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直島 再々訪

3度目の直島へ。
3度目ともなると、なんかコツみたいなのが掴めてさくさく回れるようになります。
今回の目的は2つ。
・内藤礼の家プロジェクトきんざの「このことを」。
・タレルのオープンスカイナイトプログラム。
どっちも予め予約も1ヶ月前からしていざ出陣。

まずは内藤礼のきんざ。
こちらは前回予約したにも関わらず大雨による損傷の補修とかで入れなかった。
今回3度目の正直という事でチャレンジ。
受付のおばあちゃんがとてもかわいい人だった。
こないだポールスさんが来たのよ!と言って、一緒に撮った写真がCasaに載ってるとかで見てみたら、ポールスさんではなく、ポール・スミスだった笑 おばあちゃんにとってはポール・スミスもポールス・ミスも同じなのだろう。
そして前回補修で入れなかったと言ったらその時の災害のお話もしてくださった。なんでも海の水が腰のところまで来て大変だったとか。おばあちゃんも生まれてからずっと直島に住んでるがそんなの初めてだったとか。たしかにきんざをよく見ると、柱の色は途中から変わっているし、随分な高さまで補修されている。幸い作品は無事だったそうだが。
そんな話も聞きつつ、時間が来て中へ。
内藤礼のインスタレーションはいつも1人しか同時に観る事ができない。
だから家プロジェクトの中でもこのきんざだけは予約がないと入れない。
1人15分までと決められていて、時間が来るとおばあちゃんが外から知らせてくれる。
僕はいつも観るのが人より早いので、15分もいらねぇやいと思ってたが15分過ごしてしまった。
とても神聖で、観れば観る程新しいことに気がつく。
それは床に置かれたビー玉だったり天井から吊り下がる糸だったり。
とてもささいなものが、彼女の絶妙な感覚で配置されている。
意外なのが、驚く程にシンメトリーに配されている点。
日本の文化っていうのは、ほとんどがアンシンメトリーである。
シンメトリーというのはあくまで西洋が築き上げて来た美の形なのだ。
今まで内藤礼の作品には日本的なものを感じていたのだけれど、大分見方が変わった。
日本家屋にシンメトリーに置かれたそれは一体何を表しているのかわからない。
しかし、もうそんなことどうでもええわ、って時間が経つ程思えてくる。
置かれた低い椅子に座って、彼女の作品を見ながら、静かな時間が流れる。
建物の下の部分が透明になっているので、通る人の足が見えたりする。
彼女の作品は多分、人々の感情を静かに呼び覚ます媒体のようなものなのかもしれない。
それ自体が作品というよりは、もっと鑑賞者に委ねられている部分が多い。
アートが宗教になりうる瞬間。僕はこういう宗教的な作品がとても好きだ。
与えられた15分はあっという間に過ぎ鑑賞終了。
また今度くる時是非体験したい。

色々回って時間が過ぎ、いよいよタレルの時間。
地中美術館閉館後、チケット売り場に集合し、再び中へ。
オープンスカイの中へ入るとブランケットが配られそれぞれ好きな場所に座る。
45分間、暮れなずむ空を見上げながら、光によって移り行く壁の色と楽しむプログラム。
実際最初空は明るいんやけど、終了時には真っ黒になっていた。
これがものすごくて、やはりタレルは神だと思った。
壁の色に合わせて空の色が変わる。
実際は変わってないのだけれど、目が勝手に色を変えているのだ。
ここからは完全に僕の仮説。間違ってたら激しくかっこわるい。
例えば、壁がピンク色に変色する時、空が緑がかって見える。
これは目が赤の補色である緑を勝手に見ようとする作用からきている。
そして壁が緑の時はその逆。空が紫がかって見える。
タレルの作品はまるで目の中まで操作されているような感覚に陥る。今回も然り。
家プロジェクトもオープンフィールドもここにあるすべての作品が神レベル。
今回ナイトプログラムを体験できて本当によかった。これは体験必須!
是非越後妻有にある光の家にも行ってみたい!

そんなこんなで3度目の直島体験終了。
本村アーカイブでは、新たに建つ西沢立衛による美術館の模型が展示されていた。
水滴をイメージした形の美術館。また直島の目玉が増えるようです。
そして、昨年発表されて話題になった、北川フラム氏による、瀬戸内国際芸術祭がこの直島を含め、瀬戸内海に浮かぶ8つの島で2010年開催されます!
まだまだこの島から目が離せません。
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