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酒 航太写真展 「山林的」@ スタジオ35分 / 酒航太写真展 「見ると見られる」@ 中野駅ガード下ギャラリー「夢通り」

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今年最後の展覧記事は友人・知人たちの展示まとめ!

酒 航太写真展 「山林的」@ スタジオ35分 / 酒航太写真展 「見ると見られる」@ 中野駅ガード下ギャラリー「夢通り」 (-12/29 -12/28)
35分の酒さんの2つの展示。
まずはホームのスタジオ35分での個展「山林的」。
タイトルは俳人の永田耕衣のエッセイ「山林的人間」から取られたそう。
これまで動物園の中の動物たちを撮り続けてきた酒さんの新作は、動物はおろか生き物が全く写っていない山林を写していました。
どこか焦点が定まらない霧の中のような風景はまるで夢の中を彷徨っているよう。
檻から解き放たれて外に出たはいいもののどちらに向かえばいいのかわからない。
そんな不安や焦燥にも似た感情が湧き立つような写真たちでした。
ガラスの反射で写真がうまく撮れないんだけど、ディテールも水墨画のようなタッチで美しいです。
そして中野駅のガード下でも同時開催で酒さんの写真が展示されてます。
「このシリーズは2012年スタジオ35分にて12回にわたり、毎月3枚の動物写真をバス通りに向けて直立させ、鑑賞者は歩道からガラス越しに見るという展示でした。 中野駅の北口と南口を繋ぐ高架下のギャラリーを計測してみたところ、当時の大判プリントが丁度並べられるということがわかり、2023年末、眠っていた動物達に再び公共の場に現れてもらうことにしました。 」(ステートメントより)
ということなんだけど、中野駅にそんなのあったっけ?と思いながら行ったらすぐ見つかりました。
結構通ってるのに見えてなかった。。。
しかもよくよく見るとかなり格好いい展示になってる。。。
通り過ぎる人々にひっそりと無遠慮に視線を送る動物たち。
10年ほど前の作品だけど、この頃は焦点がしっかり合ってるのも面白い。
酒さんは現在東京都美術館で開催中の「動物園にて」にも出品していて、その作品はちょうどこの「見ると見られる」と「山林的」の中間にあたる頃に撮られていた写真で、焦点の定まらなくなっていく感覚が通覧できます。
ちなみにガード下の展示、なぜか15日から冒頭のガラスケースが使えなくなって向かい側に移ったそう。
最初聞いた時は検閲か??と思ったけど、よく考えたらそれなら全部撤去するよね。。。
ただのガラスケースの故障らしいんだけど謎。
ちなみにこのガラスケースは中野区民ならなんと無料で借りられるらしい!!!
中野区に住んでる作家は絶対使った方がいい!!!こちら
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味/処 @ 神奈川県民ホールギャラリー (-1/27)
ここは毎年年末ぐらいに現代美術を扱うんだけど、どれも見応えがあるので横浜嫌いだけど行かざるを得ないのであります。
ただ、今年のテーマは正直よくわからなかった。。。
処はともかく味という言葉がやっぱり強過ぎるというか、だったらもっと味覚に関する作品を出せばいいのではと単純に思っちゃいました。
今回はキュレーターが3人もいるので、2人ずつ推薦作家を出してテーマは後付けなのかな。。。
冒頭のさとうくみ子がなんとなく嗅覚やご飯を連想させる作品だったり、倉知朋之助が県民ホールの目の前にあるそば屋さんとコラボ(?)してたりとかはあったものの。
あと、どれにも作品解説が一切なくてよくわからない。。。
せっかく関東では中々見られない作家さんが見られるという良い機会なのに、作品の意図が伝わらないのは勿体なさすぎ。
そんな中でも個人的には川田知志のフレスコの技法を使いながら抽象的な作品が気になりました。
あとやっぱり今村くんはさすが。
というか、彼にあの大空間を任せたのは今回のキュレーションの数少ない功績ですね。
欲を言えば、暗くせずに明るい空間で見せても良かったのではと思いました。
帰りにまさかのご飯やと間違えて入ってきちゃったおじさんがいて笑いましたw
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愛甲次郎 個展「ピアニシモな鎧」@ TAKU SOMETANI GALLERY (-2024/1/21)
お客さんの次郎くんの個展。
前回中野のMONO.LOGUESのグループ展で観て以来だけど、個展は初。
しかも今回は彼の真骨頂とも言えるモノクロの絵画に回帰。
前回はカラーだったけど、やっぱり白黒の方が映えるな、という印象でした。
和紙の質感が美しくて、そこに様々な表情の黒が載ってていつまでも観てられる作品たち。
人物らしきモチーフに垂直の太く黒い線が走ってる構図も不思議。
今回は少し大きな画面にも挑戦していて、その分垂直の線が増えてるのも面白かった。
タイトルの「ピアニシモな鎧」ってのも良き。
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Idemitsu Art Award展 2023 @ 国立新美術館 (-12/25)
こういう公募展の展示はまず行かないんだけど、友人の田中真吾が出てたので。
初め聞いた時、そんな公募展あったっけ?と思ったら元シェル美術賞だったんですね。
いつの間に名前変わってたんだ。。。
それはともかく内容はまあノーコメントなんだけど、よく考えたら田中の描いては消すシリーズってちゃんと観たの初めてだったので観られてよかった。
灰色にニスがかかった表面は壁に対してすごい鮮やか。
そこに書のような筆跡が載ってて、消すと描くを交互に繰り返してる身体的な作品。
あとお客さんに教えられた後藤瑞穂さんの作品も観られてよかった。
何故かホロコーストを題材にしているという彼女。
まだ学生なのにどうした。。。って感じですが、楽しみな作家さんです。
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最後に展示ではないんだけど、友人夫婦の新居に横手太紀君の作品が設置されるというので行ってきました。
わざわざこの作品の為に棚まで作って気合いの入れようがすごい。。。
スーツケースに瓦礫入れて持ってきてるのシュール過ぎたw
色々微調整しながらその瓦礫を組んで、最後に浮石をセット。
横手くんは軽々とやってのけるんだけど、実際やってみるとめちゃくちゃ難しい!
結局僕はできずに終わりました。今度行ったら再チャレンジさせてもらおう。
これ見ながらお酒飲むの最高だろうなぁ。
設置お疲れ様でした!
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