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Hiraki Sawa @ Chisenhale Gallery


日本人作家さわひらき氏の展覧会があるというので行ってきた。
彼は高校を出てすぐロンドンを訪れ、イーストロンドン大学で学位、スレードで修士をおとりになってます。どちらも彫刻専攻だったのだけど、スレード大学中に出したテート・リバプールの若手のコンペ「ニュー・コンテンポラリー」にて趣味のように作っていた映像作品を出品し、それがNYのギャラリストの目に止まり、そのままNYで個展。その後日本のオオタファインアーツがついて、着実に作家への道を歩んできてる人です。まだ30という若さながらこの活躍ぶりは頭が下がります。
その「ニューコンテンポラリー」に出して話題になったのが、家の中を戦闘機が飛び交ってるというなんともシュールリアリズム的な映像。彼の作品の特徴は、映像の中でいくつかの風景をミックスして、あり得ない風景を作るというところにあります。
「HAKO」と題された今回の作品は6つの映像からなるインスタレーション。
会場に入ると6つのスクリーンがどんと配置されててめっちゃかっこよかった。
入ってすぐの「moss」という作品は神社の境内をすごい低い視線から映されてる。ストラクチャーだけのミニチュアの家の模型なども映し出されていたが、ちょっとよくわからなかった。
その隣の「the birds and the sea」は今回一番好きな作品かも。海鳥達が海を背景に飛び交ってる映像が延々と続くんだけど、どこか変。でも何が変なのかがわからない。ずーっと目をこらしてみて見ると、多分、海が4つくらい合成されてる。波の立ち方がおかしい。これが真相なのかはわからないけど、でもとにかくかっこよかった。
その前の「talking to the wall」は日本の昔の家の中に切り絵アニメなのがプロジェクションされたり、電灯が揺れたりしてなんだか不思議な映像。不安をかき立てられる感じがした。
その隣は「for a moment」。どこかの海を映していて、後半花火が舞い上がり、その横にはおぼろ月。とてもロマンチックな作品でこれも好きだった。どこかにありそうでありえない風景。
その隣の「kaeri michi」と題された作品は風景が海になったり道になったり刻々と変化していってすごい不思議な感じ。映像が別の映像に侵されていって、その映像もまた別の映像によって侵されていく。ちょっと「リング」のビデオみたいだった笑
最後の映像は「fragment」。おもちゃの時計が現実の時刻をしめしている。
すべての映像の最後は壁紙になっていく。すべてが壁紙になった時がすごいかっこよかった(上写真)
映像作品ってあまり好きじゃないんだけど、今回の展覧会は3巡もしてしまった。なんかいつまで見てても心地いい作品達ですばらしかった。インスタレーション自体もよかったし。
そして音楽がよかった。Takeshi Nishimotoという日本人のギタリストらしい。やばいわ、これ。音源が欲しい。検索したら彼のMySpace発見!何個か音楽のってるけど格好良過ぎや!!必聴!
ところで今回の作品コンセプトがよくわからない。「HAKO」という展覧会タイトルは、作家がヴィクトリア時代の人形の家と箱庭療法への興味からだとかなってるけど、どの映像にもそんなもの読み取れなかったぞ。うーん、わからん。
しかし本当にわかりづらい場所にあるにも関わらず何人か見に来てた。アート狂いめ。。。<オマエダ
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