クリスト&ジャンヌ・クロード講演会 @ 福岡市美術館


昨年8年ぶりの来日を果たしたクリスト&ジャンヌ・クロード夫妻。(詳細)
その2人が今年再び来日しました!
いやはや、今年で御年72歳だというのに元気な方々です。
先週はアラブのアブダビにいたというのですから・・・。
今回の来日中にも福岡市立美術館(11月6日)、水戸芸術館(7日)、国立新美術館(8日)と立て続けに講演会を行ってます。なんてハードスケジュール。ってことでスケジュールの合う6日に福岡まで行ってきました。
着いた時点ではほとんど人がいなくて、大丈夫なのかこれ、と思ったけど、開演時には会場から人が溢れる程の大盛況ぶり。こんなところまでよくもまあ、って人のこと言えませんな、はは。
講演内容に関しては、昨年とほぼ同じでしたが、少し話が具体的になってた。
まず「OVER THE RIVER」プロジェクトに関して。
このプロジェクトはアメリカのコロラド州にあるアーカンザス川の上空を9.4kmの布で覆うというもの。相変わらず大きなプロジェクト・・・。早くとも2009年に許可を得て、2年間の準備期間を経て、2012年の夏に2週間行うとのこと。これも暫定的なのでどうなるかわからないけど、できたら今度こそ行きたい!
この人たちのプロジェクトはとてつもないお金と労力が必要。
このお金全てを夫妻が自費で出費してるんだからただ事ではない。
そしてなんといっても公共の場所を使うので交渉が一苦労も二苦労も必要になってくる。今回も2029ページにも及ぶ申請書を作成。この時点でかかった費用が150万ドル(約1億6千万円)。ありえん・・・。
そしてもう1つ並行しているプロジェクトがUAEで行われる「マスタバ」プロジェクト。
こちらは39万500個ものドラム缶を使って砂漠にピラミッドのようなものを作るというもの。
これに関しては100億円かかるとも言われている・・・。
そして今回びっくりなのが、これは恒久作品になりうるということ。
クリストの作品といえば、これだけの労力をかけながら、実際展示されるのは2週間やそこらという短い期間。この「仮設性」が彼らの作品の特徴だったのですが、このプロジェクトに関しては特別らしい。
多分彼らももう長くないし、これが最後のプロジェクトになる可能性も視野にいれてるのかな。
80、90にもなって、これだけの労力は酷ですからね。寂しいけど。
それでも本当にバイタリティ溢れる2人。
ジャンヌ主導でばしばし質問を回していたけど、最後の作品が叶う瞬間はどんな気持ちですか?という問いに対するクリストの本当に少年のようにうれしそうに語る姿がとても印象的だった。
今回僕も質問したけど(英語で!)、なんか空回ってうまいこと核心まで辿り着けなかった・・・。どうやってそれだけのお金をマネージメントしてるんだろうってことを聞きたかったんやけど・・・。まいっか。
そんなこんなで、彼らのほとばしるエネルギーに触れられた貴重な講演会でした。
最後は物販で売られていた商品にサイン会。
長蛇の列ももろともせず次々サインしていく2人がこれまた凄かった・・・。
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