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CoMbLé by 倉俣史朗

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静岡に倉俣史朗が内装を手がけたバーが今も営業中と聞いて行ってきました。
建築と違って店舗のインテリアデザインというのはそもそも店舗自体がなくなってしまったら残らない儚いもの。
倉俣が手がけた店舗はほとんどがもうありません。
新宿二丁目にあったサパークラブ・カッサドールは、壁画を高松次郎が手がけた伝説的な内装。
近いので前を通ったけど面影すらありません。。。
以前福岡で泊まったホテル・イル・パラッツォにも彼が手がけたバーがあったそうですがそれも今は夢の跡。
新橋にあった鮨店「きよ友」は閉店後もファイドンのオーナーだったリチャード・シュラグマンがなんと10年近くも家賃を払い続けて営業再開に向けて尽力していたようですがそれも叶わず。
但しこの内装は2014年に香港のM+が買い取って、まさかの移築という形で残っています。
とはいえそれも展示品。
ここもいつか行ってみたくはありますが、生きた空間として体験してみたいとずっと思っていたのがようやく叶いました!

場所は静岡駅から徒歩10分ほどの繁華街の建物の2階。
1階から看板でテンションが上がります。
ちなみに「CoMbLe」という店名は、倉俣自身が命名。
フランス語で「満たす」という意味でロゴも倉俣作。
ドキドキしながら扉を開けようにも扉が独特過ぎてまず開け方がわからないw
なんとか開けて中に入るとそこは完全なる倉俣ワールド!!!
1988年のオープン当初からほとんど変わってないそうです。
ここまで完全な形で残ってるのは本当にここしかないと思います。
入口にいきなりオバQランプがお出迎え。
丸い天井やカーブした壁、黄色や緑などの色がところどころに取り入れられたデザイン。
椅子も倉俣独特の4本脚なのに上の1本が抜けているデザイン。
トイレのドアもカーブしてて凝りまくり。。。
オーナーの中山昌彦さんは寡黙ながら質問すると丁寧に答えてくれて、貴重なプロダクトや資料も見せてくれました。
そしてまさかここで「雪国」が飲めるとは!!
倉俣のデザインを全身で感じながら美味しいお酒を飲めるバー。
是非行ってみてください。

静岡市葵区呉服町2-7静専ビル2F
OPEN 19:00~25:00(L.O.24:00)
日祝、第二月曜日休業
CoMbLé instagramはこちら

ちなみに近くにある「名代かつ丼 おざわ」の内装も初期の倉俣の内装らしいです。
僕が行ったのは定休日で行けなかったけど気になる人はぜひ。
写真で見る限りどこが??って感じですが、食べログ3.42なので普通に美味しそう。こちら

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倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 @ 世田谷美術館 (-2024.01.28)
そして現在倉俣の展覧会が開催中!
アアルト展以来の世田谷美術館。相変わらず美しい美術館です。
あの時とは順路が逆で、通路を通ってガラス窓の空間に倉俣を代表する4つの家具が優雅に置かれてます。
ロビーにもあったけど「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」ってよく見たら脚もパンチングメタルなんですね。
これで支えてるの何気にすごいのでは。
展覧会は時系列に倉俣の歩みを丁寧に追っていく順路で、初期の株式会社三愛所属時代の展示を通して改めて「インテリアデザイナー」という言葉すらなかった時代から彼は仕事を作っていたのだと思うと凄いですよね。
1965年11月に独立して自身のクラマタデザイン事務所を立ち上げてからの家具も実験的だけど実は実用的なのが面白い。
特にアクリルでできた箪笥は中も見れて浮遊感もあって欲しいと思っちゃいました。
インテリアデザインを手がけた店舗のスライドなんかは体験したかったなぁと唾垂らしながら見てました。。。
その後も光の家具や後期の代表作の「ミス・ブランチ」など、これまで散見してた家具がずらっと並ぶ様は圧巻。
展示がかなり贅沢な空間の使い方をしてるのが印象的。
「硝子の椅子」は実際座ったらどういう感覚なんだろう。。。
羽根が浮かんだアクリルの椅子も初めて見たけど素敵。
その他夢日記なんかも展示されてて、相当ロマンチックな人だったんだろうなぁと想像。
56歳という若さの死は本当に早過ぎましたね。
ここまで総括して観られるのは中々ない機会なので是非。
世田美の後は富山県美術館、京都国立近代美術館へ巡回します。
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その他デザインの展覧会2つ。

魔除け-見えない敵を服でブロック!- @ 文化学園服飾博物館 (-2024/2/14)
結構期待してたんだけど期待したほどではなかった。。。
パンデミックもあったので時制に合った好企画だとは思うんだけど。
とはいえいくつか興味深いものが展示されてました。
最も興味を惹いたのはウズベキスタンのパランジャという衣装。
背中に見せかけの袖がついてて、さらにその袖先についてる房飾りが揺れることで魔を追い払うというもの。
あとはインドの鏡がついたものや、中国の北斗七星を表す7つの円紋がついたものや五毒(蠍、蛙、蜘蛛、蛇、ムカデ)がアップリケされてるもの(毒を以て毒を制す)等。
シリアの背中に神聖な花であるチューリップの模様が施されたコートも普通に可愛かった。
あとパネルでしか紹介されてなかったのだけど、タジキスタンで男児が女の子の服を着てたのがめっちゃ気になった。
意外にも背守りが紹介されてなかったり、せっかくなのでアベノマスクとかも展示しちゃえばいいのにとか現代に繋がる展示もあれば良かったなぁと思ったりしました。
このテーマで民藝館とかもやってほしいですね。
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イヴ・サンローラン展 @ 国立新美術館 (会期終了)
書くところないからここに。
前のシャネル展もそうだったんだけど、イヴ・サンローラン本人には興味があるんだけど、彼のデザインには興味ないことに行ってから気づくパターン。。。
今回も人多いのもあってほとんど素通り。
最後の方の有名なモンドリアンの黒パターンには感動したけど。
美術館でやるファッション展ってほとんど退屈なんだよなぁ。
ディオール展ぐらい派手にやってもらわないとねぇ。
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