ドイツ満喫です。
それにしてもこの国立国際、中之島に移って初っ端がデュシャンでこれはやってくれるかも!と期待させといてその後古代中国の展覧会やったりで肩透かしを食らったもんですが、今後の展覧会を見ると再び期待が持てそうです。次回は伊藤存・今村源・須田悦弘のグループ展。会場埋まるんかいな(笑) その次は小川信治展。次回のやつは行けそうにないなぁ…

こんどは現代美術!@大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室
大阪近代美術館というと、計画から10年以上経ちながらも財政赤字などから一向に話が進まない悲しい幻の美術館。一応コレクションだけは3000点ほど持ってるらしく、その中から今回は現代美術コレクションを展示。実際見て思ったけど正直この美術館の存在意義は時が経てば経つほど薄れているのは明白。特に中之島に国立国際美術館が移った今となっては、もう1つ中之島に似たような美術館が必要とは到底思えません。コレクションも大分被ってるし。近代美術館としては京都にあるわけだし、この際コレクションをどっちかに寄贈すべきだと僕は思いますね。

本城直季「travelogue」@equal
ジオラマ?現実?
いやがおうにも考えさせるこの写真。正解は現実。
この不思議な感覚がどうも納得いかなくて何度も写真の前で唸ってしまいました(笑) 他のお客さんも「なんで?」とか不思議そうで作者としてはしてやったりだろうなぁと想像してしまう…。
どうもこの不思議なピントの合い方にトリックがあるようで、詳しくはしらないけどアオリという技法らしい。それにしてもなんで現実の風景やのにこんなにおもちゃみたいに見えるんやろ…不思議で仕方ありません。本も出ていて、その中に白川郷や東京タワーの写真もあるんだけどどう見てもおもちゃ。笑ってしまいます。興味のある方は是非。
ところでこのギャラリー。作品売買を主に取り扱ってて、名和さんの作品とかも卸してます。こないだ初めて行ったときの鮫島さんもよかったし、中々いいギャラリーだったんですが、これで最後の展覧会だそうです。最後ということで、これまで取り扱ってた作家さんの作品も色々置いてるので是非行ってみて下さい。5月7日まで。もっと早く行っとけばよかったー。

大島成己「Reflections」@Nomart Edition
行ったらちょうど講演会がやってて、ギャラリーの人に半ば強引に参加させられました(笑) 講演会って苦手だ。よっぽど興味あったらいいけど、普通に聞くにはどうも集中力たりません。今回もほとんど頭に入らなかった。
それにしてもあれですね、どうして美術の世界ってこんなに狭いんですかね。今回3人も知り合いに会ってしまいましたよ…。久しぶりの再会(笑)
で、肝心の作品ですが、大島さんのこのシリーズの作品は何度か見てるけど、改めて説明聞いた後に見たら全然印象が違う!ガラスに風景が映っているだけなんだけど、映ってる風景の方が実像なのかなんなのかわからなくなってきて、混乱してしまいました。写真を辿っていくとガラスに映ってる風景がどんどん本物の風景のような錯覚に陥る不思議な写真作品。5月2日まで。
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「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄 @ 渋谷区立松濤美術館

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能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築 @ ギャラリー間

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生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真 @ 東京ステーションギャラリー

・2024.02.14-05.27
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遠距離現在 Universal / Remote @ 国立新美術館

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横浜トリエンナーレ2023 @ 横浜美術館ほか

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・2024.04.06-07.07
ホー・ツーニェン エージェントのA @ 東京都現代美術館

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あいち2025 @愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか

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