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Rivington Place by David Adjaye


デイビッド・アジャイによるリビントンプレースが先日ついに完成しました!
4面違う表情を見せるファサードはとても魅力的でかっこよすぎです。
ここにはIniva(Institute of International Visual Arts)とAutograph ABPという2つのアートと写真関連の組織が入っていて、それぞれ展覧会などを行う場所になります。また中には図書館などもあり、様々なアーカイブにもなってる(んだと思う)。
早速中では展覧会が行われていましたが、こっちは特になんとも。
中はちょっと低めの天井と黒を基調にして全体としてシックな印象。
ほとんど撮影所とかのため、一般に公開されるのはほんの一部で、すぐ見終わってしまった。
なんにせよ、これでアジャイの名がさらに飛躍する事は間違いないでしょう。









Elektra House by David Adjaye

前回アジャイを調べてた時、最も見たかったのがこの建物。
しかしこれは個人の住宅のため、住所は一切明かされておらず断念。
だがしかし!先日とある筋から住所の情報ゲット。情報社会って恐いですね。
ってことで早速行ってきました。
その通りを歩いていると、突如として現れる周りと一線を画す建物。
この感覚は安藤の住吉の長屋を見た時に感じた感覚に近いですね。
遠くから見ただけでめっちゃかっこいい!
にしても、このフラットなファサード。どこから出入りしてるのかと思えば、ちゃんと隣に勝手口がありました。
そして驚きなのが、この建物に使われている素材。なんと木なんです。
写真等で見てた時は、錆びた鉄かなんかを使ってるんだと思ってたんですが、近くで見ると木目が!特殊な樹脂で加工してるらしいですけど、どうしてこれが雨の多いロンドンでそんなに退色もせず耐えられるんだろう。
住宅なので中に入れないのが残念だけど、横から垣間見ると大きな窓があったり、多分上のガラスからそのまま自然光が降り注ぐようになったりしてるのでは、と色々想像を膨らましていました。こんな家に住みたい。
にしてもカメラをパシャパシャ撮って近隣住民にめっちゃ怪しまれた。ごめんなさい。
ところでアジャイの場合、RCA時代の旧友に住居を頼まれることが多いらしい。なぜなら世界一学費の高い芸大に行ってただけあって、金は持ってるわ、芸術に傾倒してるわで、住むのもデザインハウスに住みたいってんで、友達のアジャイに頼むってわけ。普通の建築大学じゃ、皆自分でデザインできるし、ちょうどいいバランスなんでしょうね、RCAは。同大学出身の美術作家で98年のターナー賞受賞者でもあるクリス・オフィリもアジャイに住居建ててもらってます。
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