ANNETTE MESSAGER @ Centre Pompidou


ちょっくらパリへ小旅行。
ポンピドゥーではちょうど、前回のヴェニスビエンナーレでフランス館に金獅子賞をもたらした女性作家アネット・メサージュの展覧会がやってたので、これは見なければ、と駆けつけてまいりました。
彼女のことは、そのヴェニスで初めて知ったわけですが、今回彼女の作品の多様さにびっくりしました。とりあえずその時に出してた、赤い布が空気で膨らんだりする作品しか見た事がなかったので、もっとなんかルイーズ・ブルジョワ的な作品を予想してたのですが。
ポンピドゥーに入ると、まず身体の一部を網で吊るした作品が登場。(上の写真)
その下には繭のような白い塊がたくさんあって、1つが機械仕掛けで動いてた。
この時点ではブルジョワとレベッカ・ホーンを足して2で割った感じかな、とか思って見くびってました、正直。
しかし会場に入ってびっくり。彼女の作品はまさに独創的で上記の2名の作家にはない、洗練された趣味の良さを感じさせる気持ちいい作品達。やはりそこはフランス人なのかな、と思ってしまいます。
剥製にぬいぐるみを着せた作品や、鳥の死骸に服を着せた作品。身体にドローイングを施した写真作品。ぬいぐるみをつなぎあわせて新たな生物を作り上げたり、機械仕掛けでそれらが動いたり、一歩間違えば目も当てられない程趣味が悪くなりそうなのに、全然そんな感じはしない。グロテスクとかわいさの間を絶妙なバランスでつなぎ合わせてる寓話的な作品世界。会場はまさに彼女の世界が爆発してて、観客はその森の中にどんどん引き込まれていく感じ。
ちょっと見くびってただけに大満足な展覧会でした。
どうやら彼女の展覧会が来年の夏森美術館でも開かれる模様。
多分これと同じものだと思うので、是非行ってみてほしいです。
アートがわからない人にでも楽しめる展覧会。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

もりかわみのる

森川穣
現代美術作家。
森川穣 website

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

管理者用
カウンター
検索フォーム
To See List
RSSリンクの表示
QRコード
QR