名和晃平 / オラファー・エリアソン

「此処は何処ですか?」
「此処は東京です。」
東京に行ってきました。いやー降った降った、雪、雪、雪
朝の大阪は普通に晴れててこりゃ大丈夫やと思ったんですがね…東京着いたら東京じゃない景色が広がってましたとも…
今回飛行機で行ったんですけど、今考えたら飛んだのが奇跡だ。
まず東京に到着したのが10時。この日は特別にSCAI THE BATHHOUSEのビューイングルームを見せて頂けることになってたのでまず最初は六本木へ。12時に名和さんと約束してたのでそれまでアマンドで時間潰し。12時少し過ぎてから名和さん到着。早速ビューイングルームへ。ちなみにビューイングルームとは一般公開のギャラリーとは別に顧客のみに解放された売買目的の場所。普通は入れないんだけど名和さんの計らいで入らせてもらいました。普通のマンションの一室でちょい驚いたけど、名和さんの作品がたくさん置いてありました。アトリエで作られた作品たちがちゃんと展示されてて輝いてました。素晴らしい。10分ほどお邪魔してそそくさと失礼。いやー、中々こんな機会ないから見れて良かったです。
その後原美術館へ。目的はオラファー・エリアソン。彼の作品は自然現象を使った規模のでかい作品で、まさか日本の美術館で個展を開くなんて夢にも思わなかったのでこれだけははずせません。今回は光を使った作品を数点展示。本当に綺麗でした。特にレンズを使って美術館の外を投影した作品は、外の雪景色がものすごく綺麗でその時ばかりは雪に感謝しました。あと霧の作品はやっぱすごかったです。会期が1ヵ月ほど延長されてるので東京に行かれる方は是非。
ところでこの美術館で名和さんの手伝いしてる2人に偶然会いました。美術好きが集まる場所は決まってるのだと思うと悲しくなりました。
最後は谷中の名和さんの個展会場SCAIへ。1番上の写真はその谷中の風景。
下町情緒溢れる谷中の町は北陸地方の温泉街のような風景になってました。
SCAIは元々銭湯だったところをギャラリーに改装した特異な場所なので、今回はさらに特異になっておりました。で、内容は名和さんのScumという発砲ウレタンを使った作品が大変なことになってました。これは現場で作る作品なので僕は今回初めて目撃。いやー、でかかった。その全貌は是非行って確かめてください。あと6mにも及ぶドローイング。今回の名和さんのドローイングはお世辞抜きでかっこいいです。今回の個展は名和さんの新展開がたくさん詰まってる本当に見応えのある展示なので、行ける方は是非!2月25日まで。ちなみに金曜日のオープニングには100人近い人が押し寄せギャラリーが大変なことになったらしいです。そんなオープニングが日本で起こるなんて…やはりそれだけ注目されてるってことなんですね。さすがです。僕が行った時は雑誌のインタビュー受けてて、雪の中撮影させられてたけど(笑) この約1ヵ月後には大阪で個展です。信じられんスケジュール。死なないようにがんばってください。
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