Herzog & de Meuron
2000年のテートモダンの開館以来、2001年にプリツカー受賞。今年はRIBAゴールドメダルまで受賞するなど、ここ最近の彼らの活躍は目を見張るものがある。プロジェクトもいくつも進行中。
そんな彼らの建築がこのバーゼルには山のようにある。
バーゼルは彼らの地元なだけに、まさにH&deMのホームグランド。
そこで見てきた彼らの建築のいくつかをご紹介。
Schaulager, Laurenz Foundation (2003)
Ruchfeldstrasse 19, 4141 Munchenstein

テートモダン以降彼らのミュージアム建築には定評がある。
そんな中でも一際有名なのが2003年に竣工したシャウラガー。
この美術館は主にプライベートな美術館で、パブリックには一年のうち半年しか公開されない。年に展覧会を1回するだけなのだ。
にしてもでかい。このスケールは実際行ってびっくりした。
おかげで全貌をカメラに収められなかった。でかすぎる。
中に入ると独特の蛍光灯の配置と壮大な吹き抜けにびっくりする。
これだけ大きいのに今回も使われてるのはグランドフロアと地下だけだった。
今回はRobert Goberの展覧会。さすがに半年に1回だけということで気合い入ってた。一番すごかったのは、階段から滝のように水が流れ落ちてきて、その真下の排水溝に水が流れていくんだけど、排水溝の下が海底のようになってた。設置はどうやったんだろう。作品搬入というより工事に近かったんじゃなかったろうか。あまりこの作家についても知らなかったし、この作品以外作品がバラバラすぎてあまり集中して見れなかったというのが個人的な感想。上の階とかもバンバン使ったらええのに。
Basel Stadiam (2001)
St.Jakobstrasse 395, 4052 Basel

彼らのスタジアムもこれまたかっこいい。昨年のワールドカップにも使われたミュンヘンのスタジアムや、来年の北京オリンピックのスタジアム、そして最近発表されたイギリス南部のポーツマスにできるスタジアム。そのどれもがすごくクール。
そしてこのバーゼルのスタジアム。上記のスタジアムに比べると小ぶりだが、とてもいい。表面のでこぼこはミュンヘンのそれや、青山のプラダにも見られるアプローチ。
前のコンクリートで出来た建物も彼らによるもので独特なパターンが展開されている。
ところで中田浩二ってここのチーム所属なんかな?写真撮ってたら「中田浩二を探してるのか?」と何人にも聞かれた。「イエス」と答えたらどうしてくれたんだろう。
Basel Station Office Building (2005)

フランス国鉄駅と並んで、バーゼル駅最西端にあるオフィスビル。
この独特な色使いがなんとも彼ららしいが、個人的にあまり好きな配色ではない。
中にも入れなかったのでなんとも言えない感じ。
下には中華系スーパーとかが入ってた。
Signal Box (1995)
Guterbahnhof Wolf, Basel

テート以前の建築で最も有名な彼らの作品のうちのひとつ。
実際は鉄道の信号やポイントの切り替えを行う建物。
銅の帯が巻き付けられているが、途中でねじれているので、見る角度によってモアレ現象のような感じになって非常におもしろい。こういう表面へのアプローチはさすが。
近くの駅舎も彼らによるもの。
Rosetti Building Cantonal Hospital(1999)
Spitalstrasse 26, 4056 Basel

大学病院の医薬研究室として建てられた建物。
築200年以上の建物に囲まれたこの建物。ガラスに緑のドットがプリントされている。古い建物にはガラスの建物というのがお決まりコースだがそれだけで終わらせないのが彼ららしい。
Schutzenmatt Housing (1993)
Schutzenmattstrasse 11, Basel

間口6.3m、奥行23mという非常に小さな住宅。
1階がブティックでその上に4戸の住居をもつ5階建ての建物。
ファサードはパリの住宅と同じく黒いシャッター。
スリムなフォルムは安藤忠雄の住吉の長屋に似ている。
SUVA Housing & Office (1993)
St.Jakobstrasse 24, Basel

引き上げ窓の中にまた窓があるという特徴的なファサードの建物。
Shwitter Housing & Shops(1988)
Allschwilerstrasse 83, Basel

あまりに地味過ぎて普通に通り過ぎた。
あー、中身が気になる。住宅建築の嫌なところは中に入れないところだ。
彼らの建築が人気があるのは一重に毎回違う挑戦をしてくるところにあると思う。
これから続行中のプロジェクトも楽しみなところ。
そんな彼らの建築がこのバーゼルには山のようにある。
バーゼルは彼らの地元なだけに、まさにH&deMのホームグランド。
そこで見てきた彼らの建築のいくつかをご紹介。
Schaulager, Laurenz Foundation (2003)
Ruchfeldstrasse 19, 4141 Munchenstein

テートモダン以降彼らのミュージアム建築には定評がある。
そんな中でも一際有名なのが2003年に竣工したシャウラガー。
この美術館は主にプライベートな美術館で、パブリックには一年のうち半年しか公開されない。年に展覧会を1回するだけなのだ。
にしてもでかい。このスケールは実際行ってびっくりした。
おかげで全貌をカメラに収められなかった。でかすぎる。
中に入ると独特の蛍光灯の配置と壮大な吹き抜けにびっくりする。
これだけ大きいのに今回も使われてるのはグランドフロアと地下だけだった。
今回はRobert Goberの展覧会。さすがに半年に1回だけということで気合い入ってた。一番すごかったのは、階段から滝のように水が流れ落ちてきて、その真下の排水溝に水が流れていくんだけど、排水溝の下が海底のようになってた。設置はどうやったんだろう。作品搬入というより工事に近かったんじゃなかったろうか。あまりこの作家についても知らなかったし、この作品以外作品がバラバラすぎてあまり集中して見れなかったというのが個人的な感想。上の階とかもバンバン使ったらええのに。
Basel Stadiam (2001)
St.Jakobstrasse 395, 4052 Basel

彼らのスタジアムもこれまたかっこいい。昨年のワールドカップにも使われたミュンヘンのスタジアムや、来年の北京オリンピックのスタジアム、そして最近発表されたイギリス南部のポーツマスにできるスタジアム。そのどれもがすごくクール。
そしてこのバーゼルのスタジアム。上記のスタジアムに比べると小ぶりだが、とてもいい。表面のでこぼこはミュンヘンのそれや、青山のプラダにも見られるアプローチ。
前のコンクリートで出来た建物も彼らによるもので独特なパターンが展開されている。
ところで中田浩二ってここのチーム所属なんかな?写真撮ってたら「中田浩二を探してるのか?」と何人にも聞かれた。「イエス」と答えたらどうしてくれたんだろう。
Basel Station Office Building (2005)

フランス国鉄駅と並んで、バーゼル駅最西端にあるオフィスビル。
この独特な色使いがなんとも彼ららしいが、個人的にあまり好きな配色ではない。
中にも入れなかったのでなんとも言えない感じ。
下には中華系スーパーとかが入ってた。
Signal Box (1995)
Guterbahnhof Wolf, Basel

テート以前の建築で最も有名な彼らの作品のうちのひとつ。
実際は鉄道の信号やポイントの切り替えを行う建物。
銅の帯が巻き付けられているが、途中でねじれているので、見る角度によってモアレ現象のような感じになって非常におもしろい。こういう表面へのアプローチはさすが。
近くの駅舎も彼らによるもの。
Rosetti Building Cantonal Hospital(1999)
Spitalstrasse 26, 4056 Basel

大学病院の医薬研究室として建てられた建物。
築200年以上の建物に囲まれたこの建物。ガラスに緑のドットがプリントされている。古い建物にはガラスの建物というのがお決まりコースだがそれだけで終わらせないのが彼ららしい。
Schutzenmatt Housing (1993)
Schutzenmattstrasse 11, Basel

間口6.3m、奥行23mという非常に小さな住宅。
1階がブティックでその上に4戸の住居をもつ5階建ての建物。
ファサードはパリの住宅と同じく黒いシャッター。
スリムなフォルムは安藤忠雄の住吉の長屋に似ている。
SUVA Housing & Office (1993)
St.Jakobstrasse 24, Basel

引き上げ窓の中にまた窓があるという特徴的なファサードの建物。
Shwitter Housing & Shops(1988)
Allschwilerstrasse 83, Basel

あまりに地味過ぎて普通に通り過ぎた。
あー、中身が気になる。住宅建築の嫌なところは中に入れないところだ。
彼らの建築が人気があるのは一重に毎回違う挑戦をしてくるところにあると思う。
これから続行中のプロジェクトも楽しみなところ。
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